第509回 田辺寄席 09年9月20日(日) 昼席 午後1時10分開演
《新・じっくりたっぷりの会−桂雀々の段》
一、花色木綿 林家染左(染丸門下)
二、天王寺詣り 桂雀々(雀々一門)
三、509号笑呆亭/「茶目八」 桂 文太(五代目文枝門下)
四、ステージ漫画 フロッグ西嶋(初代かえる門下)
五、遺言 桂雀々(雀々一門)
今日は混雑することがわかっていたので早めに会場入りいたしました。
しばらくすると、文太さんと染左さんに続き、雀々さんが来場。
入場待ちをしていたみんなから拍手がまきおこり笑顔で応える雀々さん。この距離感が田辺寄席の魅力なんでしょう。
開口0番では出囃の紹介に続き、「本調子、二上がり、三下がり」の紹介にあわせて、染左さんが標太鼓、文太さんの篠笛を披露。
三味線のお師匠さんもまじえ、息もぴったり。
・染左さん
私の子供の頃から「裏はなに?」と言うとかならず「花色木綿」と答える家族。それくらい昔から聞き慣れた話。やっぱり染左さんは安定感抜群。きっちり楽しませてくださいます。
・雀々さん
昨日の営業先での様子をマクラに大熱演。天王寺詣りのネタはまさに、今の機会にちょうどのお話で天王寺界隈~四天王寺さんの境内の中を案内して歩く描写が、歴史を散策している私にとってはとても大好きなところ。もちろん話しの方も雀々さん独自のクスグリ満載で大爆笑でした。
・文太さん
初めて聞かせていただきました<茶目八>手癖の悪い太鼓持ち「茶目八」を懲らしめる芸者さんと、旦那のお話。
ハイテンションの前の話からうまくクールダウンをさせるように心地好いテンポで笑いを誘う文太さんが印象的でした。
・ステージ漫画 フロッグ西嶋さん
はじてて拝見する芸で、音楽にあわせ模造紙に3色で絵を書いてゆく芸。会場のかたの似顔絵を書いておられて、これがまたそっくり。
・雀々さん
「遺言」は初めて聞くネタ。時間がだいぶ押していたらしくケツカッチンな状態が伝わってきました。しかしまぁ、そのマクラは地元ネタで、梅田の歩道橋に出没する兄ちゃんや阪神地下の改札に出てくる「取り消しばーさん」、まさに都市伝説。どっかんどっかんww大爆笑。小佐田 定雄さんの新作ということで父の死に目に会う事ができなかった主人公が、遺言の内容を桃谷や川口、住吉とそれぞれの知人を訪ねてあるく、まさに大阪色満載のお話。
フランス風懐石料理中華風・・・お寺や神社が大好きです。 大阪市内に居ますが九度山と信州上田が心の故郷です。尊敬する人は真田昌幸さんと幸村さん親子・吉田松陰先生、金子みすゞさん、大石順教尼さん。日本美術なら富岡鉄斎さんに横山大観さんに村上松園さん。そして大好物は甘々なみ・か・ん ・・ようは何でもアリなのです
2009/09/20
◇2009/9/20 新世界の串カツ
田辺寄席、最後の抽選会だけゴメンナサイさせていただき会場からタクシーで待ち合わせ場所へ大急ぎ。名古屋から母の友人がお見えになられる日。
その方は私と同年代で先月の飲み会の上六のお店で、リクエストいただいたのが、新世界の串かつ屋さん。夕方16時過ぎから2時間。おもいっきり飲んで、食べてww
見事に、この数年で街の様相が一変した新世界。観光客とジモティーが入り乱れて、だるまさをや八重かつさん、やまと屋さんも長蛇の列でした。某お店に事前に予約したことが幸をなしテーブルで串かつやホルモン焼きを頂きました。やっぱ、シシャモとおはぎの串かつが絶品でしたよん^^
その方は私と同年代で先月の飲み会の上六のお店で、リクエストいただいたのが、新世界の串かつ屋さん。夕方16時過ぎから2時間。おもいっきり飲んで、食べてww
