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2020/04/13

COVIT-19は世界基準で価値観を変えてしまう

世界に災いをもたらした〔COVIT-19〕、いわゆる新型コロナウイルス。まだまだ衰えを見せず世界中に蔓延しています。
たしか2019年12月に武漢市の生鮮市場で40人が原因不明の肺炎を発症したことが発端だったと記憶しています。

その発症原因の元は何なのか?いまだに解明されておらず、有効な対策方法も模索中の様子。宿主や蝙蝠節?生物兵器説?他国から持ち込まれた説?デマとも思われるいろんな流言が飛び交っています。

この世界中を舞台にした禍が過ぎたとき、人の価値観や認識が新基準になるのかもしれませんね。

「風が吹けば桶屋が儲かる」とは良く言ったもので、この騒動の中で「売れているもの」「人気の業態」があると同時に「売れないもの」「不信の業態」も多く資本主義社会ならではなのでしょう。

スーパーマーケットに行けば、「巣ごもり消費」「学校閉鎖」「テレワーク」の影響から
意外な程に家族連れでの買い出し姿が見られ、冷凍食品やスナック菓子、酒類や嗜好品類が好調。これにつれて電子決済関連やテレワーク関連機材も人気でWEBカメラやヘッドセットは売り切れになっている模様です。また事務用品家具も売り切れがでています。

また出前館、UberEatsをはじめとした配達、デリバリーやテイクアウト対応の店舗が増えています。マクドや吉野屋、すきや等のドライブスルーには土日は長蛇の列、ということは包装資材や容器類が売れているのでしょうね。
生活習慣では完全にマスクやうがい、手洗いが浸透し、日本人の清潔習慣に拍車がかかるということは、保護クリーム類が売れるのでしょう。

飲食関連や接客サービス関連業種はAI化や無人化が進み、特色の無い店舗は生き残れず、また会社員は仕事をするためだけに出勤するという旧態依然とした体質の企業は淘汰されるのかもしれません。

場所貸しがメインとなり、集客だけのイベント企画を柱としている大規模小売店は、当分インバウンドの恩恵を被ることができないために構造不況業種の代表となるのでしょう。
そんな中で、選ぶ戦略ってなんでしょうね。
もちろん、この経済の混乱の中でとんでもない老舗の倒産やありえないM&AやTOBが起こったりするでしょう。
阪神淡路大震災や東日本大震災で体験してきた世代としては、経済の歯車がひとつ狂いだすととんでもない方向へ進みだすという体験を今回のコロナ騒動でさらに実感しました。

天候の不順や気候の変動から農作物の収穫量低下、自国の自給率はさらに悪化、ナショナリズムの台頭で輸出制限がさらに広まり国家単位での駆け引きが活発化し、最悪のシナリオが選ばれることの無いことを祈るばかりです。