「アフィリエイト広告を利用しています」

yahoo2

2011/06/05

2011 6/5 第2回 イーグル寄席

  第2回 イーグル寄席
 6月5日(日)午後2時開演
新大阪 イーグルボウル 5階パーティルーム
木戸銭 前売2000円 当日2500円

 
笑福亭   生寿 「狸の鯉」
笑福亭   仁嬌 「船弁慶」
中入
桂    枝女太 「野ざらし」
旭堂 南左衛門 「左甚五郎伝より 竹の水仙」


第2回のイーグル寄席。前回よりも沢山入り、会場はほぼ満員で良い兆候^^
これもお3人の積み重ねの成果なのでしょうね。本当におめでとうございます。
いつもの通りだいぶ早めに会場に到着したおかげで色々とお話をすることが出来ました。

笑福亭 生寿 : 狸の鯉

生寿さんのこのお話を聞くのは2回目。
たしかに前回聞いたときよりもパワーアップしているのを確信しました^^
上海での落語会、賢い猿のお話からネタへ。
ちょっと・・生寿さん・・痩せた?

笑福亭 仁嬌 : 船弁慶

「弁慶ちゃうわい!3円の割り前じゃい!」
情景を描くのがすっごいキッチリされていてスッとその世界に入ることが出来ました。
上方落語で登場する喜六と清八。「3円の割り前・・・行こうか・・それとも止めとこか・・・」と優柔不断ぶりを見せる喜ぃ公。おもわずイラッとするくらいでした(笑)
その昔は他人の腰巾着となって遊興、飲食させてもらうものを上方語で弁慶と言ったらしいですね。

桂 枝女太 : 野ざらし

年に何度か聞く機会のあるネタ。
たたみかけるような妄想シーンのスピード感で場内大爆笑。
東京では「野ざらし」、上方では「骨釣り」


旭堂 南左衛門 : 竹の水仙

落語ではたびたび聞くことがありましたが講談でこのお話を聞くのは初めて。
こんなに細かな設定があったとは知りませんでした。

◆明らかに違うのは下記。
・尾張でのXXX(地名があったが忘れました)の宿での出来事であること。
・細川家は、左甚五郎の竹の水仙は将軍家に献上されたことを知っていて
宿屋の軒先の水仙に目がとまったこと。
・左甚五郎は細川家が貧乏である原因を把握していたこと。
・竹の水仙だけではなく、竹の花入れを造作していること。
・宿屋の主人は左甚五郎という名前は知らなかったこと。
・その使用した竹は七~八寸の竹を用いたこと。
・細川の使者の沢権太夫(ごんだゆう)と言う名前(落語では違う名前)

そして、なによりも、観客が初めから、汚い逗留客が左甚五郎であることを知っていて話を進める講談と、途中で正体が判明する落語。

また落語ではオチをお坊さんに求めたけど、講談ではキッチリと纏めた点。

大熱演の内にこのお値打ちのイーグル寄席が終了。
ぜったいにお値打ちの寄席です。

2011/06/01

2011 6/1 わずか66年前の大阪大空襲

今からわずか66年前の今日、2回目の大阪大空襲があり港区の辺りは完全に焼け野原となりました。奇しくもその3ヶ月前の3月13日には大阪を舐めるような大空襲で奇跡的に残った場所も完全に瓦礫と化したそうです。
写真は、命からがら逃げ出した祖父と祖母が大事に持っていたアルバムの中の1枚。
《S14年頃 港区石田呉服町 空襲に備えた練習》
※石田呉服町1丁目と思われます。九洲軒という理美容店の看板が読み取れます。この写真の向い側に私の祖父・祖母と母が暮らしていました。私の祖母が写っています。
もし、知人が写っていましたらお申し出ください。
↓詳しい特集ページはこちらです。

2011/05/30

2011 5/30 加古川線のラッピング電車

一瞬、自分の目を疑いましたww

「え・・?これ・・なんの模様??」じっくりと見れば見るほどよくわからない模様。

JRの加古川駅での出来事です。
兵庫県のサイトを見て判明。以下転用~

 これなんて・・無数の目が見つめてるんですよーww
ぜひクリックしてじっくりみてくださいねー。
 ↓

◆見る見る速い

加古川線を走る電車は緑の多い自然の中でひときわ目立つ存在でなければならない。われわれはわれわれを取り巻く環境世界を常に眼で認識している。
眼は見ると同時に見られるという両義性がある。走っている電車の車中より外を眺める眼。と同時に走る電車を眺める人々の眼。この両者の眼を表現するためには電車のボディに眼を描くことが、最もふさわしいと判断した。緑の中でひときわ目立つ明るい快適な色彩を背景に複数の眼を持った生き物としての電車。
現実にこの電車が美しい加古川線の自然の中を疾走する光景を想像していただきたい。きっと想像以上の美の効果を表わすに違いない。と同時に沿線各地の住民の間でもきっと大きい話題になることと確信する。