見事に、この数年で街の様相が一変した新世界。観光客とジモティーが入り乱れて、だるまさをや八重かつさん、やまと屋さんも長蛇の列でした。某お店に事前に予約したことが幸をなしテーブルで串かつやホルモン焼きを頂きました。やっぱ、シシャモとおはぎの串かつが絶品でしたよん^^
2009/09/19
◇2009/9/19 教科書に書かれない幕末史 ~薩摩、長州の台頭~
幕府の権威を取り戻すために行った公武合体には公の権威を利用した武の政策や武が中心となった、航海遠略作もある。
もちろんそれぞれの狙いには長州・薩摩や幕府側の色々な思惑が複雑にからみあっている。
外様でありながら幕府に取り入った島津久光は、一品親王を先祖にもつ毛利家に表舞台座を奪われ腹を立て帰郷した途中の道中で生麦事件がおこった。まったく偉人さんは災難。
持て囃された航海遠略の策もわすが数ヶ月で、長州藩自体から手の平を返されてしまい、ついには君臣湊川の思いで…ついに精神論で即効攘夷を果たすはめになった長州藩。
ただし、薩摩、長州の台頭はまだ倒幕に繋がるシナリオではなかったよう。
現代約文を読ませていただきましたが、長井雅楽さんの全体を分析する視線には感心しました。
現代、人気の武将を問いかけると、おそらく真田幸村さんや、直江兼継。
ところが戦前までは楠木正成さんであったことは事実。その忠誠心がお国のために死力をつくす思想に利用されたそう。君臣報国にすりかわり大変な戦争に利用された正成さんがお気の毒です。
もちろんそれぞれの狙いには長州・薩摩や幕府側の色々な思惑が複雑にからみあっている。
外様でありながら幕府に取り入った島津久光は、一品親王を先祖にもつ毛利家に表舞台座を奪われ腹を立て帰郷した途中の道中で生麦事件がおこった。まったく偉人さんは災難。
持て囃された航海遠略の策もわすが数ヶ月で、長州藩自体から手の平を返されてしまい、ついには君臣湊川の思いで…ついに精神論で即効攘夷を果たすはめになった長州藩。
ただし、薩摩、長州の台頭はまだ倒幕に繋がるシナリオではなかったよう。
現代約文を読ませていただきましたが、長井雅楽さんの全体を分析する視線には感心しました。
現代、人気の武将を問いかけると、おそらく真田幸村さんや、直江兼継。
ところが戦前までは楠木正成さんであったことは事実。その忠誠心がお国のために死力をつくす思想に利用されたそう。君臣報国にすりかわり大変な戦争に利用された正成さんがお気の毒です。
◇2009/9/19 トマトラーメン
みかけた【トマトラーメン】
東洋水産のオリジナルかとおもいきやとまとの里信濃路というお店のラーメンらしい。夜の7時過ぎ。暗闇の街中でこのお店の付近だけが妙に活気があります。20人少しの客席はすでに満員。メニューはこのトマトラーメンのみ。
カウンターの上の張り紙には「麺を全て食べたあとで残ったスープにゴハンをいれるとリゾット風になりおいしい」とのこと。
さっそく私も挑戦。美味しく頂きました。
たしかに分類できない複雑な味でトマトの酸味や甘みが複雑に
絡み合っていてて奥深い味。
残念ながら最後の1滴まで飲み干すことができないスープでしたがたしかに個性派1番の味であることには間違いないラーメンです。
場所:地下鉄中央線阿波座駅1番出口・西区靭本町3-7-1
2009/08/23
◇2009 8/23 福澤諭吉展
一坂太郎先生の著書を拝読すると、大阪にはいかに史跡が多いかをあらためて認識します。
大阪市立美術館で行われている【福澤諭吉展】へ行くために天王寺公園を通り美術館を目前にして「そういえば・・この近くに石碑があったこと」を思い出しました。一坂先生の書物の通り「ひっそりと忘れ去られたような場所」にその石碑はありました。
