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2022/05/31

映画「大河への道」鑑賞

「大河への道」を鑑賞。

この映画は立川志の輔さん原作。伊能忠敬記念館に行った際のインスピレーションがもとになり映画化されたそう。ご本人ももちろんご出演。

立川志の輔さんの中でも「忠臣ぐらっ」や「ガラガラ」「歓喜の歌」「メルシーひな祭り」「質屋暦」などいずれの創作落語もその世界観がすごく計算された落語だけどそれを感じさせることなく、普段から愛聴していましたおかげで早くのうちにこの「大河への道」の話はチェックしていました。
そしてそのストーリーの情報がわかりはじめるともう楽しみでたまりませんでした。

「伊能忠敬さんが日本地図を作る」ってお話なのに「忠敬さん」は出てこないww
地域活性化のために取り上げた「伊能忠敬さん」を軸に現代の千葉県香取市役所と、200年前の江戸時代をうまく描いた歴史発見エンターテイメント。
現代の配役やそのポジションがそのまま江戸時代にポジションになっているなんて上手すぎです。

幕末オタの私は「忠敬さん」については知らないことばかりだし、受け継いだ髙橋景保さんについても全く知りませんでした。でも父親の高橋至時さんは「天地明察」の改暦関連でうっすらと。。また二番弟子の「間宮林蔵」さんは有名。

それにしてもなんどか出てくる「大日本沿海輿地全図」と「現代地図」の重ね合わせをみてホントにびっくり。
ぜひ下記サイトをご覧ください!

この正確さが徒歩による測量で、しかも驚くべきことは、51歳の時に江戸へ出て年下の高橋至時(たかはしよしとき)氏に暦学、天文学を学ぶために弟子入り。そして56歳から74歳まで測量のために日本全国を歩きまわっています。56歳から74歳!!

今の私は今は音楽製作をやめてその機材はすべて処分。楽器演奏もバンド活動も止めました。落語会や講談会へ行くことも止めました。歴史のお勉強でさえも長い間止めています。クラシック音楽もPOPSも興味が薄れました。
そんな私に「このままじゃダメ・・」って思わせる映画、それがこの「大河への道」です。

2019/03/03

2019 3/3 「第39回 三国アシスト亭」

何年ぶりでしょう。ひさしぶりの「三国アシスト亭」です。
この会はネタおろしの会、それでもきっちりと仕上げられたネタばかりで久しぶりの落語と講談を堪能しました。

「千早ふる」桂 白鹿(五代目桂文枝さん⇒文福さん⇒文鹿さん⇒白鹿さん)
限られた時間の中でキッチリと笑いをとられ、和やかな雰囲気にされました。

「茶の湯」笑福亭 仁嬌
「ふぐ鍋」桂 枝女太
「太閤記・秀吉とお祢」旭堂 南左衛門

今日の会は満員御礼状態!お師匠様の方々の落語がこのお値段で楽しめて、しかもおいしいコーヒーとデザート付き。次回は6月だそうで、見逃せない落語会です!

2017/05/22

2017 5/22 田辺寄席 800回公演前に存続危機!

このBLOGを書き始めたきっかけは、大阪で開催される地域寄席の記録でした。
 2008年7月から開始しましたので年月だけは相当なものです。

 その地域寄席は43年目を迎えた「田辺寄席」。 その寄席が運営の危機に陥っているというニュースを知って驚きました。

 http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170520/20170520036.html
田辺寄席 800回公演前に存続危機 




落語が大好きな母のお供として毎月通っていましたが、私や母の体調が優れないことから いつもまにか疎遠となっていただけにこのニュースは大変驚きました。

 繁盛亭がまだなかったころからずっと若手の噺家の発表の場として、中堅噺家さんの活躍の場として、そして田辺寄席を巣立たれ すっかり大師匠となられた方の故郷である田辺寄席の運営はボランティアであり資金はカンパで成り立っています。 

大阪だけでなく上方文化の成長に寄与してきた田辺寄席をこのまま廃らせてはいけません。

 きっかけはなんでもいい。
 落語を聞いてみませんか?

