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2019/03/11

2019 3/11 第288回天満講談席 〜南青改め旭堂南龍襲名・真打昇進講談会〜

はじめての「天満講談席」へ参加。
事情があり相当早くから会場へ到着したおかげで会場の設営段階から拝見させていただく機会を得ました。

旭堂南左衛門ご一門の皆様が次々に17時に参集され会場の設営をテキパキと進めていかれる姿を目の当たりにしてなんだか感動です。




開演時間となり続々とお客様がお見えになられ30人以上!満席となりました。
定刻となりいよいよ 第288回天満講談席がはじまりました。

*********************************
○左楽  『黄門と農業』
○南斗  『曽呂利新左衛門』
○南舟  『名画の力』
○南鷹  『津波てんでんこ』
○南左衛門『頼朝の夜這い』
※口上あり
○南龍  『裸の角左衛門』
*********************************
『黄門と農業』を読まれた旭堂左楽さんはとっても表情が豊かで、私の脳裏に田んぼ仕事をしている黄門さんの風景をが描かれました。これからが本当に楽しみな左楽さんです。
 私が講談にはまったのは2008年ですからちょうど旭堂南斗さんや旭堂南舟さんがご入門された頃、久しぶりの旭堂南斗さんの講談は太閤秀吉に御伽衆として仕えたといわれる『曽呂利新左衛門』、また旭堂南舟さんは丸山応挙の名画「幽霊」を題材にした『名画の力』。お二方の講談は4年ぶりになるかとおもいますが、見事に私をそれぞれの世界に引っ張り込んでくださいました。

旭堂南鷹さんは、「2011年1月に噴火した新燃岳被災により都城市の観光大使のご縁によるチャリティーに精を出されていた」「3・11の東日本大震災での活動」のエピソードから創作講談『津波てんでんこ』を読まれました。 どうも最近涙脆くなったのか、後半はなんども涙をぬぐうことになりました。

さて、旭堂南左衛門さんの『頼朝の夜這い』は、はじめて聞く講談で、ご本人も「珍しい講談」であるとの事。源頼朝が伊豆へ流されたエピソードからはじまり北条政子、時子を加えたおもわず笑ってしまう講談でした。

さて10分程度の中入りを挟み「口上」です。

下手(しもて)から〔南鷹さん〕〔南龍さん〕〔南左衛門さん〕がはかま姿で舞台上へ勢ぞろい。進行役の南鷹さんが口火を切られそのまさかの口上にいきなり会場は大爆笑!
また、見事なツッコミ役&主役の南龍さんとのやりとりでさらに会場は爆笑の渦へ。
 南左衛門さんからは、南青さんとされたときの思いを語られおもわず聞き入るシーンもありました。
 はやく大阪の一等地に講釈小屋ができる事を楽しみにしています。

さていよいよ〔旭堂南龍旭堂さん〕です。
江戸時代の大名火消しのお話。大名の松平出羽守がイナセで粋な若者を集めて火消しを組織していたそうですがあらたにスカウトされてきた角左衛門。見事な「羅生門、渡辺綱の入れほくろ」(刺青)の青年が纏持ちとなったがある事件で打ち首に・・。
緩急を巧みに使い分け、また会話の江戸弁のなかに時折くすぐり程度で入る大阪弁がとても心地よい講談でした。

ということで18:30から始まった講談もすでに21時前。今日は合計6本の講談を堪能しました。本当にお疲れ様でございました。

2019/03/03

2019 3/3 「第39回 三国アシスト亭」

何年ぶりでしょう。ひさしぶりの「三国アシスト亭」です。
この会はネタおろしの会、それでもきっちりと仕上げられたネタばかりで久しぶりの落語と講談を堪能しました。

「千早ふる」桂 白鹿(五代目桂文枝さん⇒文福さん⇒文鹿さん⇒白鹿さん)
限られた時間の中でキッチリと笑いをとられ、和やかな雰囲気にされました。

「茶の湯」笑福亭 仁嬌
「ふぐ鍋」桂 枝女太
「太閤記・秀吉とお祢」旭堂 南左衛門

今日の会は満員御礼状態!お師匠様の方々の落語がこのお値段で楽しめて、しかもおいしいコーヒーとデザート付き。次回は6月だそうで、見逃せない落語会です!

