先日四天王寺で開催された古本市で入手した本を整理。
今回、特に気に入った書籍は「幕末外交談 2冊組」田辺太一著/坂田精一訳で1966年初版本を偶然入手!某サイトでは高値がついているようですが、申し訳ないくらいの超安値でした。
著者の田辺太一氏は天保2年(1831年)-大正4年(1915年)で幕末、明治期に活躍された幕臣であり外交官。ペリーが浦賀に来たときは22才で長崎海軍伝習所第3期生。勝海舟もいました。咸臨丸で小笠原諸島測量をはじめ2度にわたるフランス赴任。ナポレオン3世に謁見。維新後は岩倉遣欧使節に随行をはじめ清国公使館勤務/元老院議官。
明治31年に幕末の回顧録として〔幕末外交談〕を出版された書籍が坂田精一氏(明治36年生)により訳される。ちなみに坂田精一氏はハリスの日本滞在記やアーネストサトウの外交官の見た明治維新等の書籍を訳されています。
混沌とした幕末史を知る上で、その時々に置いて様々な背景があり、いままで知らなかった事や、わかりやすく全文が掲載されていることから今まで以上に深く理解することができます!