http://web.pref.hyogo.jp/nh01/nh01_2_000000196.html



◆滝の音、水の音

滝の音を耳にするといつも電車の音を想い出す。また電車の音を聴くといつも滝の水が落ちる音とひとつになる。だからぼくの中では滝と電車は分け難くひとつになっているのである。
滝の絵をよく見て頂きたい。シルエットの宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘しているではないか。われわれの時代の子供はこんなチャンバラごっこを体験している。電車はなぜか遠い昔に心を運んでくれる。



http://web.pref.hyogo.lg.jp/nh01/nh01_2_000000198.html




いずれも西脇市生まれの画家 横尾 忠則氏の作品と判明。
この2種類以外にあと2種類、「銀河の旅」「走れ!Y字路」があるらしい。
こうなったらぜひ見てみたいものです。

「見る見る速い」はこの5月15日で廃止。そして「滝の音、電車の音」は10月10日で終了とのこと。
なんだか寂しい想いがします。

【送料無料】横尾忠則...
【送料無料】横尾忠則...
価格:12,600円(税込、送料別)

2011/05/22

2011 5/22 田辺寄席

およそ半年ぶりの田辺寄席。ちょうど色んなイベントが重なりなかなか行く事が出来なかったあいだにだいぶ体制が様変わりしているようで。。しかも今日は運悪く大雨、それもバケツをひっくり返したみたいな雨の中の開演となりました。

開口0番 文太の前ばなし  デイリーについて

盲導犬のデイリー君についての訓練の様子をお話されました。
街で盲導犬を見かけたら絶対にちょっかいを出すことなくそっとしておきましょう。それにしても、巧みな話術の文太さん、ついついお話の世界に引き込まれ、大爆笑のまま、開演となりました。

月亭 天使 宿屋町
昨年3月に八天さんにご入門された女性噺家。桂米朝さんからすると玄孫弟子となります。
今後のご活躍を期待しています。

林家 染雀 長短
今回、半年ぶりの田辺寄席に行くきっかけとなったのがこの染雀さん。けっこういろんな会場でお目にかかっています。マクラでお話された100兆円のお話・・わたしも考えたことがあります。染雀さんのように睡眠儀式ではないですけど^^
さて、ネタのほうは気の長い男と、気の短い男が、会話をするだけのお話。どちらも描き別けられていてむっちゃ楽しかったです。
気の短い男がイライラしながら「早よ食べろ!お前みたいにゆっくりしてたら(食べ物が)口んなかで○○になってしまうわ!」と過激発言で場内大爆笑!一気にまくしたててエンディングまで一直線!

桂 文太 口入屋
先日、ご一門の枝女太さんの口入屋を拝聴したばかりでまだ、脳内にはそのときの余韻が残っていただけにこのネタはすごく楽しみでした。
同じネタでも演者さんが違うとここまで違うのですね。決して悪い意味ではなく、それぞれの味があり、また中盤のおなごしさんが身の上を語る箇所はすごいテンポが重要な箇所なんだなーって再認識しました。


林家 笑丸 湯屋番
つい2ヶ月ほど前に、平成紅梅亭東西特選落語会にご出演、その際もたしか「湯屋番」。
すっごくこなれたお話なのかその妄想中の表情が秀逸^^


林家 染雀 堀川
だだけ者(もん)のニュアンスがピッタリの大酒のみの息子、そして向かいに住むのは、親に手を上げるような気の荒い暴力息子とその母。裏長屋に住む大工の一家と話しのカギを握る猿回し・・なんと多彩で個性的な人物像が必要なお話なのでしょう。ハメモノとの掛け合いも必要、芝居の要素も必要。。たしかに難度の高いお話なのでしょう。


さて、最後はおたのしみ抽選会!文太さんが天使さんを弄るwwもう大爆笑。
なぜ、天使さんは師匠に八天さんを選んだのか・・それは男性でありながら女性像を描くのが上手かったからだそう。そこで文太さんの鋭いツッコミ!途中で染雀さんも乱入しての大フィナーレでした。