2019/02/26

2019 2/26  第7回 力だめし講談会 ~南左衛門一門・四天王の会~

ある事情から長い間、講談会を絶っていましたが気分転換に復活!

あぁぁ動楽亭!久しぶりぃ。



ということで、やってきたのは【旭堂南左衛門様一門 力試し講談会】の最終日となります旭堂南鷹さんの会。


さすが平日の夜だけにお客様は20人超えくらいだったけれど、会場の熱気は大したものです!

旭堂 左山さん 「水戸黄門 長屋の出世」

旭堂 南鷹さん    「バロン西・硫黄島に散ったメダリスト」

君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで♪の独唱から始まる講談。
いきなり意表を突く演出だけどこれが大きな伏線!
ロサンゼルスオリンピック馬術障害飛越競技の金メダリスト「西竹一」士の熾烈な障害を愛馬ウラヌスとともに活き活きと、そして熾烈に描いたこの講談でおもいっきり泣かされました。

旭堂 南左衛門さん 「義士の早駕籠」

時は元禄14年、浅野内匠頭長矩が江戸城松之大廊下において吉良上野介に斬りかかった事に端を発する忠臣蔵。主君が刃傷事件を起こしたことを一刻も早く伝えなければと早水藤左衛門と萱野三平が早駕籠で赤穂に向かうも街道には関所があり閉門時刻がすぎると翌朝までだれも通すことができない。。
さてどうなったか。。。

旭堂 南鷹さん 「太閤記・明智光秀の眉間割り」

主君信長と明智光秀の関係は色々と取りだたされているものの、家康の接待役としての対応にご不満があったのか。。長い物語の序章部分です。

「五代友厚一代記」…旭堂 南鷹

大阪経済の基盤を整備した五代友厚の生涯を語る講談です。
幼少の時の五代才助が竜馬と出会い、薩長同盟を結び、またイギリス留学を経て日本の発展に寄与する物語の一部。

※2年前に参拝させていただきました阿倍野斎場に眠る五代友厚さんのお墓。。
合掌。


講談って張扇で釈台をパンパンって叩くと、私の頭の中の風景もパンッて切り替わります。そして目の前に水戸黄門さんや赤穂義士さんや五代友厚さんがイキイキとそのセリフを語っているの。
泣いて笑ってドキドキしてハラハラして。子供のころに母親が読み聞かせてくれた絵本のようにシーンが再現される・・そんな芸能なんですよね。

もっとたくさんの方々に広まりますように。

2018/03/03

2018 3/3 第97回 おばやし亭  第97回公民館寄席 旭堂南海 講談の会

本当に久しぶりの講談会です。

母の体調がよくないので私だけの参加となりました。



講談「真柄のお秀(太閤記)」旭堂鱗林
対談 「明治維新でナニが変わった? 変わらなかった?」田辺眞人VS旭堂南海

明治150年となるけれどあまり盛り上がっていない?とうお話から色んな事柄を切り口にお話を広げて行かれる南海さんと田辺先生。
印象出来だったのが下記のエピソード、たとえば身近なところに75歳の方がおられたとすると、その方の歩んでこられた75年間と同じ年月が生まれる前の75年を遡ると明治初年。大政奉還、明治政府、日清日ロ戦争、第一次世界大戦にに世界大恐慌に日中戦争、第二次世界大戦の昭和18年がちょうど75年目にあたる。
その後の75年は浮き沈みはあるものの高度成長の時代。

また、今から50年前は明治100年のイベントが色々と繰り広げられたがやっぱり今年は盛り上がりに欠ける。50年前はどのような時代だったかを南海さんが披露。その流行した言葉やフレーズはなんとなく聞き覚えがあった。

漫談 ナオユキ 演目 
講談「西郷隆盛と五代友厚」旭堂南海

西郷隆盛と五代友厚のその繋がりを講談へ。生まれたた時も、亡くなる時も8歳違いの二人がどう繋がってゆくのか。
西郷さんの銅像のエピソードや北海道開拓における官の払下げ事件や大津事件などを巧みに織り込む。やっぱ講談って面白い!

2015/11/01

2015 11/1 第7回三国・アシスト亭

第27回三国・アシスト亭

限定30人の珍しい会。
ねたの虫干しやねたおろしの会で美味しいスイーツ付でこのお値段はお得です!

