「大河への道」を鑑賞。
この映画は立川志の輔さん原作。伊能忠敬記念館に行った際のインスピレーションがもとになり映画化されたそう。ご本人ももちろんご出演。
立川志の輔さんの中でも「忠臣ぐらっ」や「ガラガラ」「歓喜の歌」「メルシーひな祭り」「質屋暦」などいずれの創作落語もその世界観がすごく計算された落語だけどそれを感じさせることなく、普段から愛聴していましたおかげで早くのうちにこの「大河への道」の話はチェックしていました。
そしてそのストーリーの情報がわかりはじめるともう楽しみでたまりませんでした。
「伊能忠敬さんが日本地図を作る」ってお話なのに「忠敬さん」は出てこないww
地域活性化のために取り上げた「伊能忠敬さん」を軸に現代の千葉県香取市役所と、200年前の江戸時代をうまく描いた歴史発見エンターテイメント。
現代の配役やそのポジションがそのまま江戸時代にポジションになっているなんて上手すぎです。
幕末オタの私は「忠敬さん」については知らないことばかりだし、受け継いだ髙橋景保さんについても全く知りませんでした。でも父親の高橋至時さんは「天地明察」の改暦関連でうっすらと。。また二番弟子の「間宮林蔵」さんは有名。
それにしてもなんどか出てくる「大日本沿海輿地全図」と「現代地図」の重ね合わせをみてホントにびっくり。
ぜひ下記サイトをご覧ください!
この正確さが徒歩による測量で、しかも驚くべきことは、51歳の時に江戸へ出て年下の高橋至時(たかはしよしとき)氏に暦学、天文学を学ぶために弟子入り。そして56歳から74歳まで測量のために日本全国を歩きまわっています。56歳から74歳!!
今の私は今は音楽製作をやめてその機材はすべて処分。楽器演奏もバンド活動も止めました。落語会や講談会へ行くことも止めました。歴史のお勉強でさえも長い間止めています。クラシック音楽もPOPSも興味が薄れました。
そんな私に「このままじゃダメ・・」って思わせる映画、それがこの「大河への道」です。