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2011/08/13

2011 8/13  宝塚歌劇 『アルジェの男』

十代の終わり頃から二十歳前半の頃にかけて、たまーに行ってた宝塚歌劇。
チケットを頂戴し、ホントに久しぶりに行ってきました。
実は何度か旧の宝塚大劇場にご縁があり、舞台裏や奈落、盆やそしてあの有名な大階段を歩かせていただいた事があります。まぁどんな関係かは置いといて。。。
さて、今回の出し物は月組公演 ミュージカル・ロマン「アルジェの男」そしてショー・スペクタクル「Dance Romanesque」。
アルジェの孤児院で育った孤児ジュリアン。いつかこの街を抜け出し、大物になる野心を抱いていた彼は、あることをきっかけに、パリ進出のチャンスをつかむ。

あまり書くとネタバレになるので詳しくは避けますが、正直なストーリーの感想は『う~ん・・・イケメンを武器に女心をガッチリ掴む三股オトコの出世物語』かなww。
予測のつく範囲のストーリーに厚みを加えた舞台美術や演出はさすが!
限られたスペースが何倍にも大きく見え、いろんなトリッキーな演出に眼を奪われました。
普段は脳内で場面を想像する落語や講談に慣れているだけに、ビジュアルや音楽、歌詞で世界観を表現するミュージカルも良いもんですねー。

ショー・スペクタクル「Dance Romanesque」では、開始早々、全員が客席に下りてきて熱ーい歌詞を歌ってくれ、もう胸はキュンキュン!
テーマのDance Romanesqueと、EW&Fの名曲を初めメジャーな曲をいろんな編曲で聴かせ、様々なダンスのバリエーションで見せてくれました。

やっぱ宝塚・・・良いですねー。。すっごくドキドキしちゃいますww


その昔にはまった時と比べると、ダンスのステップや曲表現の幅は増えて、見応え充分!
ただ・・・値段がお高くてびっくり!
今回のチケットは母のお知り合いの方から頂戴したので気付きませんでしたがSS席¥11,000~B席\3,500。世間の商業演劇並みに+αくらいにならないかなぁ。

2011/08/09

2011 8/9 お盆と初音ミク

お盆の儀式・・これは宗派や家庭の様式によって様々だとおもいますが、大まかにはご自身のご先祖様がご自宅に帰ってこられる為のお迎えと、そしてお帰りいただくための作法でしょう。
さて、私の家は浄土宗なのですが、なぜか法事・法要は曹洞宗で行われます。
これは亡くなった祖母と、曹洞宗の尼僧さんがはるか昔からのご友人であったことに起因します。
そして、その祖母が亡くなった際に、式場が手配くださった浄土宗のお坊さんとの事情により、
曹洞宗として式を行いました。
それ以来ずっと我が家に来てくださるのは、祖母のご友人である尼僧さん。すでに庵主さんと
なり体格は小柄な方だけど風格や威厳に加え80才前後とはおもえないくらいの肌の艶や声の張りは毎年、驚いています。

さて、我が家では毎年8月の第1日曜にお盆の法要を行う事になっているため、近づいてくるとその準備に大忙しです。
前日には、果物(メロン、スイカ、桃、林檎、オレンジ等)を7品、お野菜(かぼちゃ、ピーマン、トウモロコシ、ナス等)を7品、
乾物(湯葉、海苔、椎茸、干瓢等)を7品、そして祖父母や叔父さん、父が生前に好きであったものを買い集めてご仏前にお供えします。
そして当日には2膳分を小さな5つの器へご飯やお汁とおかずを盛り付けお供えし、お仏壇の前に経机や木魚等を準備して庵主さんをお迎えに参ります、そして無事法要が終わると次の場所までお送りさせていただき、ようやく我が家の法要の第一段階は終わります。
そして13日にはお迎え日を焚いてお迎えをし自宅に帰ってきていただき、15日には施餓鬼法要の為、お弁当をこしらえて法楽時さんへ参拝し、これで忙しいお盆の行事は終りとなります。

