毎年恒例の落語会。
このメンバーで前売り2000円は絶対にお買い得!
でも大きな難点が。
それは全席自由席なので会場2時間前に行ってもすでに10人以上並んでおられ、加熱ぎみ。
数百人が蒸し暑いロビーで長蛇の列。ようやく座席に座れた頃はもうヘロヘロ。。。
指定席にならないものでしょうか。
桂小鯛 平林
小鯛さんはおそらく3回目。田辺寄席(つる)/めふ乃寄席(強情灸)。
威勢も元気も良い 小鯛さんの良さがでていたお噺だと感じました。
桂吉弥 風邪うどん
真室川音頭の出囃子で登場の吉弥さん。
数日前にテレビを賑わした西宮県議さんや小保方さん、佐村河内さんと時事ネタをうまくマクラに
使われてお客様の心をぐっと掴まれました。また三波春夫さんの『船方さんよ』を替え歌に披露。
また夏の売り声から風邪うどんへ。おもいっきり冬の噺ですが、それでもうどん完食の演技が光ります。
桂ざこば 文七元結
まくらではなつかしい月亭可朝さんとの思い出話。 可朝さんらしいエピソードを聞かせていただきました。ネタは何度か聴いたことがある人情話の文七元結。活きな江戸っ子のキップの良さとしっとり感のある元ネタが、新町~長堀橋あたりを中心にした上方版になっていました。
それも途中でざこばさん独特の話術で笑いをひっぱりだすような演出で、しっとり感は無いものの
なんともいえない無骨ながらも人情味あふれる長兵衛さんとなっていました。
桂 南天 動物園
導入の就職条件部分や見せ場である虎の歩き方は割とあっさりと流された感じ。
「こごろうさん時代」になんどか動物園を聞かせていただいた記憶がりますがあっさり感の動物園でした。
桂南光 胴斬り
胴斬りのラストへ向かうシーンから、「みんな、ついてきてますか!」と共に『犬の眼』の噺に大きく転換。そしてまた本題のサゲに向かうシーンへ戻りました。たしかに奇想天外な噺だけにその世界観を周知させるには良い方法なのでしょう。
大喝采のうちに今日の落語会が終了しました。