この3月20日で大好きな母が入寂し丸3年が経ちました。この木津市にある浄瑠璃寺は母の愛した古寺でもあり、私の人生の節目に必ず参拝させていただく大切な場所。今年も訪れることができました。
ご本堂の中には何百年と変わらない阿弥陀仏と吉祥天女さん、お不動さんの両脇に佇む矜羯羅童子さんと制吒迦童子さんがおられ、黙って私の思いや悩みを聞いてくださいます。
今回は大変お世話になった方と一緒に参拝させていただき、この当尾にある「浄瑠璃寺」「岩船寺」「海住山寺」「恭仁京跡」などをじっくりと巡らせていただきました。
新緑の美しい季節に、歴史と伝統ある当尾地区へは、私が小学生の頃にはじめて来たときからすっかりと様変わりし快適で便利になりました。たしかに道中は変わりましたが社寺の空間は変わることがありません。また様々な仏像、磨崖仏は何一つ変わることがありません。
いずれのお寺にもある仏塔もそれぞれ趣が異なり心を惹きつける魅力があります。
特に、海住山寺さんへは、参拝を思わず躊躇ってしまうくらいにい道が細かったのですが、専用道路が敷設され安心して行くことができます。
その昔、ユースホステルをされていたときに利用させていただいた記憶があります。
その昔、ユースホステルをされていたときに利用させていただいた記憶があります。
この当尾は恭仁京を含む歴史ある地域で、話題の平城京の次に遷都された場所がこの恭仁京で紫香楽宮をへて難波宮後期へと繋がっていきます。
何度か訪問にチャレンジしましたが車を駐車することができず断念、今回はじめて来ることができました。高低差の少ない広大な野原が一面に広がり、およそ1300年前はこの地が日本の首都だったとおもうと驚きです!