演者さんの巧みな話術で、自分の頭の中に生き生きとそのシーンが色鮮やかに蘇ります。
昔の・・そのまた昔のお話も、日頃のちょっとした出来事も落語の世界なら簡単に時空を超えてしまいます。大爆笑なお話も、つい涙ぐんでしまうお話も自由自在に感じることができます。

きっかけなんてなんでもいいんですよ。だから落語を聞いてみませんか?

 http://www.tanabeyose.com/    田辺寄席

2017/05/20

2017 5/20  吉本新喜劇「3年B組茂造先生 ~熱血指導編~」

もう、お腹の皮が何度もよじれ大爆笑の連続でした。

何年ぶりになるでしょうか。なんばグランド花月へいってきましたー!


15:20頃から前説が始まっていきなりの大爆笑につづき、漫才が始まる前からわらいっぱなしです。

テレビの前で見るのと、生で見るのとは大違いで会場の空気が一丸となって笑いの渦に包まれていました。



はい。今日のプログラムです。


この1年くらい前から、入浴の時にKindleFireでYoutubeで吉本新喜劇を欠かさず見る習慣がついてから、むっちゃ長風呂。やっぱナマでみたいなーってことで販売開始日にチケットGET!





やっぱナマの茂造さんもアキちゃんも最高!
ついストーリーから外れそうになると大島さんが軌道修正し、準主役の吉田さんをサポート。佐藤太一郎さんが見事にキメちゃうハプニングや森田展義さんの倒れる位置が手前過ぎて背で這うようになっちゃったりするのもご愛敬。すっかり中堅のたかおみゆきさんむっちゃ面白かったですよー。そうそう、松浦真也さんのギターも冴えまくっていました。

今回はなんと前から4列目の上手側、贅沢はいえないのですがいつかぜったい一番前の真ん中のチケットをゲットしたいとおもいます!

余談ですが、大阪の子供は土曜日の13時はかならず吉本新喜劇をみている・・・って今でもそうなのかなぁ。すくなくとも私の時はそうでした。

会場のロビーには懐かしい写真がいっぱい貼られていておもわずも取れてしまいました。
私の子供の時は、土方姿が懐かしい花木京さんやかばのおっちゃんとオリバーソースのCMの原哲夫さんに舞踊が上手な役者の木村進、「せん、ばたろう」ネタの船場太郎さんに目玉の岡八郎さんに玉ねぎの室谷信雄におじいちゃん役の平三平さん等。写真には林家小染さんなどザ・パンダのメンバーに、小林の物まねをしていた頃の明石家さんまさん。

そんな写真をみていてふと昔を思い出しました。

私が小学校5年生の時の土曜日の午後に、担任の先生がお笑い大好きな生徒8人くらいを改装前のなんば花月へ連れて行ってくれてみんなで新喜劇を見たのを覚えています。
みんな昼食抜きなので、先生が巻きずしを2本買ってくれて10人で2切れずつ食べた、そんな切ない記憶もあります。
入場料も巻きずしも先生の自腹のはず。今の学校じゃ考えられないですよねー(笑)

2015/11/01

2015 11/1 第7回三国・アシスト亭

第27回三国・アシスト亭

限定30人の珍しい会。
ねたの虫干しやねたおろしの会で美味しいスイーツ付でこのお値段はお得です!

桂和歌ぽん 寿限無
  噺家さん向きの声量をお持ちで楽しめました^^
    今後のご活躍を楽しみにしています。

旭堂南左衛門 真田大助の初陣
   来年の大河ドラマ「真田丸」を控えての難波戦記。
 豊臣勢の活躍には大阪人をわくわくさせる魅力があります。

笑福亭仁嬌 大名将棋
 久しぶりにねた調査。
 徳川家斉がかつて三笑亭可楽らを呼び出し「将棋の殿様」を聞いていたく喜んだらしい。
 上方のは江戸よりの移植。原拠は講釈の「大久保彦左衛門将棋の意見」らしい。