さて読経では「摩訶般若波羅蜜多心経」「四弘誓願文」に「舎利礼文」と・・そして名前がわからなくて調べてみると「大悲咒」だとわかりました。数年前に映画公開された「道元」に感動し、永平寺へ参拝した際に瓦の寄進をさせていただいた際に頂戴したお経の本に載っていた「修証義」・・これは忌年お時に詠んでくださいます、すごく凛として背筋が伸びる思いがします。
最近、YOUTUBEに「舎利礼文」や「摩訶般若波羅蜜多心経」がUPされていることを知りました。

初音ミク(合成音源)を使いDTMの作品として取り上げる題材として面白いからでしょう。

特に感心したのはこれ。機会がありましたら是非ご覧ください。

■舎利礼文


■ゴスペル風 般若心経 つのだ☆ひろ


けしてふざけた内容ではなく、若者がお経へ関心を持つ為のほんの些細な入り口として捉えてみれば、これらの動画ってありがたいことでしょう。

2011/08/03

2011 8/3 味仙 なんばこめじるし店

会社の同僚の方からのオススメがあって食べてきました、ナンバのこめじるしにある【味仙】という台湾ラーメン。
今風のお店構えではなく、町内にある中華料理屋さん風のお店構え。
客席はテーブルのみで15人程度でいっぱい。
中細ストレート麺に絡む、今まで味わったことの無い不思議な塩味に、盛られた豚のミンチ肉と刻んだセロリが絶妙な風味と歯ごたえを出しています。しかもしっかり厚みのあるのチャーシュー2枚が嬉しいです。

半分以上食べたところで、オリジナルのラー油をほんの少し!
すると不思議♪味が変化します^^ほんのちょっぴりえ充分辛みがありますので注意してね♪
今日のお昼ごはんのお値段は¥650也。

【食べログ】

2011/07/31

2011 7/31 旭堂南左衛門一門会



黄昏亭もみじ  荒大名の茶の湯
旭堂南斗  角屋舟の由来
旭堂南舟 道具屋吉兵衛
旭堂南左衛門 太閤記より長短槍試合
一龍斎貞寿 天明白浪伝より八百蔵吉五郎
旭堂南左衛門 王将阪田三吉

いつものように大国町の駅前に車を停めて地下鉄で動物園前まで移動。
大国町は地上から改札、また改札から乗り場へのエレベーターがあるのに
動物園前駅は無し。バリアフリー化にはお金がかかるんだろうが大阪市営地下鉄は累積赤字解消したそうだし
ぜひ検討ください。さて、会場へは開場の15分前に到着。この暑さの中で開場を待つのは無理wwすると
南舟さんが定刻前だけど開けてくだいました。


さて、開演。南左衛門さんが前説の如く「大坂の陣を大河ドラマにする会」についての署名のお願いをしてくださいました。
なんと、署名用紙をそのまま持って帰って署名くださるという方が居られました。
ホントにありがたいことです。
また南左衛門さんのTVご出演がきまったそうでNHK「芸能百花繚乱」で『染模様恩愛御書』(そめもようちゅうぎのごしゅいん)で
細川越中守役だそう。たしかこの歌舞伎は「細川の血達磨」って呼ばれてるそうで!あらすじを読んだけどむっちゃ楽しみです。


