「第二十九回柳谷観音・泰聖寺講談会
~創作講談特集~中野順哉・有本隆・狐狸窟彦兵衛の世界」
「大石順教尼物語~カナリアの教えに導かれて~ 狐狸窟彦兵衛 作」 旭堂 南左衛門
「藤堂高虎~中野順哉 作」 旭堂 南青
「宮本武蔵~播州三番勝負~有本隆作 」旭堂 南舟
「天才剣士・宮本武蔵見参!~中野順哉 作」 旭堂 南斗
今日の泰聖寺講談会も大入り満員でした。この1年間くらいはずっと満員で
本当に嬉しく参加させていただいています。
さて、今回は創作講談特集ということで宮本武蔵も藤堂高虎もとても面白く
楽しませていただきました。
そして最後を飾られました南左衛門さんの【大石順教尼物語】。
これは
1ヶ月ほど前に九度山の大石順教尼記念館にて身内だけの発表会を経て本日が2回目となります。
この1か月間でなんと素晴らしい講談に仕上がった事か!
より洗練され、磨き上げられ、強弱が付き、そしてフリが加わったおかげで
観客の中からもすすり泣く声や嗚咽が聞えてくるほどでした。
恒例の終演後の茶話会で聞いた話では、今日の参会者のお一人がこの演目の途中に
大石順教尼さんも聞きに来られていたと話されたそうで本当に驚きでした。
健常者だから気が付かない当たり前の幸せは障害者となってはじめて気が付く、
それでも笑顔でたくさんの方々の魂を奮い立たせた大石順教尼さんのお話は
沢山の方々に知ってもらいたい!本当にそんな気持ちでいっぱいです。
会が終わり、一部の方と大阪四天王寺さんにある中川萬次郎さんのお墓へ
参拝に行って、今日の講談のご報告をしてまりました。