桂枝女太 へっつい盗人
 その昔、学生時代に教室で演じておられたネタだそうです。
 






2015/10/18

2015 10/18 第11回 イーグル寄席

病院通いやジム通いに買い物の付き添いやらでなかなか時間がとれなくて
落語や講談会が疎遠になりかけていますが久しぶりの落語会でおもいっきり気分転換です。

笑福亭嬌太「桃太郎」
笑福亭仁嬌「池田の猪買い」
旭堂南左衛門「木津勘助」
桂枝女太「おいにょ」
笑福亭仁嬌「口入屋」


さて、旭堂南左衛門さんが読まれました「木津勘助」。
実在の実在の人物で大坂の街を救った真の侠客の像が、大阪大国町にある〔大国神社さん〕の
境内に勘助町の方を向いて立っておられます。

手元にある昭和18年の大阪市内の地図には、【勘助町】の町名が残っておりました。



2015/06/28

2015 6/28 りっくぷち寄席

久しぶりの落語会。
最近なにかと煮詰まった感があるだけに良い気分転換となりました。



林家愛染 『子ほめ』

笑福亭鉄瓶 『青菜』

林家染雀 『腕食い』

林家菊丸 『幸助餅』


昨年9月に染弥さんが菊丸を襲名。その記念会という意味もある今日の会。もともと
林家御一門は定期的にこの会場を使用されているだけに
ホームグラウンドのようなやりやすさがあるのでしょう。




2015/06/19

2015 6/19 JOBK放送開始90年スペシャル 「笑って語って90年 ~ENGEI NO REKISHI~」


開局当時は講談が中心で漫才は音曲漫才。ところが第二次世界大戦前頃より愛国浪曲へ。そして終戦後は統制へと入り
仇討物等は禁止となった。さて番組は旭堂南左衛門さんの『般若寺の焼き討ち』から春野恵子さんの『高田馬場の決闘』へ。
そして音曲漫才のテーマソングの特集からいわゆるしゃくり漫才と移り変わってゆく。中でも『夢路いとし・喜味こいし』の
名作ジンギスカンは『幸助・福助』に引き継がれて現代にも通じています。

※探偵ナイトスクープに出演されたのは幸助さん。


見逃せない番組がいっぱいです!

http://www.nhk.or.jp/osaka-blog/staff/221057.html


2015/06/13

2015 6/13 赤穂城

10年ほど前に知人より『願いが叶う大石神社さん』のお守りをいただき、それから数年後の2011年9月に願い事が叶ったので
なんとかお返しにいかなきゃとずっと思っていたのになかなか機会がなくて、ついにようやく行くことができました。
講談では『赤穂義士本伝』『赤穂義士銘々伝』『赤穂義士外伝』・歌舞伎では『仮名手本忠臣蔵』・落語では『藏丁稚』『七段目』『質屋芝居』等が有名。
この数年間、生の講談を聞く機会が多いことからとくに身近な物語として感じており、中でも
「赤穂義士伝・三村の薪割り」 「赤穂義士外伝・天野屋利兵衛」 「赤穂義士外伝・荻生徂徠」」あたりはお気に入りです。








忘れてならないのが、赤穂で数年間を過ごした山鹿素行さん。赤穂藩士に「武士はいかに生きるべきか」等を講義されています。



また私のもう一つの趣味の幕末研究!おもいっきりキーマンの吉田松陰先生は儒学者・軍学者の山鹿素行の影響をおもいっきり受けており
山鹿流兵学を教えるお家柄。

映画では『最後の忠臣蔵』で涙しました。 
http://sweet-mikan.blogspot.jp/2010/12/2010-1219.html

そしてテレビでは『忠臣蔵 ~その男、大石内蔵助~』(田村正和(大石内蔵助)/西田敏行(吉良上野介役)
『忠臣蔵 その義その愛』(内野聖陽・舘ひろし・柄本明)『忠臣蔵』(松平健)等など年末になると毎年放映されます。
最近、骨太な時代劇ドラマも映画も無く、早く時代劇 全盛になればと願っています。
