黄昏亭もみじ  荒大名の茶の湯

爆笑の定番ネタのこのお話。ネタバレにならない程度に^^
秀吉亡き後の政権は分裂気味。戦で活躍した武断派と文治派。なんとか一まとめにしようと考えた家康さんとの相談で本多佐渡守正信がお茶会を開くことに。呼ばれたのは豊臣七人衆と呼ばれた面々。
戦国鍋TVではシズガタケの七本槍でお馴染みの加藤肥後守清正・池田三左衛門尉輝政・浅野左京大夫幸長・黒田甲斐守長政・加藤左馬助嘉明・細川越中守忠興・福島左衛門大夫正則。なかでも加藤清正は馬面+ながーいお髭があったそうで。
この七人がお茶席で繰り広げる世にも奇妙なお茶会が始まり、その内容は抱腹絶倒のドタバタ騒動なお話^^
根来ご出身のもみじさん、前講として笑わせるところもキッチリと落として場内を温めてくだいました。


旭堂南斗  角屋舟の由来

マクラは先日開催された4人会出のお話。
1日3回講演×2日ということで最後はアタマとクチがバラバラになるようなそんな感覚だったそう。
角屋舟の由来は南斗さんで2回目ということで粗筋は簡略ぎみに記載しますが、南斗さん、まちがいなく前回よりも上達していると実感。さて内容です。
本能寺の変や起こったことを家康は堺の妙国寺で知る。このままでは自分も殺されてしまう・・しかし連れてきた兵はわずか500人。
京都からすでに家康征伐で追ってが出ているという情報も。絶体絶命の家康。
本田平八朗忠勝が救いにきた。堺から大和、伊賀を抜けて伊勢から舟で駿府へ脱出する経路がある!わずか50人の兵にしぼり脱出作戦が始まる。そして最大の難関に遭遇する家康に救いの手が差し伸べられる。


旭堂南舟 道具屋吉兵衛

岸和田での近況のご報告、岸和田花火大会で脳内彼女と言った話しには笑わせてもらいました^^
またラジオ岸和田でのお話も交えながら本題へ。このネタは南舟さんで2回目なので簡単に記載。
主人公の古道具屋の吉兵衛さんには奥様のお美代さんと吉太郎という倅がいます。
字の読めない吉兵衛さん、子供にはちゃんと学問をということで習わせたところ吉太郎は才能を開花。非常に優秀な子供に育ちました。さてある日、吉兵衛さんは、秋山げんのじょう宅より買い取った古道具。中より大金が。
この大金が人生を大きく狂わせて行く事となる人情話。


旭堂南左衛門 太閤記より長短槍試合

人心掌握術に長けていた秀吉。これは現代にも通ずるところ。失敗をして主君信長に叱責されようともちゃんと打開策をもっている秀吉は信頼されていたのでしょう。
さてお話は織田家に槍が不足していたので新たに作ることに。その際には1帖6尺(5m弱)の長槍が良いか9尺(2m70cm)の短槍がいいかと迷った。すかさず槍の指南役の上島主水は使いやすい短い槍を推薦、すると秀吉が出てきて長い槍を推薦。それを聞いた信長は4日後にそれぞれ50人の足軽を遣わすので長い槍と短い槍とで試合をさせることに。
その巧みな戦術と人の心を掴むことに長けている秀吉のその奇想天外な戦法とは・・。


一龍斎貞寿 天明白浪伝より八百蔵吉五郎

飛び入りでのご参加とのこと。初めて目前で東京の講談を聞かせていただきました。それはまるでNHKの「日本の和芸」をそのまま見ているよう。東京は大阪よりもはるかに講談は盛んで亭号も「一龍斎」「神田」「宝井」「田辺」とあり、中でも一龍斎貞水さんは人間国宝。
さて、ネタは東京ではよくかかるお話らしいがまったくの初聴き。前半は、両国の回向院にある水茶店の「お花ちゃん」と「若旦那」の恋のお。後半はその「若旦那」の正体は。。
すごく良い調子と声量に所作をあわせ、臨場感たっぷりなお話ぶりですっかり世界に引き込まれてしまい東京弁への違和感なんてすっ飛んでしまいました。話しのリズムがすごく気持ちよかったです。
サイトを拝見しますと東京は女流講談師さんのほうが多いようで驚きました。
ぜひまた大阪へお越し下さい^^


