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2025/06/28

映画 国宝 鑑賞

 話題の映画「国宝」を鑑賞。

任侠の一門に生まれた少年喜久雄は酒宴の席で対立する組のかちこみで父を亡くす。酒宴に呼ばれていた上方歌舞伎の名門当主・花井半二郎が引き取り実子、俊介とともに厳しい稽古で女形としてともに歌舞伎の世界にのめり込んでゆく。
それは、同志でありライバルであり・・すこずつ運命の歯車が狂うも互いが近づいたり離れたり・・歌舞伎の名跡は世襲なのか・・。

吉沢亮が演ずる立花喜久雄は花井東一郎として、横浜流星が演ずる大垣俊介は花井半弥として芸を磨きながらも運命に翻弄されてゆく。まさに「禍福は糾える縄のごとし」。

この映画のために主演された吉沢亮さんと横浜流星さんの相当なご苦労が見て感じ取ることができる骨太な映画でした。
上映3時間でしたが、集中が途切れることなど無い映画でした。


特筆すべきは、ため息が出るようなその映像美。藤娘や道成寺、曽根崎心中・・。舞台一面に降る雪、様々な角度から演じる二人の所作を撮す・・柔らかく・・曲線と直線が交差する所作は本当に見事。


何度か登場した高校生の久雄と俊介が練習に興じた赤い橋は「玉手橋」。
大阪夏の陣の古戦場となった玉手山にあった玉手山遊園地に行く為に
必ず通る「玉手橋」。二人が踊っていたあのあたりで、私は幼少時代に
木工工作で船を作って浮かべて遊んだことを思い出しました。