 
お昼は伝馬らぁめん。http://ten-ma.com/

美味しくいただきました(^^)v




2015/05/17

2015 5/17 第25回 三国アシスト亭

早いもので25回目のアシスト亭となりました。
ネタおろしや、長い間演じていなかったネタ等を中心とした現在30名の回で毎回ほぼ満席となる会です。



花色木綿 桂鞠輔
桂米輔さんのお弟子さんとの事。22年ご入門なので5年目。
本題の中に「中川清さんのお宅は・・・」と出てきて、おもわず吹き出しちゃいました。

3月19日に89歳でお亡くなりになられた桂米朝さん。
あれからテレビやラジオの特番をすべて録画&録音しました。
実は昨日たまたま見ていたH2年「地獄八景亡者戯」の中のワンシーン。
「桂米朝近日来演」のくだりでおもわずほろっとしたのを思い出しました。

三枚起請 桂枝女太
寛政力士伝・ 越ノ海勇藏  旭堂南左衛門
短命 笑福亭仁嬌


最近めっきりと足腰が弱くなった母。
そのため、どうしても昔のように色んなところへ出かける事が難しくなりました。
旭堂南左衛門さん、笑福亭仁嬌さん、桂枝女太さん、、いつもありがとうございます。


2015/04/05

2015 4/5 イーグル講談会+三つ葉の会


年2回程度のペースで開催されております【イーグル寄席】。今回の主事は
旭堂 南左衛門様との事。なので今回の演目は講談がメインで間に落語が2席挟まれるという珍しい会となりました。
「黒田節の由来」旭堂 南斗
「甚五郎の猫餅の由来」旭堂 南舟
「違袖音吉」旭堂 南青
「転失気」桂 枝女太
「龍馬と海舟の出会い」旭堂 南鷹
「貧乏花見」笑福亭 仁嬌
「太閤記・賤ケ岳合戦」旭堂 南左衛門
時間の兼ね合いから南舟さんの「猫餅の由来」は半分を残して時間となりました。また
南青さんの「違袖音吉」も「この続きはまたの・・・」で会場からおもわず「えぇぇ!?」という声が出ていました。
ぜひ大長寺さんへ行って違袖乙吉の墓と鯉塚へお参りをしてこようと思います。
また南鷹さんの講談は珍しいことに私の大好きな幕末物。
落ち着いた口調と強弱で臨場感たっぷりに演じてくださいました。
さて、おおとりの旭堂 南左衛門さん。
この「太閤記・賤ケ岳合戦」は秀吉の人心掌握に関するエッセンスがたっぷり。
明確な褒賞や周辺を惑わすような不要な情報をカットする情報操作、そして
戦での情報戦の大切さ等。
現代にも通じるお話でやっぱ講談はお勉強になります! 

2015/02/08

2015 2/8 第24回三国アシスト亭

第24回三国アシスト亭
 
2,009年の5月に第一回目が開催されて今回で24回目となりました。
 
笑福亭嬌太 ないもん買い
前座さんのお噺なためか[ないもん買い]はだいぶショートバージョン。いまはすっかり姿を消してしまった[火十能][鋸][パッチ][蚊帳]などは
ばっさりと割愛。またまんじゅうやの件では[竹の皮]ではなく2個重ねのバージョン。
どなたか現代風に作り替えられたらおっと面白くなるのに!という代表的なネタ。
 
旭堂南左衛門 正直車夫
明治前半頃が舞台。正直な車夫と警官のやりとりを経て、その善行が黒田清隆(薩摩藩士)に認められたほっこりと心温まる講談。
 
笑福亭仁嬌 お血脈
ネタおろしの会とは思えないくらいの出来の良さが印象的。公演後、仁嬌さんにお聞きしたところ[桂吉朝さん]の流れ。
 
桂枝女太  喫煙所
ご自身の体験をベースにされた創作落語。

すでに何度か演じておられるネタのようでマクラとの流れがとても自然。元喫煙者さんには共感が得られるお噺。

2014/12/21

第9回 イーグル寄席

第9回 イーグル寄席

桂華紋 「道具屋」
旭堂南左衛門 「赤垣の婿入り」
笑福亭仁嬌 「高津の富」
内海英華「女道楽」
桂枝女太 「けんげしゃ茶屋」


2014/10/19

2014 10/19 第23回三国アシスト寄席

まだまだ体調が芳しくない中での2か月ぶりの落語&講談となりました。
それでもおもいっきり気晴らしになり、多少の無理をしても参加してよかったって思っています。
三国アシスト寄席も今回で23回目となり、本年最後の開演となりました。
秋晴れのせいか若干空席がありましたがそれでも、熱気のある会になりました。