桂和歌ぽん 寿限無
  噺家さん向きの声量をお持ちで楽しめました^^
    今後のご活躍を楽しみにしています。

旭堂南左衛門 真田大助の初陣
   来年の大河ドラマ「真田丸」を控えての難波戦記。
 豊臣勢の活躍には大阪人をわくわくさせる魅力があります。

笑福亭仁嬌 大名将棋
 久しぶりにねた調査。
 徳川家斉がかつて三笑亭可楽らを呼び出し「将棋の殿様」を聞いていたく喜んだらしい。
 上方のは江戸よりの移植。原拠は講釈の「大久保彦左衛門将棋の意見」らしい。

桂枝女太 へっつい盗人
 その昔、学生時代に教室で演じておられたネタだそうです。
 






2015/10/18

2015 10/18 第11回 イーグル寄席

病院通いやジム通いに買い物の付き添いやらでなかなか時間がとれなくて
落語や講談会が疎遠になりかけていますが久しぶりの落語会でおもいっきり気分転換です。

笑福亭嬌太「桃太郎」
笑福亭仁嬌「池田の猪買い」
旭堂南左衛門「木津勘助」
桂枝女太「おいにょ」
笑福亭仁嬌「口入屋」


さて、旭堂南左衛門さんが読まれました「木津勘助」。
実在の実在の人物で大坂の街を救った真の侠客の像が、大阪大国町にある〔大国神社さん〕の
境内に勘助町の方を向いて立っておられます。

手元にある昭和18年の大阪市内の地図には、【勘助町】の町名が残っておりました。



2015/06/19

2015 6/19 JOBK放送開始90年スペシャル 「笑って語って90年 ~ENGEI NO REKISHI~」


開局当時は講談が中心で漫才は音曲漫才。ところが第二次世界大戦前頃より愛国浪曲へ。そして終戦後は統制へと入り
仇討物等は禁止となった。さて番組は旭堂南左衛門さんの『般若寺の焼き討ち』から春野恵子さんの『高田馬場の決闘』へ。
そして音曲漫才のテーマソングの特集からいわゆるしゃくり漫才と移り変わってゆく。中でも『夢路いとし・喜味こいし』の
名作ジンギスカンは『幸助・福助』に引き継がれて現代にも通じています。

※探偵ナイトスクープに出演されたのは幸助さん。


見逃せない番組がいっぱいです!

http://www.nhk.or.jp/osaka-blog/staff/221057.html


2015/06/13

2015 6/13 赤穂城

10年ほど前に知人より『願いが叶う大石神社さん』のお守りをいただき、それから数年後の2011年9月に願い事が叶ったので
なんとかお返しにいかなきゃとずっと思っていたのになかなか機会がなくて、ついにようやく行くことができました。
講談では『赤穂義士本伝』『赤穂義士銘々伝』『赤穂義士外伝』・歌舞伎では『仮名手本忠臣蔵』・落語では『藏丁稚』『七段目』『質屋芝居』等が有名。
この数年間、生の講談を聞く機会が多いことからとくに身近な物語として感じており、中でも
「赤穂義士伝・三村の薪割り」 「赤穂義士外伝・天野屋利兵衛」 「赤穂義士外伝・荻生徂徠」」あたりはお気に入りです。








忘れてならないのが、赤穂で数年間を過ごした山鹿素行さん。赤穂藩士に「武士はいかに生きるべきか」等を講義されています。



また私のもう一つの趣味の幕末研究!おもいっきりキーマンの吉田松陰先生は儒学者・軍学者の山鹿素行の影響をおもいっきり受けており
山鹿流兵学を教えるお家柄。

映画では『最後の忠臣蔵』で涙しました。 
http://sweet-mikan.blogspot.jp/2010/12/2010-1219.html

そしてテレビでは『忠臣蔵 ~その男、大石内蔵助~』(田村正和(大石内蔵助)/西田敏行(吉良上野介役)
『忠臣蔵 その義その愛』(内野聖陽・舘ひろし・柄本明)『忠臣蔵』(松平健)等など年末になると毎年放映されます。
最近、骨太な時代劇ドラマも映画も無く、早く時代劇 全盛になればと願っています。
















 
お昼は伝馬らぁめん。http://ten-ma.com/

美味しくいただきました(^^)v




2015/05/31

2015 5/31  泰聖寺講談会



昨年夏に体調を崩してからどうも外出しにくく、どうも長時間の外出が苦手。
それでもこの泰聖寺さんの講談会だけは別!