2011/05/21

2011 5/21 柳谷観音別院 泰聖寺


「お寺は昔は交流の場だったんですよ」って言われていたご住職さんがおられました。たしかに最近の若者はお寺に行くことってないでしょうね。自社仏閣に興味がある方でもそう何度も無いでしょう。
今日は21日。弘法さんのご縁日。そして明日21日は聖徳太子さんのご縁日。
ここ、四天王寺はそれはもう凄い人手で超にぎわっています。

さて、今日は大阪下寺町にある泰聖寺さんで、今回よりはじめて境内で物販が始まりました。
産地直送無農薬のお野菜と手作りの雑貨関連の2店でスタートです。私もさっとく、シイタケ、じゃがいも、たまねぎを頂戴しました。

ご住職さん曰く、その昔、毎月21日は時間をかけてこの大阪のお寺を皆が参拝されていたそう。
四天王寺さん、一心時さん、閻魔堂さんや愛染さん・・。なんとかそんな良き風習を復活させる為にはそれぞれが工夫を凝らすことが大事なのでしょう。
今日は、ご縁があり、法要に参加させていただきました。

我が家の本家は本来、浄土宗なのですが曹洞宗で法事をしていただいています。そして今回久しぶりに浄土宗のお経を聞かせていただきました。数ヶ月前にこのご住職さんよりご紹介いただきました「西山聖人」(ひろさちやさん著)を読ませていただいたことがあり、その言葉の重みが私の脳裏をよぎっていました。

この泰聖寺さんは、眼病平癒にご利益がある観世音菩薩さまをお祀りしており、あの坂田三吉さんが、眼病を患った際に、奥様がお百度をされたご縁のあるお寺で、なんと天然の井戸が今でも沸いており金龍水と呼ばれています。
今日は護摩木に願いを記述するように言って下さいましたが、あまりに凡人の故、悩みが多すぎて書けなかったww

2011/05/17

2011 5/17 得意澹然 失意泰然

明の時代 崔後渠(さいこうきょ)さんの詩、六然訓(りくぜんくん)

日曜日の午前中に流れているラジオ番組で聞いたとってもいい言葉の覚書。

自処超然(じしょちょうせん)
人処藹然 (じんしょあいぜん)
有事斬然(ゆうじざんぜん)
無事澄然(ぶじちょうぜん)
得意澹然(とくいたんぜん)
失意泰然 (しついたんぜん)


自処超然(じしょちょうぜん)
モノに執着し、拘ると人が離れてゆく。一段高いところにたって物事を見るためには
モノにとらわれることの無いようにすること。

人処藹然 (じんしょあいぜん)
草木が伸びてゆくような、なごやかで優しい気持ちで相手に接すること

有事斬然(ゆうじざんぜん)
なにか事が起れば、いつまでも悩むことなくすみやかに処理すること。

無事澄然(ぶじちょうぜん)
事が無い時の心は済みわたっている。澄みわたっているからこそ自由な発想ができる。


得意澹然(とくいたんぜん)
得意になっているときこそ、水が流れるように静かにすごすこと。

失意泰然 (しついたんぜん)
失意のときこそ泰然と構えることで別の角度から眺めると違うことに気付く。

瞬間湯沸かし器のような私には到底無理かなー。
それでも希望を持っていたいものです^^

2011/05/16

■5月22日 龍谷大学創立記念降誕会でひろさちやさんが講演

常々、ひろさちやさんの講演会があったら聞いてみたい!と話していたのを秦聖寺のご住職さんが覚えてくださっていてその情報をくださいました。
せっかくだったのですが他所の予定がきまっていて実現できませんでした。
ご住職さんに感謝するとともに、いつかかならずお話を聞く事ができると信じて楽しみを先に延ばすことにします。
 

龍谷大学は5月22日午後3時から4時30分まで、京都市伏見区深草塚本町67・同大学深草学舎顕真館で、第90回創立記念降誕会宗教講演会を開く。
宗教評論家・ひろさちやさんが「親鸞聖人を語る」をテーマに講演する。
無料。定員300人。往復はがきでの申し込みが必要。1枚につき2人まで応募可能。締め切りは5月10日。
往復はがきに▽郵便番号▽住所▽名前▽年齢▽性別▽電話番号を記入し、「〒612―8577京都市伏見区深草塚本町67 龍谷大学第90回創立記念降誕会実行委員会」まで。
(問)同実行委員会 電話075(645)7863。

2011/05/15

2011 5/15 三国・アシスト亭

第9回 三国・アシスト亭  
場所:三国・喫茶アシスト  (地下鉄「東三国」徒歩5分/大阪市淀川区東三国6-28-9)
(¥1500/飲み物・おやつ付)

