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2011/05/22

2011 5/22 田辺寄席

およそ半年ぶりの田辺寄席。ちょうど色んなイベントが重なりなかなか行く事が出来なかったあいだにだいぶ体制が様変わりしているようで。。しかも今日は運悪く大雨、それもバケツをひっくり返したみたいな雨の中の開演となりました。

開口0番 文太の前ばなし  デイリーについて

盲導犬のデイリー君についての訓練の様子をお話されました。
街で盲導犬を見かけたら絶対にちょっかいを出すことなくそっとしておきましょう。それにしても、巧みな話術の文太さん、ついついお話の世界に引き込まれ、大爆笑のまま、開演となりました。

月亭 天使 宿屋町
昨年3月に八天さんにご入門された女性噺家。桂米朝さんからすると玄孫弟子となります。
今後のご活躍を期待しています。

林家 染雀 長短
今回、半年ぶりの田辺寄席に行くきっかけとなったのがこの染雀さん。けっこういろんな会場でお目にかかっています。マクラでお話された100兆円のお話・・わたしも考えたことがあります。染雀さんのように睡眠儀式ではないですけど^^
さて、ネタのほうは気の長い男と、気の短い男が、会話をするだけのお話。どちらも描き別けられていてむっちゃ楽しかったです。
気の短い男がイライラしながら「早よ食べろ!お前みたいにゆっくりしてたら(食べ物が)口んなかで○○になってしまうわ!」と過激発言で場内大爆笑!一気にまくしたててエンディングまで一直線!

桂 文太 口入屋
先日、ご一門の枝女太さんの口入屋を拝聴したばかりでまだ、脳内にはそのときの余韻が残っていただけにこのネタはすごく楽しみでした。
同じネタでも演者さんが違うとここまで違うのですね。決して悪い意味ではなく、それぞれの味があり、また中盤のおなごしさんが身の上を語る箇所はすごいテンポが重要な箇所なんだなーって再認識しました。


林家 笑丸 湯屋番
つい2ヶ月ほど前に、平成紅梅亭東西特選落語会にご出演、その際もたしか「湯屋番」。
すっごくこなれたお話なのかその妄想中の表情が秀逸^^


林家 染雀 堀川
だだけ者(もん)のニュアンスがピッタリの大酒のみの息子、そして向かいに住むのは、親に手を上げるような気の荒い暴力息子とその母。裏長屋に住む大工の一家と話しのカギを握る猿回し・・なんと多彩で個性的な人物像が必要なお話なのでしょう。ハメモノとの掛け合いも必要、芝居の要素も必要。。たしかに難度の高いお話なのでしょう。


さて、最後はおたのしみ抽選会!文太さんが天使さんを弄るwwもう大爆笑。
なぜ、天使さんは師匠に八天さんを選んだのか・・それは男性でありながら女性像を描くのが上手かったからだそう。そこで文太さんの鋭いツッコミ!途中で染雀さんも乱入しての大フィナーレでした。