<佐久良 東雄先生の碑>で、この方は幕末、尊王思想を説かれ、あの桜田門外の変の際の関係者である<高橋多一郎親子>を匿った事や、獄中で「徳川の粟は食まず」と断食され自ら命を亡くされた方です。
また<高橋多一郎親子>のお墓は四天王寺さんの墓地の中のすぐ手前にあります。壮絶な最後だったようで<怨霊消滅>と書かれた石碑が痛々しく大阪の幕末の様子を偲ぶ事ができます。
さて福澤諭吉展では、さすがに慶応義塾大学の祖である福翁。様々な事象を裏付ける資料が豊富で、清廉潔白で実直なお人柄をうかがう事ができました。
勝氏と仲がよくなかったそうでおもわず、クスッとしてしまいました。
大阪市立美術館で行われている【福澤諭吉展】へ行くために天王寺公園を通り美術館を目前にして「そういえば・・この近くに石碑があったこと」を思い出しました。一坂先生の書物の通り「ひっそりと忘れ去られたような場所」にその石碑はありました。
<佐久良 東雄先生の碑>で、この方は幕末、尊王思想を説かれ、あの桜田門外の変の際の関係者である<高橋多一郎親子>を匿った事や、獄中で「徳川の粟は食まず」と断食され自ら命を亡くされた方です。
また<高橋多一郎親子>のお墓は四天王寺さんの墓地の中のすぐ手前にあります。壮絶な最後だったようで<怨霊消滅>と書かれた石碑が痛々しく大阪の幕末の様子を偲ぶ事ができます。
さて福澤諭吉展では、さすがに慶応義塾大学の祖である福翁。様々な事象を裏付ける資料が豊富で、清廉潔白で実直なお人柄をうかがう事ができました。
勝氏と仲がよくなかったそうでおもわず、クスッとしてしまいました。
◇2009/8/23 アシスト亭 ~見逃した・・(-_-、)
第二回アシスト亭
後から知りました。。。。。。。。。
第二回アシスト亭
行きたかったぁぁぁぁぁ。。。
第二回アシスト亭
案内状・・・きてへんし。。。。。。
(´Д⊂グスン
後から知りました。。。。。。。。。
第二回アシスト亭
行きたかったぁぁぁぁぁ。。。
第二回アシスト亭
案内状・・・きてへんし。。。。。。
(´Д⊂グスン
2009/08/15
◇2009/8/15 第504回 田辺寄席 《新・じっくりたっぷりの会-笑福亭小つるの段》
第504回 田辺寄席 09年8月15日(土)昼席
《新・じっくりたっぷりの会-笑福亭小つるの段》 にいってまいりました。
1.寿限無 笑福亭松五(松枝門下)
2.裏向き丁稚 笑福亭小つる(六代目松鶴門下)
3.504回笑呆亭/「八度狸金玉仇討」 桂 文太(五代目文枝門下)
4.宮戸川 笑福亭恭瓶(鶴瓶門下)
5.千両みかん 笑福亭小つる(六代目松鶴門下)
さて、1ヶ月ぶりの田辺寄席。
この春からずっと第3土曜はお勉強会に行くことになっていましたが、
今月だけはお盆ということでずれこんだおかげで、小つるさんの落語を楽しませていただくことができました♪
さて、笑福亭松五さんの高座をはじめてお聞きさせていただきました。ご本人もいわれていましたが入門されて6年とのこと。これからもがんばってくださいね。
「寿限無」はこれだけメジャーなネタなのにあんまり聴く機会のないネタなんで楽しませていただきました。
さて、お目当ての小つるさんの裏向き丁稚。丁稚さんと旦那さんとの掛け合いが絶妙です。
だんだん頭に乗る丁稚の態度が絶妙でした。
さて文太さん、「八度狸金玉仇討」 は文太さんの作とのことで、上方落語のネタ「七度狐」よりも
たちの悪い狸さんにおなじみの喜六、清八のコンビの西の旅へ行く道中に
狸の大事なところにやいとをすえたために、
その仕返しでなんども狸に化かされてしまうというはちゃめちゃ大爆笑のお話でした。