旭堂南斗さん「有馬御難」
笑福亭仁嬌さん「まめだ」
桂枝女太さん「天災」
旭堂南左衛門さん「真柄のお秀」


「まめだ」は<特選!!米朝落語全集 第十四集> で何度も聴いた大好きなお噺。
私的にはこのお噺は落語ではなく、大阪ミナミの民話のようにおもえるようなすごく「しっとり」とした内容です。
悪戯子狸(まめだ)と大部屋役者の息子と膏薬売りの母が織りなす内容で、ふとしたことから、
傷を負った子狸が陰気な少年に化けて膏薬を買いにくるけれどその使い方がわからずに
ついに三津寺さんの境内で絶命。
その噂を聞いてすぐにお寺へ駆け付けた大部屋役者の息子と母とそして和尚さんの会話が
聞かせどころでホロっとさせるヤマ場のシーン。情感たっぷりな観の中に
さやさやと秋風にのって落ち葉がお線香を供えたばかりの菩提の前に集まってくる・・。

上方落語にはめずらしい秋のお噺でした。

2014/08/31

2014 8/31 第22回 アシスト亭

早いものでアシスト亭は今回で22回となりました。
この会の趣旨は、師匠さん方各位が落語ブームとなったことで噺数を増やすために
昔覚えられた噺や、最近覚えられた噺を本高座へかけられる前に予行演習されるとの趣旨で、
会場はアシストという喫茶店なので客数に限りがあることと、毎回ステキなむしやしない(おやつ)を出していただけて1500円というリーズナブルさに毎回ほぼ満席となります。
また前座には毎回初々しい噺家さんが登場されるのも楽しみの一つです。
さて、今回のアシスト亭は下記の通り。

林家染八 延陽伯
まだまだ初々しさが残る林家染八さん。
それでもサラブレッドの如く堂々とした延陽伯を演じられました。将来が楽しみな噺家さんです。
桂枝女太 二人癖
きっちりと仕上げておられた感のある二人癖!
「つまらん」「一杯飲める」の応酬がとても楽しかったです。
旭同南左衛門  大石順教尼物語(第2章) 太左衛門橋の逡巡~狐狸窟彦兵衛作
堀江6人斬り事件から3年が経過。芝居裏通りで松川屋の割烹女将となった大石よね。
さまざまなエピソードを軸にした第2章でした。
笑福亭仁嬌 らくだ
弥猛の熊五郎と紙屑屋の会話の対比が非常に面白く、命令される形で紙屑屋が「長屋の月番」「大家」「漬物屋」へ名代として行かされた後、
微妙な力関係が入れ替わってゆく会話の面白さも十分!また威勢の良い前半に対して、どうしても後半は尻つぼみになる話ために
途中で切り上げる場合が多いのですが、本来のお話のサゲまできっちりと演じられました。
1時間程度ネタですが若干短めになったものの笑福亭仁嬌さんのらくだを堪能いたしました。

2014/07/05

2014 7/5 なわて落語会

毎年恒例の落語会。
 このメンバーで前売り2000円は絶対にお買い得!

