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2017/03/08

宅配便騒動に思う事

このところ連日のように配達業界の事が表面化しています。

昨年の秋ころでしょうか、佐川急便の身代わり出頭事件が露見し
その後続々と対象者が増えてついに書類送検となっています。
これと同時にヤマト運輸の業務環境から労組より申し入れがありその悪劣な環境が表面化、そして残業代未払い調査等でメスが入っています。

当方もお仕事で宅配便を使用していることから、
そのお仕事の大変さは配達に来て下さる方々の顔色から簡単に想像できます。
なんだか他人ごとに思えず夜間に配達に来て下さると本当に申し訳なく思っています。


もちろん競合他社の価格競争によりどんどんと価格は下がり、働けば働く以上に苦しくなる悪しき業界の慣習が招いた結果なのでしょう。

個人宛で本当に急ぐ荷物ってどれくらいあるのでしょう。
私の翌購入する「水」なんて余裕をもって注文しているので、本当に手の空いた時に配達に来て下さったら良いし
また、お米等の重たい食料品も同様です。

「急がない荷物なら値段は通常」で「急ぐ荷物は割増料金」なんて仕組みを宅配業界が設定しても
実際には通販モールの大手「楽天市場」「Yahooショッピング」の出店者はそんなややこしい受注処理をすることができません。
ネット通販初心者さんは「知らない間にこうなっていた」「メールが届いていない」「買った覚えがないのに」等など想像を絶する相談を店舗に言われるので店舗側はそれどころではありません。

やはり、今回の現況の一端を担ったamaznのPrime会員送料無料のハードルを上げるか、もしくは有料にすることで適正価格でヤマト運輸さんら宅配会社の契約を見直すことではないでしょうか?

クロネコメンバーズの構築やLineでの配達情報変更ができたり、またマンションや戸建て住宅に宅配BOXを設置したりコンビニで受け取る仕組みを強化してもほんのわずかな効果でしょう。
それなら、宅配業界で働けば見合う以上の収入が得られるという図式を早期に構築する方が先なのではないでしょうか?

サービスに見合うだけの価格を早く転嫁できる日が来ることを願っています。