フランス風懐石料理中華風: 2011 3/13 第3回目 秋桜講釈会 

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2011 3/13 第3回目 秋桜講釈会 

2011 3/13 第3回目 秋桜講釈会 

文化庁平成22年度「地域伝統文化総合活性化事業」助成事業で今年から開始されたそう。
事前に戴いたパンフには下記のように書かれていましたが、ごめんなさい(m´・ω・`)m ゴメン…。

まったく読んでませんでした。。。なので転載します。
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<釈場プロジェクト!>
江戸時代から明示にかけて全盛を誇った講談(講釈)、時代を反映した最もタイムリーな出来事を、威勢のいい張り扇の音と共に、独特の調子で読み上げる、講釈師達の話芸は人々の心を鷲掴みにしていました。
しかしその講談を聞く場である「釈場」も時代のうつろいとともにいつのまにか姿を消し、今では定席の釈場は皆無に等しい姿にまでになりました。
コスモスシアターでは、この後生に伝え続けなければならない伝統の灯火を消さないよう「釈場」の復権を目指し、活動を開始します。
どうぞ皆様この機会に、コスモスシアターの「釈場」に足を運んで頂き、講談の魅力を再発見してください。
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上方落語会の悲願だった繁昌亭ができたおかげで上方落語家を目指す若者が増え、今や250人以上。しかし上方講談はまだわずか13人(らしい)。
増えないのを時代や社会背景のせいにするのではなく、講談を語っている方々もその原因を考えていただき、少しでも早く上方講談が再び隆盛を極める日がくることを願っています。

ということで、いつものようにおもいっきり早めに現地到着。
さすが講談会、客層がおんなじで秦聖寺さんの講談会でお見かけした方から話しかけていただき、様々なお話をさせていただけました。で、話に熱中しているとそこに、朝日新聞の記者さんが登場!

やっぱ講談ファンが1時間以上も前から並んでいるのは不思議だった様子。色々と講談の魅力やら面白さを聞かれました。もちろん、私自身も講談会ってなんでこんなに客層が高年齢化してるんだろうってすごくやきもきしてて、何かお手伝いしたいっておもっていた矢先なのでつい調子に乗って色々とお話しちゃいました。

さて定刻の14寺。この大変な時期の講談会。旭堂南左衛門さんの登場です。
今回の地震と津波で多くの方が亡くなられました・・まず黙祷を捧げたのちに「ミニ講談入門講座」が開始されました。おそらくこのあたりが「地域伝統文化総合活性化事業」なのかな?


講釈=講談で意味は同じだけど時代が違うそう。
講釈は、江戸時代、それ以前は「太平記読み」と呼ばれていたらしい。
「今日は、太平記読みの講釈を聞いてきてん」が「講釈聞いてきてん」になったそう。
ちなみに「太平記読み」の太平記は南北朝時代の動乱期のお話を指しており、室町時代の知識人にもてはやされた文化だそう。

落語との違いについて、わたしも気がつかなかったのですが、落語家は位が上になると師匠と呼ばれますが講談は先生と呼ばれている、この辺りが知識人文化の名残なのかもしれません。ちなみに落語は噺す芸、講談は読み聞かせる芸。浪曲は語る芸だそう。

旭堂南斗 太閤記より「藤吉郎の子守奉公」
マクラもしっかりしなきゃ・・って感じでがんばってお話されてました。
南斗さん、一人暮らしをされてるとの事、1時間くらいのところにご両親がおられるのでしたらぜひ一度帰ってあげてくださいね。ぜったいに心から喜んでおられるとおもいますよー^^
まだまだ悪戯盛りの少年の藤吉郎が剣道場を覗く事ができる小窓から顔をぐっと入れて色々と批評する・・そんな藤吉郎にお仕置きをしてやろうと企む若者。そしてついに対決に。。意外な手で勝利する藤吉郎少年。イキイキと描けていたとおもいます。
なんとなーく緊張いっぱいだったのか表情が硬かったみたいだけど、南斗さんも師匠のようになれますよ^^


旭堂南青 難波戦記より「木村長門守重成」
7年目の方とのこと、実は初めてお聞きしました。
ツカミも、途中の解説や独自のくすぐりありで、なんと楽しい講談でした。

大阪にある「赤手拭稲荷」の片隅にある【木村長門守重成】をお祀りしている碑のお写真を掲載します。この赤手拭稲荷は落語「そろぞろ」に登場するお稲荷さんです。






旭堂南舟 水戸黄門漫遊記より「荒浜藤蔵」
ご自身の事を語られた南舟さん。ご自身の勉強会を開始されたとの事。ぜひ開催日等をお教えくださいね^^また高校野球ファンで熱闘甲子園を解説できるくらいに話術に長けたいとのこと。当面の目標はフリートークだそう。寡黙なタイプだけど、いつも驚かされるのは講談の世界のスイッチが一旦入ると人が変わったように声質も目つきも表情もキリッとされる。そしてキッチリと語られるのには驚かされます。


旭堂南左衛門 西行法師 鼓ケ滝

落語ネタでも数年に1度は聞く機会のある<西行法師 鼓ケ滝>
それでも、やっぱ違うんですよね。講談の世界感の方がどうも私にはしっくり来るみたい。
ちょっと過去の記録を確認すると
笑福亭 仁勇〔鼓ケ滝〕で下記で拝聴♪
http://sweet-mikan.blogspot.com/2009/02/2009222488.html
また、変わったところでは桂阿か枝さんで「 百人一首 」というネタのなかで
鼓ケ滝が出てきます。
http://sweet-mikan.blogspot.com/2010/10/2010-1024.html
そして実際に現地に行った時の記録です^^
◇2009/11/23 鼓ケ滝
http://sweet-mikan.blogspot.com/2009/11/20091123_23.html
※このお話は実はユーチューブで笑福亭鶴光さんの高座を見る事ができます。

笑わそうとする落語・・・講談は「なるほどぉ!」と感心させてくれます。
いずれも大切な上方文化。私達の世代で終わらせるわけにはいきません。いずれも次の世代にきっちりと残す事が使命なのでしょうね。