前回よりお寺の1階に会場が変わりました。とっても素敵なスペースになりました。


「太閤記・賤ヶ岳合戦」
「鼓ケ滝」旭堂 南左衛門
「難波戦記・木村重成の堪忍袋」
「難波戦記・木村重成の最期」旭堂 南青
「山本勘助と川中島」旭堂 南舟

2015/05/17

2015 5/17 第25回 三国アシスト亭

早いもので25回目のアシスト亭となりました。
ネタおろしや、長い間演じていなかったネタ等を中心とした現在30名の回で毎回ほぼ満席となる会です。



花色木綿 桂鞠輔
桂米輔さんのお弟子さんとの事。22年ご入門なので5年目。
本題の中に「中川清さんのお宅は・・・」と出てきて、おもわず吹き出しちゃいました。

3月19日に89歳でお亡くなりになられた桂米朝さん。
あれからテレビやラジオの特番をすべて録画&録音しました。
実は昨日たまたま見ていたH2年「地獄八景亡者戯」の中のワンシーン。
「桂米朝近日来演」のくだりでおもわずほろっとしたのを思い出しました。

三枚起請 桂枝女太
寛政力士伝・ 越ノ海勇藏  旭堂南左衛門
短命 笑福亭仁嬌


最近めっきりと足腰が弱くなった母。
そのため、どうしても昔のように色んなところへ出かける事が難しくなりました。
旭堂南左衛門さん、笑福亭仁嬌さん、桂枝女太さん、、いつもありがとうございます。


2015/04/11

2015 4/11 大長寺

先日の「イーグル講談会」で旭堂 南青さんが語ってくださいました「違袖音吉」に登場した
鯉塚と音吉さんがどうしても気になったのでお墓にお参りに行ってまいりました。

場所は桜ノ宮のドンキホーテのすこし裏手にある「大長寺」さん。

門をくぐるとすぐ右手にありました。


下記のお写真の左側が「音吉さん」のお墓。右側が鯉塚。


講談ではこんな感じでした。
貧しい網島の漁師を父にもつ音吉。
桜ノ宮の中州淵あたりに大きな川の主鯉が住むという。いままでに何人もの
漁師が淵に引きずり込まれたために禁猟区となっている。
ある嵐の夜に音吉は一人船をだして主鯉に戦いを挑む。そしてその結果・・・。





そしてもう一つ!

紙治・小春比翼塚がありました。

※境内の案内版より。
「心中天網島」は享保5年(1720年)10月14日、当寺「お十夜法要」の夜に天満門前町の紙屋治兵衛と曽根崎新地紀伊之国屋の小春が密かに参詣した後、「遺書」を残して境内にて
情死した。この事件を近松門左衛門が脚色して同年12月6日道頓堀、竹本座に於いて初演した。
「心中天網島」は近松世話物中の傑作として世に知られる。



2015/04/05

2015 4/5 イーグル講談会+三つ葉の会


年2回程度のペースで開催されております【イーグル寄席】。今回の主事は
旭堂 南左衛門様との事。なので今回の演目は講談がメインで間に落語が2席挟まれるという珍しい会となりました。
「黒田節の由来」旭堂 南斗
「甚五郎の猫餅の由来」旭堂 南舟
「違袖音吉」旭堂 南青
「転失気」桂 枝女太
「龍馬と海舟の出会い」旭堂 南鷹
「貧乏花見」笑福亭 仁嬌
「太閤記・賤ケ岳合戦」旭堂 南左衛門
時間の兼ね合いから南舟さんの「猫餅の由来」は半分を残して時間となりました。また
南青さんの「違袖音吉」も「この続きはまたの・・・」で会場からおもわず「えぇぇ!?」という声が出ていました。
ぜひ大長寺さんへ行って違袖乙吉の墓と鯉塚へお参りをしてこようと思います。
また南鷹さんの講談は珍しいことに私の大好きな幕末物。
落ち着いた口調と強弱で臨場感たっぷりに演じてくださいました。
さて、おおとりの旭堂 南左衛門さん。
この「太閤記・賤ケ岳合戦」は秀吉の人心掌握に関するエッセンスがたっぷり。
明確な褒賞や周辺を惑わすような不要な情報をカットする情報操作、そして
戦での情報戦の大切さ等。
現代にも通じるお話でやっぱ講談はお勉強になります! 

