先週、吉野神宮へ参拝した際に宮司さんから質問をされました。「後醍醐天皇にどんな印象を追っていますか?」・・大変難しい質問です。
金峯山寺、吉水神社、そして如意輪寺を参拝し、後醍醐天皇の苦難の道のりと負けない心、そして「不撓不屈」の心を学びました。その理想を叶えるべく尽力された楠正成をはじめ北畠顕家など多くの有力な方々に支えられたということは、大変な魅力のあった方なのだと推察いたします。
私が生まれ育ったこの大阪の地、まだまだ知らないことがいっぱいと気付かされたのは今回訪問いたしました「阿倍野神社」です。後醍醐天皇に使え、足利尊氏軍とこの阿倍野の地で戦をまじえわずか21歳で命を落とした北畠顕家をお祀りしている神社です。
なかなか行きにくい場所にある神社という印象でしたが、実は駐車場ありのわかりやすい場所にあります。今回は天王寺から出ているちんちん電車「北畠」から15分ほど歩きました。
土地柄、大きな家が多い場所と住吉高校を通り過ぎると大きな鎮守の森が見えてきます。
土地柄、大きな家が多い場所と住吉高校を通り過ぎると大きな鎮守の森が見えてきます。
NHKの太平記が放映されたとき、この北畠顕家さんを演じたのはなんと「ゴクミ」!
相当な美形であったのでしょう。
相当な美形であったのでしょう。
鎌倉幕府を倒し、天皇集権国家を取り戻した後醍醐天皇。しかし皇位継承における持明院統と高台寺統のいざこざから、南朝、北朝樹立・・建武の新政における理想とのギャップ、2度に渡る島流し、比叡山、吉野山へでの政治等・・。いろんな出来事で苦しんだ主君を支えた家臣たち。
いままで、幕末関連に興味をもっていましたが、この南北朝時代を挟んだ、鎌倉時代と室町時代の面白さに気づいたかもしれません^^