第92回公民館寄席 旭堂南海 講談の会 おばやし亭です。
この会はいつもNHK大河ドラマをズバッと切る対談が楽しくてもう何度目になるでしょう。
今回は ~新島八重の時代と兵庫~ でした。
もちろん幕末大好きな私にはたまらないテーマ!
しかも南海さんの洒脱な講談に田辺先生の巧妙なお話!堪能した2時間余りでした。
旭堂南斗 将棋大名
無難に前座をこなされた感のある南斗さん。
ますますのご活躍を期待しています!
対談 田辺眞人 さんvs 旭堂南海さん 「兵庫の明
治維新と文明開化」を語る
会津藩の祖となった保科正之さんと家訓(かきん)、江姫の罪な点等江戸初期の話から幕末の動乱までがさまざまな視点で対談で展開。
新島襄や伊藤博文等幕末に活躍したさまざまなエピソードも満載でした。
中入り
露の団姫 松山鏡
伝承話のこの話は法話をはじめ色んな形で表現されており
とても味わいの深いお話。
天台宗の阿闍梨になられた団姫さん。
お客様をどんどんと世界にひっぱってゆかれるマクラの展開から、スッとネタへ。
でサゲは意表をつく団姫さんしかできない演出でびっくり!
旭堂南海 『神戸事件』~明治日本最初の困難~
http://sweet-mikan.blogspot.jp/2010/10/2010-1016.html
「私は遠国の者(おんごくのもの)故、朝廷が外国人を大切に扱う方針になっていたとは知らなかった」・・・二枚舌を持つ新政府を批判した痛烈な言葉。滝善三郎さんの最後の言葉が脳裏をよぎりました。
それでなくてもややこしい幕末の中で正義の概念が180度ひっくり返ったなかでも特にややこしい慶応~明治。。。
神戸事件、堺事件と問題が新政府を次々と襲い、なんとか対面を取り繕う新政府、なんとか日本を手中に治めたい英や米や仏・・。
これを講談にするには相当筋道を整理しなければ無理!
それをなんと明快に講談にされた南海さんの手腕にびっくりです!