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2009/11/29

◇2009/11/29 トップリーグ 花園ラグビー場

ラグビーってなんて不思議なスポーツだとおもう。
鍛え上げた肉体と精神力に状況判断力が必要で、しかも紳士のみが出来る球技、それがラグビー。
この夏にみた映画「君はノーサイドの笛をきいたか」の実在の人物のワラビーズに在籍した日本人。
ブロウ・井出さんの映画を見たことで、この不思議なスポーツに魅せられているのかもしれません。





そもそもスポーツには厳格なルールがあって初めて勝敗を競うことができるはずだけれどラグビーに、ルールは存在せず、あるのはLAW(法律)だけ。だから解釈はレフリーがその時点での状況判断でおこなうそう。
スポーツには厳格なルールがあると思っていた私にはなじみの無いルールのアドバンテージ(一方が反則したことで、もう片方のチームが利益を得た場合はゲームを中断しないでそのままゲームを続ける)やずるいプレーのラインアウトの時に真ん中にボールを入れなかった場合など非常に不思議に感じました。

でもラグビーのおいたちを考えるとすべて納得。
野球のように延長戦も無ければ、相手の弱点を狙うバントやスクイズなどは存在しない。
エキサイトし、たとえラフプレーがあったとしても、試合終了のホイッスルが鳴ったあとは、敵と味方ではなく、ラグビーを大好きな友人たちへと化す。たがいに称えあい握手やHUGを交わしアフターマッチファンクションとして、互いにビールで喉を潤す。

この精神が子供の頃から染み込むとすれば何分にも勝るものはないでしょう。
スポーツライターの藤島大さんが書かれている冊子が手元にあり、その中に印象的な言葉がありました。
「ラグビーは少年を男にし、男に永遠に少年の魂を抱かせる」

今日のトップリーグの「トヨタ自動車ヴェルブリッツVSクボタスピアーズ」「近鉄ライナーズVSリコーブラックラムズ」の2つの試合を観戦する前に
「レフリーから見たラグビーの魅了」という講座を受講したおかげでよりいっそう興味が増しました。
場内にはミニFMの電波にのって、講師を務められた太田始さんの軽快なおしゃべりの解説が流れてきますので、初心者にもやさしく、色々と解説してくださいますので、しらずしらずにグラウンドのボールを一心の見つめる私にもなんとなく面白さがだんだんとわかってきたように思います。また機会があれば間違いなく花園へ行くことでしょう。