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2011/11/23

2011 11/23 第1回 おばま染寿丸~大阪公演~

第1回 おばま染寿丸~大阪公演~

会場はたくさんのお客様で賑わっていました。さすが人気若手の落語会だと実感。
定刻までには、Jazzが流れるというお洒落というかなんともいえない感じでしたがけっして悪くない雰囲気です。。
さて、14時。
3人が高座へ上がりご挨拶。
まぁ、なんとも打ち合わせされていないグダグダ感はあるものの見事に生寿さんのアドリブでぐいぐいと引っ張って行きます。
今日の挨拶の打ち合わせの遅刻の話や染寿丸のきっかけ、今後の活動について会場を沸かせながら進めて行かれました。本当に息のあった3人だと感じました。

桂 福丸さん 阿弥陀池

久しぶりに福丸さんのお顔を見ました。なんだか表情がグッと絞まってこられ精悍さが加わりました。
マクラは師弟関係について。ご自身に弟子ができた時の名前をどうするか・・当然「福」はつけられないので「丸」をつけることになる。
阪急某駅のようで会場は大爆笑。私的にもツボだったりする。。さて、ネタは聞きなれた「阿弥陀池」。
うまくわかり難い言葉(抜身)や表現(左の乳房・・)を現代風に直したり割愛したりとすごく練られていると感じました。
新聞紙のくだりは深追いしないかわりに、「でこ(猫)に・・」「馬の耳に・・・」・・と反復の笑いを入れたり。
練習の成果が見える話でした。

 
林家染吉さん 禍は下

遅刻の理由はまぁ奇想天外なことでww
Qsモールやら市立病院やら、場所がわかるだけにとっても面白く聞かせていただきました。
ネタは浮気を主題にしたお話。特に女形のやわらかい表現がだんだんときつく移り変わる点は秀逸。


笑福亭生寿さん 軽業

福井の小浜へ行かれる際の車中のエピソードで、旅ネタから軽業かとおもいきや、
学校寄席で翁家 喜楽師匠の太神楽と一緒に出演された際のお話ですでに会場は爆笑。
ネタは軽業。何度も繰り返される怪しい出し物にひっかかる二人。
「一間の大鼬」「天竺の白い孔雀」「取ったり見たり」が続く前半と、軽業興行に入る綱渡り芸のいずれも見事でした。

桂 福丸さん 寝床

難しい噺なのにお見事です^^
浄瑠璃好きな旦那と番頭さんのやり取り、町内や裏長屋の者たちの会話、それぞれが鮮やかに脳裏に描くことができました。
3人に共通してなのですが、本当に上手くなられました。特に福丸さん、生寿さんはほぼデビューの頃から拝聴していましたのでその上達ぶりにびっくりです。
このステキな会がずっと続きますように。