2015/02/08

2015 2/8 第24回三国アシスト亭

第24回三国アシスト亭
 
2,009年の5月に第一回目が開催されて今回で24回目となりました。
 
笑福亭嬌太 ないもん買い
前座さんのお噺なためか[ないもん買い]はだいぶショートバージョン。いまはすっかり姿を消してしまった[火十能][鋸][パッチ][蚊帳]などは
ばっさりと割愛。またまんじゅうやの件では[竹の皮]ではなく2個重ねのバージョン。
どなたか現代風に作り替えられたらおっと面白くなるのに!という代表的なネタ。
 
旭堂南左衛門 正直車夫
明治前半頃が舞台。正直な車夫と警官のやりとりを経て、その善行が黒田清隆(薩摩藩士)に認められたほっこりと心温まる講談。
 
笑福亭仁嬌 お血脈
ネタおろしの会とは思えないくらいの出来の良さが印象的。公演後、仁嬌さんにお聞きしたところ[桂吉朝さん]の流れ。
 
桂枝女太  喫煙所
ご自身の体験をベースにされた創作落語。

すでに何度か演じておられるネタのようでマクラとの流れがとても自然。元喫煙者さんには共感が得られるお噺。

2015/02/01

2015 2/1 第7回佛願寺講談会 ~旭堂南左衛門一門会

第7回佛願寺講談会~旭堂南左衛門一門会

「細川の福の神」 白夜亭 一林
「根津甚八」 旭堂 南青
「有村次左衛門」 旭堂 南鷹
「赤穂義士伝・三村の薪割り」 旭堂 南左衛門

昨年夏頃の入院騒ぎよりどうも体調が優れないことから
外出が控えがちとなったために本年はじめての講談会となりました。
早いもので今回で7回目!
今回特に印象的であったのは南鷹さんで、マクラとして語られた
南左衛門御一門に入られた際のいきさつと、40周年イベントの件でした。
 
http://sweet-mikan.blogspot.jp/2011/05/2011-511.html
 
数年前に新しい道に進まれた七井コム斎さんの講談はお聞きしたことはありませんが、
その際に語られていた言葉
《講談は血湧き肉踊り、楽しいそしてほろっと・・、とにかくおもしろい、とにかく楽しい、とにかくワクワクするというのが僕の目指す講談》というのを思い出しました。
はじめて南左衛門さんの講談を聞いた田辺寄席での【幸助餅】がご縁で講談の魅力に取りつかれています。
同じように南鷹さんも講談でムーブメントを起こそうと努力をされている方で、その情熱がひしひしと伝わってまいりました。
 
また今回の南左衛門さんの【三村の薪割り】も大熱演で、竹屋殿!ジロさん!と呼び合う固い友情で結ばれたものの
本懐を遂げ泉岳寺へ向かう行列の中に三村次郎左衛門の姿をみた竹屋との再会。。
おもわずグスッとなりました。
 
また、南青さんの【根津甚八】も400年を迎えた大阪の節目にふさわしい講談で
大阪人としては、幸村は九州へ抜け出していたという説を信じていたいものです。
 
前講の一林さんの【細川の福の神】も充分な抑揚で会場の檀家さんから声援がかかっておりました。
 

 




2014/12/21

第9回 イーグル寄席

第9回 イーグル寄席

桂華紋 「道具屋」
旭堂南左衛門 「赤垣の婿入り」
笑福亭仁嬌 「高津の富」
内海英華「女道楽」
桂枝女太 「けんげしゃ茶屋」


2014/11/09

2014 11 /9 第36回柳谷観音・泰聖寺講談会

久しぶりの講談会です。
体調をくずしてから、すっかり出にくくなってしまいました。


「六代目横綱・阿武松緑之助」  旭堂 南左衛門
「石塚久四郎」旭堂 南鷹
「水戸黄門・江戸物語」旭堂 南舟
「難波戦記・後藤と塙」旭堂 南斗


旭堂 南左衛門さんの講談はもちろんですが、旭堂 南鷹さんの講談の出来が非常に良かった!
素人意見で申し訳ないのですが、抑揚、メリハリ、引くとこ、押すとこ・・・目の前に石塚久四郎がたしかに居ました!だから講談って素晴らしいんですよね。
貼扇ひとつで戦国時代へひとっとびできるんですから!