旭堂南左衛門 王将阪田三吉
 
前回のネタおろしから今回2回目。
千日手の解説や香車落ち、神社の呼称等に改良が加えられ、また年号+出来事の羅列部分よりも会話の比重が高くなりだいぶブラッシュアップされていました。
いつまでも残るお話になることを願っております。

2011/07/24

2011 7/24 第63回 めふ乃寄席

久しぶりのめふ乃寄席です。
前回よりこの寄席はUSTREAM配信されているようで、カメラがセットされていました。
ホントに便利になったものです。


[ピピアめふ USTREAM]





露の眞  鉄砲勇助

マクラでは見た目や声で、なかなか女に見られないというネタ。初めて痴漢にあった云々・・。
マクラは自由で好いのだけれどあまり好ましくないのかも。
途中でメガネを外されたのだけれどなにか意味があったのでしょうか。そういえば阿か枝さんも普段はメガネをされているけれど高座ではメガネを外されている・・・。うーん・・なぜなんだろう。。
眞さんの噺は、過去なんどかありますが、あまり上下を切らないことに気がつきました。
まだまだ少ない女流噺家さん。がんばってください^^


林家竹丸 相撲場風景

マクラはスポーツ関連から相撲に関する様々な内容をチョイス。
一語一語をきっちりと考えながら話されているようでした。
モンゴル出身力士の名前や、年収など。なかなか驚かされる内容でした。
さて相撲場風景は2回目。きっちりと手堅くまとめられた印象でした。


桂 阿か枝 悋気の独楽

マクラは女の色気の薀蓄。。
なかなかな内容で、阿か枝さんって妙に似合うんですよねー。
さて、お噺の方、このネタは沢山登場人物がありますが、きっちりと描かれてそれぞれの個性がはっきりとわかりました。もちろん要所にはきっちりと笑わせてくださいました。
お竹どんが悋気しぃの本妻さんに取り入ろうとするその所作や話し方で、面白さが倍増!
また本妻さんの前で定吉が独楽を回すシーンはとても楽しめました。


林家染左 皿屋敷

完成度の高い皿屋敷でした^^
中心となるお菊さんの豹変振りを初め、車屋敷へ行く道中など臨場感たっぷりで脳内に完璧に再現されていました。いやぁ。。ホントにお見事でした。

2011/07/23

2011 7/23 新長田のグルメ

神戸の新長田に所用で行ってまいりました。
ここは1995年の阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けた地域、その為、町全体が全て整備され非常に美しい町という印象です。
マンガ家の横山光輝氏のご出身ということで「鉄人28号」の等身大のモニュメントが公園に設置、氏の漫画三国志を切り口にそれぞれの町内を紹介していました。







さて、この新長田の名物といえば「ぼっかけ」(牛すじとコンニャクを甘辛く煮込んだもの)。これを様々なお料理に合わせています。
で・・まずはじめに行ったのは「マルヨネ」のぼっかけコロッケ♪色んな情報誌に取り上げられています。
<タベログ>
<グルメウォーカー神戸>
目の前で揚げてくだって熱々を頂戴しました。今日の外気の32度だけの性じゃなく、もうホクホク!
ジャガイモとぼっかけは相性抜群なんです。嬉しい価格!1コ80円也♪

 
で、この勢いで昼食に相応しい2件目<さんきゅ卯>に向かいます。
カウンターが8席に4人用の座敷のみの小さいお店ですがひっきりなしにお客さんが訪れます。

<タベログ>
<神戸お勧めグルメ情報>
とサンキュ卯スペシャルとソバメシを頂戴しました。


広島風お好み焼きの上にふっわふわに焼かれた卵とおもいっきり青ネギのかかったお好み焼き。






 
意外とスパイシーなソバメシ。一味とソースが決め手なんだとおもう。しっかりとした濃い味です。






お腹もふくれたので今日の本当の目的の「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会場へ向かいます。
で、感動したその状態で・・夕食を食べる為に街を散策。

居酒屋発見!色々と飲み食いした勢いでなぜかもんじゃ焼きをオーダー。
お店で食べた事がないので初体験!