定刻になりマスターからのご挨拶で始まったアシスト亭。もう9回目なんですね。継続は力!ぜひ今後も続けて行って下さい。尚、次回は8月に開催。

旭堂南舟:松浦壱岐守
晴天に恵まれた今日・・なぜか真冬のお話でした。さて、ネタは赤穂義士伝よりの抜き読み。
寒く冷え込んだ元禄15年12/24・・松浦壱岐守は自分の布団の中に女性を入らせておいて「生き炬燵」としていたらしい。なんかすっごぃ気分悪いwwけれどフィクションだと信じることにする。
さて、この夜半・・遠くで太鼓の音が。。さっそく家臣を呼びつけ様子を見に行かせると、吉良邸て討ち入る為に四十七士が参集している真っ只中。武士の情けでそっと屋敷へ引き返し状況を話し知らぬ不利を決め込むはずが、上杉への注進を行う為に放たれた武士が松浦壱岐守の屋敷の溝にいることを発見してしまうことに・・。


桂 さろめ:雑俳
設定がわかんなくて中々世界に入れなかったが、どうも中年男性のところに26歳の女性が訪ねてゆき、四季それぞれの俳句の手ほどきを見事にスカタンに理解する話。
加賀千代女の有名な句もモチーフに使われた。
どうも黄色のキティー柄着物に赤い帯に目が行ってしまう。

旭堂南左衛門:鮫川の渡船場 扇の掟
珍しいことがありました。この無茶修行の会ならでわの事、お風邪を召され強力なお薬を飲まれているらしく、ネタが飛ぶ恐れありということでネタ変更になりました。
<王将・坂田三吉>のネタおろしの予定を<水戸黄門漫遊記 鮫川の渡船場 扇の掟>です。

舞台は現在震災で大変な状態になっている相馬いわき平の鮫川の渡船場。
ご老公一行の奥州路編。鮫川の渡し舟になんとか乗りこんだが、川の半ば手前まで来たところで
元の岸から船を呼ぶ2人の武士。
公儀の文章を運ぶ「御用飛脚」を優先する掟があるということで岸に戻り2人の武士だけを乗せて対岸まで送らねばならない規則とのこと。このとんでもない規則にカチンときたご老公。2人の武士を高手小手に縛り上げ、地域の大名の白井右内へ手紙を出すことに・・。


笑福亭仁嬌: 鹿政談
久しぶりに楽しませていただいた大好きなネタ。
どうしてもこのお話のポイントの「豆腐屋の六衛兵さんのつくるおからはきらずという名称がある」ということですが、「きらず」とは本当に言うのかいつも気になっています^^
悪役の塚原出雲が河内播磨になっていたバージョンは初めてでした。
また奈良奉行松本肥後守は、常々、人の命よりも鹿の命の方が重いということに疑問をもっており、今回の裁きが初回、しかも下手人は正直者の六衛兵さんをなんとかすくってやりたいという気持ちがよく伝わってきました。
奉行が河内播磨に怒り口調で「だまれだまれー!」と言うシーンで運悪く携帯電話が鳴ってしまうハプニング。「携帯もだまれー!」が追加されていました。
一番の聞かせどころで携帯が鳴るとほんとに興ざめですね。聞く人のマナーというか・・携帯を鳴らさないのは常識。。
サゲは「きらずにやるぞ」(首を示しながら)「マメにくらします」(ほっとする表情)。

桂 枝女太 口入屋

聞かせどころは、「口入屋からきた新人のおなごし」が「ご寮さん」に対し自分のスキルを控えめに話すところ。
針仕事でしたらひとえもんがひと通り、あわせがひと通り。綿入れ、ひと通り、羽織に袴、襦袢、十徳、被布コート、トンビにマント、手甲脚絆、足袋、そのほか針の掛かるもんでございましたら雪駄の裏皮、畳の表替え・・この調子で何十種類も自分の出来ることをまくし立てる。今回はじめて聞いたフレーズでは「潜水艦の沈め方」が加わっていました。
またこの噺は今は使われない言葉をいかに解説するかが悩ませところで肝心のラストシーンに向かうところで難儀な表現がでてきます。

1階から2階へ上がるのを防止するため、2階側から階段に蓋をすることができる機能を「ゴロゴロ」。壁に対し垂直に埋め込まれている木(腕木)の上に食器や調味料を載せる棚(膳棚)、1Fと2Fの間の空間に薪を直しておく場所を薪山(きやま)。上手く説明されていて、わかりにくいオチの情景を丁寧に表現されていました。

別嬪の女子(おなごし)に自分の権力を匂わせる番頭との会話のくくりで使われる「どがちゃが、どがちゃが」。今は使われることのない古きよき、とんでもない単語なんですねー^^