2014/10/19

2014 10/19 第23回三国アシスト寄席

まだまだ体調が芳しくない中での2か月ぶりの落語&講談となりました。
それでもおもいっきり気晴らしになり、多少の無理をしても参加してよかったって思っています。
三国アシスト寄席も今回で23回目となり、本年最後の開演となりました。
秋晴れのせいか若干空席がありましたがそれでも、熱気のある会になりました。

旭堂南斗さん「有馬御難」
笑福亭仁嬌さん「まめだ」
桂枝女太さん「天災」
旭堂南左衛門さん「真柄のお秀」


「まめだ」は<特選!!米朝落語全集 第十四集> で何度も聴いた大好きなお噺。
私的にはこのお噺は落語ではなく、大阪ミナミの民話のようにおもえるようなすごく「しっとり」とした内容です。
悪戯子狸(まめだ)と大部屋役者の息子と膏薬売りの母が織りなす内容で、ふとしたことから、
傷を負った子狸が陰気な少年に化けて膏薬を買いにくるけれどその使い方がわからずに
ついに三津寺さんの境内で絶命。
その噂を聞いてすぐにお寺へ駆け付けた大部屋役者の息子と母とそして和尚さんの会話が
聞かせどころでホロっとさせるヤマ場のシーン。情感たっぷりな観の中に
さやさやと秋風にのって落ち葉がお線香を供えたばかりの菩提の前に集まってくる・・。

上方落語にはめずらしい秋のお噺でした。

2014/08/31

2014 8/31 第22回 アシスト亭

早いものでアシスト亭は今回で22回となりました。
この会の趣旨は、師匠さん方各位が落語ブームとなったことで噺数を増やすために
昔覚えられた噺や、最近覚えられた噺を本高座へかけられる前に予行演習されるとの趣旨で、
会場はアシストという喫茶店なので客数に限りがあることと、毎回ステキなむしやしない(おやつ)を出していただけて1500円というリーズナブルさに毎回ほぼ満席となります。
また前座には毎回初々しい噺家さんが登場されるのも楽しみの一つです。
さて、今回のアシスト亭は下記の通り。

林家染八 延陽伯
まだまだ初々しさが残る林家染八さん。
それでもサラブレッドの如く堂々とした延陽伯を演じられました。将来が楽しみな噺家さんです。
桂枝女太 二人癖
きっちりと仕上げておられた感のある二人癖!
「つまらん」「一杯飲める」の応酬がとても楽しかったです。
旭同南左衛門  大石順教尼物語(第2章) 太左衛門橋の逡巡~狐狸窟彦兵衛作
堀江6人斬り事件から3年が経過。芝居裏通りで松川屋の割烹女将となった大石よね。
さまざまなエピソードを軸にした第2章でした。
笑福亭仁嬌 らくだ
弥猛の熊五郎と紙屑屋の会話の対比が非常に面白く、命令される形で紙屑屋が「長屋の月番」「大家」「漬物屋」へ名代として行かされた後、
微妙な力関係が入れ替わってゆく会話の面白さも十分!また威勢の良い前半に対して、どうしても後半は尻つぼみになる話ために
途中で切り上げる場合が多いのですが、本来のお話のサゲまできっちりと演じられました。
1時間程度ネタですが若干短めになったものの笑福亭仁嬌さんのらくだを堪能いたしました。