「すみません・・・初めてなので焼き方がわからへんねんけど・・・」と正直に申し出ると
説明書を持ってきてくださいましたwwで・・その通りにつくってみた。。
 写真はもちろん途中状態^^
体重増加を忘れて一日!よく食べました(笑)

2011 7/23 ミツバチの羽音と地球の回転

2011 7/23 原子力発電とエネルギー問題を考える映画のつどい


新長田は阪神大震災の際に甚大な被害のあった場所、そのため町全体がきっちりと区画整理された非常に人工的な街でした。駅からすぐ近くの公園には懐かしい「鉄人28号」が実物大で置かれていました。


定刻30分前に開場入り。
当日券を買った方は、この用紙に署名してください!と言われムカついてました。
私は建設反対ですが、映画と署名は別物。なのであっさりと拒否させていただき着座しました。
会場には80人くらい、手作り感のある運営側なので前述のやり取りは何かの手違いがあったのだろうと思うようにしました。
資料の中には【MBS 種まきジャーナル】でお馴染みの、京都大学・原子炉実験所の小出 裕章さんが3/20に山口県柳井市のアクティブ柳井で講演された際の資料がつけられていました。
原発の構造や危険である理由、そしてどうすれば良いのか・・など・・すっごくよくわかります。

<柳井での講演会(参考)>



<映画:ミツバチの羽音と地球の回転 オフィシャルサイト

舞台は山口県上関町の祝島。数年前にUターンしてきた山戸孝さんを追ったドキュメント。祝島は人口わずか500人に満たない小さな島、その対岸、真向かいにあるにある長島の田ノ浦に中国電力が原子力発電所を建設しようとしています。
建設のためには地元の認可が必要なわけですが、祝島の住人の9割が建設反対、しかし上関町としては6割が賛成しているのが現状。

当然、原発が建設されると、地元の基幹事業である漁業に影響がでるから強固に反対運動を繰り広げています。また、祝島は1000年以上前から続く伝統的な祭り「神舞」は4年に一度行われますが、この建設騒動で2回続けて中止になっています。

と・・・ここまでは私の認知の範囲だったわけですが実際はそれだけではありませんでした。

この祝島周辺は豊後水道の黒潮がが周防灘に流れ込み瀬戸内海に豊かな資源を運んでいます。
その為世界的にも稀有な水鳥を初めとするすばらしい生態系が守られています。

原発は、海水を取り入れて炉心を冷却し海水を放出します。その際に現在の海水より7度高い海水を1秒間に190トンを放出。そしてその海水は次亜塩素酸ソーダという化学薬品を含んでいるとのこと。これにより世界遺産に匹敵するこの自然を破壊することは間違いありません。
また、東日本大震災のような災害が起こった場合、九州北部や四国・・そして瀬戸内海全体に、まで影響を及ぼすかもしれないのです。

上関役場での議会に詰め寄るシーン、中国電力との激しいやりとり、また中央省庁へ署名を届けた後の説明会等、自分達の生活を守るために懸命に訴えかけるそのシーンに胸を熱くしました。デモや座り込みをする住民の裏をかくように規約を破り、半ば騙すようにして海にブイを打ち込んだ中国電力。
「年々住民が減っている」「1次産業だけでは限界がある」等、中国電力側が拡声器を使ってデモ行動に対し説得しているが、山戸孝さんを初め沢山の方々が様々な取り組みで新しい産業を興そうとしている。中国電力に発言で「絶対に海は壊れません」という発言はあまりにもふざけすぎ。モノを知らなさすぎ。