さて、笑福亭恭瓶さんの宮戸川」。マクラで・・あれ??関東の方??って感じで時々大阪弁。
どうもネタもそんな内容でしたが、「東京からかえってきたお花ちゃん」と「行灯に火をつけろ」という
セリフからして・・明治初期??意表をついた出だしなので設定がわかんなくってドキドキしちゃいました。
さていよいよトリの笑福亭小つるさん「千両みかん」。最近会社への行き返りに携帯音楽プレーヤーを使用して落語を聴いている私で、一番はじめにはいっているのがこの「千両みかん」(米朝さん)なんですよね。
なんども聞いているこのお話なんだけど、ほんとに落語って演者さんが違ったらまた違う面白さがあるようで、若旦那と番頭の会話や、番頭が赤物市場へ行き着く道中、そしてみかん問屋の番頭との会話などなど・・聞いたことのないフレーズがいっぱい。すごく丁寧な千両みかんでした(*^.^*)エヘッ。
《新・じっくりたっぷりの会-笑福亭小つるの段》 にいってまいりました。
1.寿限無 笑福亭松五(松枝門下)
2.裏向き丁稚 笑福亭小つる(六代目松鶴門下)
3.504回笑呆亭/「八度狸金玉仇討」 桂 文太(五代目文枝門下)
4.宮戸川 笑福亭恭瓶(鶴瓶門下)
5.千両みかん 笑福亭小つる(六代目松鶴門下)
さて、1ヶ月ぶりの田辺寄席。
この春からずっと第3土曜はお勉強会に行くことになっていましたが、
今月だけはお盆ということでずれこんだおかげで、小つるさんの落語を楽しませていただくことができました♪
さて、笑福亭松五さんの高座をはじめてお聞きさせていただきました。ご本人もいわれていましたが入門されて6年とのこと。これからもがんばってくださいね。
「寿限無」はこれだけメジャーなネタなのにあんまり聴く機会のないネタなんで楽しませていただきました。
さて、お目当ての小つるさんの裏向き丁稚。丁稚さんと旦那さんとの掛け合いが絶妙です。
だんだん頭に乗る丁稚の態度が絶妙でした。
さて文太さん、「八度狸金玉仇討」 は文太さんの作とのことで、上方落語のネタ「七度狐」よりも
たちの悪い狸さんにおなじみの喜六、清八のコンビの西の旅へ行く道中に
狸の大事なところにやいとをすえたために、
その仕返しでなんども狸に化かされてしまうというはちゃめちゃ大爆笑のお話でした。
さて、笑福亭恭瓶さんの宮戸川」。マクラで・・あれ??関東の方??って感じで時々大阪弁。
どうもネタもそんな内容でしたが、「東京からかえってきたお花ちゃん」と「行灯に火をつけろ」という
セリフからして・・明治初期??意表をついた出だしなので設定がわかんなくってドキドキしちゃいました。
さていよいよトリの笑福亭小つるさん「千両みかん」。最近会社への行き返りに携帯音楽プレーヤーを使用して落語を聴いている私で、一番はじめにはいっているのがこの「千両みかん」(米朝さん)なんですよね。
なんども聞いているこのお話なんだけど、ほんとに落語って演者さんが違ったらまた違う面白さがあるようで、若旦那と番頭の会話や、番頭が赤物市場へ行き着く道中、そしてみかん問屋の番頭との会話などなど・・聞いたことのないフレーズがいっぱい。すごく丁寧な千両みかんでした(*^.^*)エヘッ。
◇2009 8/15 戊辰戦争の足跡
ドタバタの京都から函館五稜郭までを場所を移したこの戊辰戦争の足跡が大阪一心寺さんにあります。
施餓鬼法要の慌しい境内の一角にそっと立っています。
この一心寺さんは、大阪でも数少ないご宗旨を選ばないお寺で、骨仏さんでも有名なお寺です。
お参りされた際には山門を入られて一番突き当たりにありますのでそっと手を合わせてください。
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