当BLOGで何度か登場した後醍醐天皇、楠正成や建武の忠孝、鎌倉幕府、足利尊氏、南北朝時代・・・等、私の理解の及ばぬ時代。でも君臣湊川をはじめ時代を大きく動かした素晴らしい概念は私のポリシーでもあります。
誰しもが考えが行き詰まったときに救いを求めるのは至極当然。そんなときに「不撓不屈」の精神を与えてくださったのが今日、参拝させていただいた「吉野神宮」です。
武士の世を改めるべく鎌倉幕府を倒し建武の忠孝、新政をおこなうも足利尊氏の北朝と対立。後醍醐天皇は京都から抜け出し、吉野に逃れ南朝を興し以降、南北朝時代は、約60年にわたって続き、後醍醐天皇の死後も、南朝は存続。足利義満の南北朝統一まで続きました。
後醍醐天皇は吉野に移り僅か3年で病により崩御されましたが以降60年以上が吉野を中心に南朝がつづきました。
この一目千本と言われる吉野山から、いつか京都へ戻り復権するんだ!そんな気持ちであったことでしょう。
身はたとへ南山の苔に埋むるとも魂魄は常に北闕の天を望まん
吉野神宮も当尾陵も北を向いてい作られていました。