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2011/12/04

2011 12/4 第3回イーグル寄席

早いものでイーグル寄席は第3回となり、今回も盛況となりました。
今の上方落語、講談を担う方々が一同に介される寄席で、毎回いっぱい笑わせてくださる会として絶対にお値打ちのイーグル寄席。
参加必須です。あ・・駐車場無料もありがたいですねー。

林家染吉 金明竹

先日、第1回 おばま染寿丸の会で笑わせて下さったばかりの染吉さん。
まくらは師匠の染丸さんとの楽しい会話からネタに入られました。
旦那と丁稚は甥の関係で、現在13才。一人前の道具屋にするために奉公させているという設定が初めの会話で明確になっていて、日々の奉公の中での仕事に嫌気を指している様子がうまく表現されていました。
また、見せ場となる「今橋の・・云々」は、早口言葉になりがちだけれどあくまでも初回は、丁稚へ言付けを依頼していて、全部で3回言いますがシュチエーションが微妙に違う所が感じ取れました。
節々のちょっとした会話や表情にまで気を配っておられた、伸び盛りの染吉さん!今後が楽しみです。


旭堂南左衛門 西行法師

昨年の12月に東京でご出演されました松本幸四郎さんの歌舞伎での裏話。手作りケーキのお話、討ち入りの衣装をされた方々との会話。「メリークリスマス」は大変ユニークでした。いつもとおり聞かせどころをきっちり押さえられ、要所にぐっと引きつける箇所をいれられていました。

このお話は落語にもなっており、主題となる和歌に関していくつか微妙なパターンがあるようです。
中でも大きく違うのは下記・・ほかにもバージョンがあるのかもしれません。

当初の和歌
伝え聞く鼓滝に来てみれば 沢辺に咲きしたんぽぽの花

修正後の和歌1
音に聞く鼓滝に打ち見れば 川辺に咲きしたんぽぽの花

伝承~修正前(川西市のサイト)
はるばると鼓滝に来てみれば 岸辺に咲くや白百合の花

伝承~修正後(川西市のサイト)
音に聞く鼓滝にうちみれば 川辺に咲きし白百合の花
ちなみに、鼓滝の碑に行ったときのエントリーは下記です。

笑福亭仁嬌  くっしゃみ講釈

あまりの懐かしさに涙がでそうでした。というのも、私が中学生位の時に笑福亭仁鶴さんのLPレコードを何度も繰り返し聞いて当時記憶していた言葉とほとんど同じだったからです。

違うのは、噺の中に出てくる講談師の後藤一山(ごとういっさん)の風貌を旭堂南左衛門さんに置き換えている箇所でした(笑)
この記憶の良さを何故ほかに生かせなかったのか(笑)今となって、ネタを覚えていてもまったく役にたたないっw
ちなみに同じLPに入っていたのは、記憶では鶴光さん「お初天神」、演者不明「七度狐」「花色木綿」・・だったとおもいます。


桂枝女太  植木屋娘

昨日、お嬢さんがご結婚されたとのこと。本当におめでとうございます。
で、ネタも娘を溺愛する父親のドタバタなお話の「植木屋娘」。
植木屋の幸右衛門がくりひろげる娘のおみつをお寺の伝吉とくっつけるためのドタバタ噺。
とってもテンポの良い枝女太さんでした。