でも大きな難点が。
 それは全席自由席なので会場2時間前に行ってもすでに10人以上並んでおられ、加熱ぎみ。
数百人が蒸し暑いロビーで長蛇の列。ようやく座席に座れた頃はもうヘロヘロ。。。
指定席にならないものでしょうか。



桂小鯛 平林
小鯛さんはおそらく3回目。田辺寄席(つる)/めふ乃寄席(強情灸)。
威勢も元気も良い 小鯛さんの良さがでていたお噺だと感じました。



桂吉弥 風邪うどん
真室川音頭の出囃子で登場の吉弥さん。
数日前にテレビを賑わした西宮県議さんや小保方さん、佐村河内さんと時事ネタをうまくマクラに
使われてお客様の心をぐっと掴まれました。また三波春夫さんの『船方さんよ』を替え歌に披露。
また夏の売り声から風邪うどんへ。おもいっきり冬の噺ですが、それでもうどん完食の演技が光ります。


桂ざこば 文七元結
まくらではなつかしい月亭可朝さんとの思い出話。 可朝さんらしいエピソードを聞かせていただきました。ネタは何度か聴いたことがある人情話の文七元結。活きな江戸っ子のキップの良さとしっとり感のある元ネタが、新町~長堀橋あたりを中心にした上方版になっていました。
それも途中でざこばさん独特の話術で笑いをひっぱりだすような演出で、しっとり感は無いものの
なんともいえない無骨ながらも人情味あふれる長兵衛さんとなっていました。


桂 南天 動物園

導入の就職条件部分や見せ場である虎の歩き方は割とあっさりと流された感じ。
「こごろうさん時代」になんどか動物園を聞かせていただいた記憶がりますがあっさり感の動物園でした。


桂南光 胴斬り

胴斬りのラストへ向かうシーンから、「みんな、ついてきてますか!」と共に『犬の眼』の噺に大きく転換。そしてまた本題のサゲに向かうシーンへ戻りました。たしかに奇想天外な噺だけにその世界観を周知させるには良い方法なのでしょう。
大喝采のうちに今日の落語会が終了しました。

2014/06/08

2015 6/8 第21回 三国・アシスト亭

桂 優々 田楽食い

桂雀々さんのお弟子さんで6年目。
テレビ番組の上方演芸ホールで雀々さんの「田楽食い」を思い出される所作口調で
師匠さんと練習をずいぶん積んで来られたのだなと感じました。
将来が楽しみな噺家さんです。


旭堂 南左衛門 般若時の焼き討ち

久しぶりの師匠さん。
<淀君の威勢>からネタを変更されました。
徳川家康や真田幸村がイキイキと動き出しました。


笑福亭 仁嬌 道具屋
軽めの「道具屋」。ポンポンと噺が進み、これくらいの軽妙さがあるとかえって素直に笑えるました。


桂 枝女太 百年目

なんといっても今日の目玉は「百年目」。

元噺は並木正三氏の「手代の当惑」(宝暦12年(軽口東方朔))を元に焼き直しした明和7年上方板「軽口片頬笑(かるくちかたほえみ)」第一巻所収〔うろたえても気転〕を改作したものと思われる。
上方落語の歴史 昭和33年 前田勇著

桂米朝さんの百年目はもう何度も聞いてきました。といっても音源は同じ。
なのでどうしても比較してしまいますが、それでも今日の桂枝女太さんの「百年目」はよく演じられたと思います。
もちろん、今の世には「百年目」という言葉はもはや通じないことから上手くマクラに組み込まれおまくサゲへと繋げられた工夫や、越後獅子のハメモノを再現するために、アシスト亭はじめての生三味線に拘られたこと等大変だったと思います。
旦那さんの赤栴檀と難莚草の件と、そのあとに続く「遠慮は外でするもんや」「ちょうど孫の太鼓があるよってに、ちょっとここで踊ってみてや」の微妙な旦那の心遣いの描写がお見事でした。すこし旦那さんがお若い感じであったようですが、それでも番頭の恐縮したその心理がうまく出ていました。桂文枝さんの百年目は聞いたことの無いのが悔やまれます。本当にお疲れ様でした。
ちなみに帰り際に桂枝女太さんは、「いやぁ・・まだまだです」と言われていたのが印象的でした。



