第2回 イーグル寄席
6月5日(日)午後2時開演
新大阪 イーグルボウル 5階パーティルーム
木戸銭 前売2000円 当日2500円
笑福亭 生寿 「狸の鯉」
笑福亭 仁嬌 「船弁慶」
中入
桂 枝女太 「野ざらし」
旭堂 南左衛門 「左甚五郎伝より 竹の水仙」
第2回のイーグル寄席。前回よりも沢山入り、会場はほぼ満員で良い兆候^^
これもお3人の積み重ねの成果なのでしょうね。本当におめでとうございます。
いつもの通りだいぶ早めに会場に到着したおかげで色々とお話をすることが出来ました。
笑福亭 生寿 : 狸の鯉
生寿さんのこのお話を聞くのは2回目。
たしかに前回聞いたときよりもパワーアップしているのを確信しました^^
上海での落語会、賢い猿のお話からネタへ。
ちょっと・・生寿さん・・痩せた?
笑福亭 仁嬌 : 船弁慶
「弁慶ちゃうわい!3円の割り前じゃい!」
情景を描くのがすっごいキッチリされていてスッとその世界に入ることが出来ました。
上方落語で登場する喜六と清八。「3円の割り前・・・行こうか・・それとも止めとこか・・・」と優柔不断ぶりを見せる喜ぃ公。おもわずイラッとするくらいでした(笑)
その昔は他人の腰巾着となって遊興、飲食させてもらうものを上方語で弁慶と言ったらしいですね。
桂 枝女太 : 野ざらし
年に何度か聞く機会のあるネタ。
たたみかけるような妄想シーンのスピード感で場内大爆笑。
東京では「野ざらし」、上方では「骨釣り」
旭堂 南左衛門 : 竹の水仙
落語ではたびたび聞くことがありましたが講談でこのお話を聞くのは初めて。
こんなに細かな設定があったとは知りませんでした。
◆明らかに違うのは下記。
・尾張でのXXX(地名があったが忘れました)の宿での出来事であること。
・細川家は、左甚五郎の竹の水仙は将軍家に献上されたことを知っていて
宿屋の軒先の水仙に目がとまったこと。
・左甚五郎は細川家が貧乏である原因を把握していたこと。
・竹の水仙だけではなく、竹の花入れを造作していること。
・宿屋の主人は左甚五郎という名前は知らなかったこと。
・その使用した竹は七~八寸の竹を用いたこと。
・細川の使者の沢権太夫(ごんだゆう)と言う名前(落語では違う名前)
そして、なによりも、観客が初めから、汚い逗留客が左甚五郎であることを知っていて話を進める講談と、途中で正体が判明する落語。
また落語ではオチをお坊さんに求めたけど、講談ではキッチリと纏めた点。
大熱演の内にこのお値打ちのイーグル寄席が終了。
ぜったいにお値打ちの寄席です。