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2011/11/20

2011 11/20 泰聖寺講談会

2011 11/20 第15回柳谷観音・泰聖寺 講談会 旭堂南左衛門 一門会

開場1時間前に到着。すると・・あれれ? 南青さん!
え?なんで・・・?と私の頭の中にハテナマークが浮かびながら始まりました。






さていよいよ開演!前説ではいつもご住職さんがでてこられるはずが、なんと旭堂南青さんがご登場!
今日は旭堂南左衛門さんがギリギリになるかもということと、ご住職さんが用事で出られているとのこと。さすが前説では、八尾グランドホテルであった実際にあった体験談で開場の雰囲気を柔らかくしてくださいました。

黄昏亭もみじ 真柄のお秀

越前山田村でとっても力持ちな女性のお秀のお話。
うまく纏めた感のある口調で話されたのが印象的でした。

旭堂南斗 難波戦記発端

12月21日に第1回の南斗さんの講談会が開催されるとのこと。今日もなかなか印象的な手書きのチラシが入ってました。メインの南斗さん、南舟さんに南青さん、南左衛門さんが参加されますのでおもいっきり一門会ですww

木下藤吉郎が13才、矢作の橋の下で野宿。ちょうど、松平竹千代が通りかかるとのことでたたき起こされ、「いつか、竹千代におれの草履をとられてやる」と誓う。そして時は流れ・・・。

旭堂南舟 乃木将軍の墓参

マクラは近況wwいつも通りのほんわかした雰囲気の南舟さん。
で、驚いたのが、ネタになって口調のスイッチが入るのはいつもですが今日はさらにメリハリがあって、その世界観にすっと入ってゆくことができました。
この話、すっごい楽しかったです。

「おいっちにー♪の人」=「薬屋さん」という比喩がわかりませんでしたが、そんなCMがあったのでしょうか。日露戦争で沢山の部下を亡くしてしまったことに責任を感じている乃木将軍。その感情がよく現れていました。

旭堂南青 難波戦記

昨日の大雨のの時に大阪玉手山にある後藤又兵衛のお墓でフィールドワーク中だったそう。
この場所に纏わる思いで話をしおてくださいました。、
さて、ネタですが、いやぁ。。。お見事!
大阪平野のある全興寺さんにある首地蔵さんへお詣りに行っていたので、その伝承を存じていましたが、講談ではまったく初めてです。。家安に次々と襲いかかる幸村。その臨場感!幸村の七人の影武者、三好清海入道ん等々すっかり大阪夏の陣の世界にトリップしていました。

旭堂南左衛門 蘇生の五兵衛

マクラでは先日出版されました『上方伝統芸能あんない』(著:堀口初音)の出版記念パーティに参加されたとのことで、ぎりぎりになるかも?ということで南青さんが来られることになられたそう。また、南左衛門さんの師匠さん、南陵師匠さんとの様々な思いでからこのお話につなげられました。南陵師匠さんは、酔われて講談をされるときにはこのネタをよく話されていたそうです。

このお話は新聞読み(しんもんよみ)というジャンルだそうで明治初年に実際にあり新聞に掲載された話とのこと。大酒のみの五兵衛が、褒美の50銭がもらえるということで焼酎を1升飲むことに。でろんでろんに酔って帰宅。なんと、胸を強打したことで意識を失ってしまう。
あわてた奥さんは医者を大慌てで呼んで見立ててもらったが、すでに息をしていない。翌日、お葬式が行われた・・その夜になんと・。。。
もう落語にもなりそうなこのお話!第爆笑ネタです。

この泰聖寺の講談会の良さは、会が終わったあとにあります。
みんなと一緒にさまざまなお話が繰り広げられます。
もちろん内緒のお話も多いので書くことはできませんが、南陵師匠さんと米朝さんのお話は珍しいお話だったと驚きました。