2014/07/20

2014 7/20 第33回柳谷観音・泰聖寺講談会

第33回柳谷観音・泰聖寺講談会~
太平洋改め旭堂南鷹改名披露&旭堂南青芸能生活10周年記念披露~

会場の13時をすこし過ぎた頃に到着。

ほんの数年前までは、この会場の半分も埋まらなかった事もありましたが
今ではもう常にほぼ満席。やっぱり講談ブームの予兆なのかもしれませんね。

 「太閤の生い立ち」旭堂 南斗
なんとかお聞きしたお話ではあるものの
最近は余裕を感じます^^
 
「わらしべ長者」旭堂 南舟
日本の伝承民話も講談になるのですね!しかも安芸の国から京都清水観音さんという明確な舞台設定までされていて
講談の奥深さを感じました。
 
 <鼎談> 旭堂南左衛門/南鷹/南青
 
南鷹さんの御一門入り!おめでとうございます。
講談を続けていく上で切磋琢磨が自己成長につながる大切な要素になるんですよね。
今後の御活躍を楽し見にしています。
また南青さんの13年目に向けての200万のお話(笑)大変だとおもいますが
ますますのご活躍を期待しています。
最後になりましたが旭堂南左衛門さん!還暦おめでとうございます!赤いちゃんちゃんこ姿が見たいものです^^
これからも御一門をぐいぐいと引っ張っていただき、上方講談だけでなく講談界全体の繁栄を目指してご活躍くださいませ。
 
 「初代淀屋」旭堂 南青
「龍馬翔る・勝海舟との出会い」 旭堂 南鷹
 
ご自身の創作講談の中でも非常にポピュラーなシーンを演じていただきました。
勝さんのイメージはすこし歴史をかじったものであればだれもが描きやすい人物像なだけに
自信家で江戸言葉を巧みに操る勝さんと、意気揚々と現れた竜馬がだんだん勝さんの
魅力に打たれていく、その流れが巧みでした。
 
※参照 歴史と人間 勝海舟
 
まさにお芝居の一シーンを見ているかのような講談でした^^
 
「赤穂義士外伝・天野屋利兵衛」 旭堂 南左衛門
7月3日より【びいなす見聞録 千島列島と神秘のフィヨルド・ロシア探求の旅】で
ペトロパブロフスク・カムチャッキーにいかれたとの事、いろんな楽しいお話を
聞かせていただきました。
 
後半、捕縛された利兵衛の取り調べからエンディングまでは
まさに押し殺したようなタメと情感たっぷりの講談。

途中の緊張したシーンの中に偶然にも鳴り響く雷の大音量があり場内はすごい緊張感に包まれました。




2014/06/08

2015 6/8 第21回 三国・アシスト亭

桂 優々 田楽食い

桂雀々さんのお弟子さんで6年目。
テレビ番組の上方演芸ホールで雀々さんの「田楽食い」を思い出される所作口調で
師匠さんと練習をずいぶん積んで来られたのだなと感じました。
将来が楽しみな噺家さんです。


旭堂 南左衛門 般若時の焼き討ち

久しぶりの師匠さん。
<淀君の威勢>からネタを変更されました。
徳川家康や真田幸村がイキイキと動き出しました。


笑福亭 仁嬌 道具屋
軽めの「道具屋」。ポンポンと噺が進み、これくらいの軽妙さがあるとかえって素直に笑えるました。


桂 枝女太 百年目

なんといっても今日の目玉は「百年目」。

元噺は並木正三氏の「手代の当惑」(宝暦12年(軽口東方朔))を元に焼き直しした明和7年上方板「軽口片頬笑(かるくちかたほえみ)」第一巻所収〔うろたえても気転〕を改作したものと思われる。
上方落語の歴史 昭和33年 前田勇著

桂米朝さんの百年目はもう何度も聞いてきました。といっても音源は同じ。
なのでどうしても比較してしまいますが、それでも今日の桂枝女太さんの「百年目」はよく演じられたと思います。
もちろん、今の世には「百年目」という言葉はもはや通じないことから上手くマクラに組み込まれおまくサゲへと繋げられた工夫や、越後獅子のハメモノを再現するために、アシスト亭はじめての生三味線に拘られたこと等大変だったと思います。
旦那さんの赤栴檀と難莚草の件と、そのあとに続く「遠慮は外でするもんや」「ちょうど孫の太鼓があるよってに、ちょっとここで踊ってみてや」の微妙な旦那の心遣いの描写がお見事でした。すこし旦那さんがお若い感じであったようですが、それでも番頭の恐縮したその心理がうまく出ていました。桂文枝さんの百年目は聞いたことの無いのが悔やまれます。本当にお疲れ様でした。
ちなみに帰り際に桂枝女太さんは、「いやぁ・・まだまだです」と言われていたのが印象的でした。