絵師 一鶯斎芳梅の浪花百景四つ橋の浮世絵です。
今の四橋は長堀通りと四橋筋が交差する大きな交差点ですが
昭和35年以前までは長堀川が流れていました、西横堀も昭和40年前後に
埋め立て照られて完全に姿を消しましました。
当時は河川が直角に交差する場所であるだけに、その水流は激しい箇所が
あったらしく上方落語 辻占茶屋では心中を偽装する場所になっています。
現在の四ツ橋の交差点東側に、記念碑が残されており
当時存在していた橋、上繋橋、下繋橋、炭屋橋、吉野屋橋が描かれており
そのモニュメントがあります。
涼しさや 四つ橋を 四つわたりけり 小西来山
後の月 入りて貌よし 星の空 上島鬼貫
絵師 一養亭芳瀧の浪花百景 新町郭中九軒夜桜の浮世絵です。
現在のオリックス劇場前の公園あたりにあった日三大遊郭の一つ。新町遊郭です。
(京の島原、江戸の吉原、上方の新町)
絵の右側土手には桜が咲き、とても美しかったようです。また左側にはズラッと
揚屋が軒を連ねている様子が描かれています。
現在は寂しくも歌碑がぽつんとあるだけで、「加賀千代女」が読んだ
【だまされて来て 誠なりはつ桜】がありました。
【だまされて来て 誠なりはつ桜】がありました。