2014/05/24

2014 5/24 第71回国立文楽劇場寄席 上方演芸特選会

久しぶりの国立文楽劇場。

地下鉄日本橋から近くという便利な立地だけれど愛車で移動のために、いつも駐車場で苦労します。

今回はラッキーな事に、真裏にある¥400/1hの駐車場が空いていてラッキー!
開場1時間半前には余裕で到着。




「落語」笑福亭 喬介 金明竹
「曲芸」揚野 バンリ  曲芸
「浪曲」春野 恵子  両国夫婦花火
「講談」旭堂 南左衛門  徂徠豆腐

「落語」桂 楽珍 蒟蒻問答
「浪曲」松浦 四郎若 応挙ゆうれい図
「漫才」三吾・美ユル 漫才

上方の名人芸が勢ぞろいというなんとも贅沢な会。

前座の笑福亭 喬介さんはほんとに久しぶり。
その明るい陽気なキャラで会場は笑い声に包まれて行きました

ネタは私の大好きな金明竹!

http://sweet-mikan.blogspot.jp/2011/12/2011-1211.html

揚野 バンリさんのジャグリングはおもいっきり新鮮!失礼な話で恐縮ですが先日某場所で見た路上で行われている大道芸とは大違い。その緊張感と軽妙なトークの掛け合わせが心地よい。

半年ほど前に入手した初代幸枝若さんの数枚のCDから浪曲の面白さに目覚めた館のある私。春野 恵子さんも松浦 四郎若さんもとても興味深くそれぞれの世界にすっと入って行けました。

さていよいよ旭堂 南左衛門さんの登場!ベストなタイミングで「まってました!」の声がかかりました。この徂徠豆腐はもう何度も聞かせていただいたはずなのに、会場の空気感が普段の講談会では無いために不思議な緊張感が漂っていました。さすが大喝采のうちに終了。

桂 楽珍さんは田辺寄席等で何度か楽しませていただきましたが、まぁさすがに面白い方!徳之島ネタで盛り上がったせいか、ネタはうまく短縮して大爆笑で終了。

三吾・美ユルさんの漫才はナマでは初めてです。コントや早口な漫才が多い中で脈々と続いている上方のしゃべくり漫才の三吾・美ユルさんの漫才はテレビの演芸番組で見た記憶があります。
かしまし娘さんやフラワーショー、宮川左近ショー等のネタはおもわず懐かしくまた、親子であることをうまく漫才に取り入れられて大喝采で演芸会は無事終了となりました。


上方ならではの演芸の数々!また機会がありましたらぜひ参加させていただきます。


2014/03/08

2014 3/8 第48回秋桜寄席

毎年、この日は宝塚の小林で開催される小林亭へ行ってたのですが
今年に限り桂 雀三郎さんがご出演とのことなので貝塚へ。

開場までまだ2時間近くあるのにもう並んでおられる方がちらほら。
笑福亭福笑さんの人気ぶりはすごいです!


「子 ほ め」 笑福亭智六

 「初 天 神」 笑福亭たま


「はてなの茶碗」 桂 雀三郎

 「紙 入 れ」 桂  春蝶

 「神 通 力」 笑福亭福笑

2014/03/02

2014 3/2 第8回イーグル寄席


最近は日曜の早朝にラジオで流れている浪曲にはまったおかげで、
レンタルで初代京山幸枝若さんのCDを会社の良き帰りに聞いているという熱中ぷり!
なのでなんだか落語が新鮮です^^

会場は新大阪イーグルボウルの5階。落ち着いた良い会場ですが
残念ながらお客様の入りが少なかったようで・・もったいないことです。
ぜったいにお得な寄席で参加必須です。


「初天神」露の雅
2009年の秋に田辺寄席ではじめて聞かせていただいてから5年。
落語に一生懸命取り組まれている感があって好感が持てました。

「貧乏花見」笑福亭 仁嬌
東京では「長屋の花見」。
春になるとなんどか聞かせていただく爆笑噺。


「質屋蔵」桂 枝女太

久しぶりのお噺。
質屋の蔵に夜な夜な化け物がでるという。
人様のいろんな情念のこもった物を預かるのだから当然だという。
その正体は。。
枝女太さんの表現力ってやっぱ上手いです!

「寛永三馬術・梅花の誉れ」旭堂 南左衛門

何度か楽しませていただいたこの講談。なんどきいても感激です。
馬術の名手は馬に乗るのではなく、乗せてもらっているというくだり・・心に染みる言葉です。