フランス風懐石料理中華風: 2010 8/10 お盆に寄せて

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2010 8/10 お盆に寄せて

各々の家ごとに長く培われている伝統行事ともいえる風習があることとおもいます。
特に宗教にまつわる行事や祖父母からの言い伝えなど様々でしょう。

この2010年の夏は今までに無く母のお手伝いをさせていただいたことで感じた事を忘れないように此処に記しておこうと、なんとなく書き始めました。

我が家では毎年8月の第一週もしくは第二週の日曜日にお寺さんに来ていただき法事を行います。その際は果物七品、乾物七品、野菜七品に加え祖父母が好きだったお菓子や思い出の品々と仏様のお膳として【飯椀】【汁椀】【香の物】【お野菜の煮物】【煮豆、和え物】を2セット用意しお供えします。

どこの家も同じなのかそれとも違うのか?まったくわかりませんが祖父母が無くなってからの毎年の恒例行事です。

港区から滋賀へ疎開し、戦後の大変な時期に大阪に越してきた祖父母の時代に現在のお寺さんをご紹介いただいたそうで、現在、当家にお越しいただいている尼僧の先代さんにあたり相当なお歳ですがとてもお元気で、張りのあるお声を聞かせてくださいます。

滋賀に有る本家は代々浄土宗ですが曹洞宗のお寺さんとご縁があった関係に加え、祖母がなくなった際に浄土宗のお寺にお世話になりかけましたが、ある事情で現在のお寺さんに急遽お願いして現在にいたります。

特に聞き覚えのあるお経としては、般若心経、四弘誓願文、普回向、修証義第一章総序、第三章受戒入位、第四章発願利生、第五章行持報恩、舎利礼文、先亡諸霊回向文・・。いかにもお経っぽく聞こえない修証義は幼少のころからうろ覚えのまま大人になり、初めて文章を見たらまったく意味が違っていて驚きました。

数年前に公開された映画【道元】を鑑賞したことがきっかけで永平寺へ参る機会がありました。
「 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり 」の句を読まれた道元さんの残された「正法眼蔵」をわかりやすく編纂し直された修証義は奥深くいつかどこかの機会でちゃんと学んでみたいと思っています。

さて、まもなくやってくる13日はお迎え火を焚き先祖の霊をお招きし、そして15日には施餓鬼法要があり「お流し」にまいります。

霊界に帰る祖父母の霊を初め、先祖代々の霊にお弁当を持って帰っていただく為にお弁当をつくりお寺に納めます。そして持参した塔婆を供養いただきます。※実際の施餓鬼法要はその名前のとおり、無縁仏様を初め輪廻の中で苦しんでる方々への施しであることも実は近年知りました。

1年のうちのわずかな日程だけれど家族という最小単位が一族の集まりとなり、そして先祖供養をする事の価値には計り知れないものがあるとおもいます。

普段、滅多に会わない親戚や親兄弟との血縁をイヤでも意識するそんな日本の伝統文化を絶やしてはいけないし、核家族化が進んだ家庭であればよけいにそんな風習を取り戻して欲しいものです。



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