そして舞台はスエーデンのオーバートーネオ市、ヨッテポリ市、ストックホルムの事例を紹介。脱原発を国民投票で決定し風力発電や地域暖房、太陽熱、波力発電、酪農の超合理化と電力の自由化により、原子力や石油で作られた汚い電気を選ばずにキレイな電気を使うことを選択できる

最後にまた舞台は祝島に戻り、山戸孝さんらが海辺でひじきをはじめとする海産物を採っている。自分達の為に半農半漁の産業以外にも、枇杷、ひじき、もずく等のフードやエコツーリズム等、新しい産業を興す事が将来に繋がり、自分の子供や孫達にキレイな海を残すことが義務だと締めくくられ、135分の映画が終わり、満場の拍手が起こりました。

<長島の自然を守る会代表の高島美登里さんの講演>がありました。
高島さんは、2年前より上関に移り住み団体を主宰、長島の自然保護の見地から原発建設反対を強く訴えかけておられます。
海草類では日本海側にしか生息しないといわれている「スギモク」が、貝類ではナガシマツボ、ヤシマイシンなどの貴重種が、また人類の進化の研究を大きく発展させるナメクジウオという背骨の無い脊椎動物等が。哺乳類ではスナメリが自生、世界的に絶滅寸前のカンムリウミスズメが住んでいることがわかりました。

そして最後にはなんと、今回の映画を監督さんの鎌仲ひとみさんが駆けつけてこられてお話をくださいました。
イラク戦争で使用された劣化ウラン弾は原発から作られた化学兵器で、その影響で子供達が被爆して亡くなっている現実を見てこられました。
中国電力へ取材の申し入れをするも「激しい拒否・・」。六ヶ所村の原子力担当者は「確かに放射能を拡散しているが大丈夫です!大気に放出することで薄まりますから!」という大胆発言!

私達が電力会社を選ぶことが出来ないことを利用して、原発が無いと電気が止まるがごとく洗脳する各電力会社。各国は環境保全に取り組んでいるのに日本はどうなっているんだろう。本当に原発が無いと私達の生活は本当に麻痺してしまうのでしょうか?

本当に考えさせられた一日でした。

2011/07/18

2011 7/18 第13回 柳谷観音・泰聖寺 講談会

2011年 7月18日(月・祝日) 
第13回 柳谷観音・泰聖寺 講談会
黄昏亭もみじ 水戸黄門漫遊記より牛盗人
旭堂南斗 難波戦記より後藤の入城
旭堂南舟 太平記より楠木と泣き男
旭堂南左衛門 王将・坂田三吉 有本隆作
【会場・お問合せ】
大阪市天王寺区下寺町2-4-10
柳谷観音・泰聖寺 ※無料駐車場あり  
TEL:06-6779-9196








安居神社さんへ9月に九度山で開催される九度山講談会のご案内をするために早めに到着。
久しぶりに中島宮司さんと色々とお話をさせていただきました。
実は、真田ファンなおかげで色んなトコで中島宮司さんとお会いするご縁があり、昨年車を買い換えた際に、中島宮司さんにお祓いをしていただいたこともありました。
で、さっそく上町大地のアップダウンを乗り越え、秦聖寺の近くまで帰ってくると、ちょうど九度山町から
お見えになられてた住民クラブのご代表の阪井様とバッタリ!遠路、本当にお越し頂きありがとうございました。


前講:水戸黄門漫遊記より牛盗人

狂言の演目にもなっている牛盗人。狂言では鳥羽離宮が舞台。
講談では福島県が舞台。この地の大名は寺田佐分次。村の者達に取り調べの様子を公開してるということで
取調べのある日は村人がぞろぞろと代官所へ。
さて、この村に住む「喜平」と年老いた母。それに「喜平」の息子の「喜太郎」。
すこしボケの入った年老いた母が言う。「26日は無くなった父の法事だから用意をするように」。
家にすこしの蓄えがあれば出来るのだが「水も飲めないくらいの水飲み百姓の暮らし」の「喜平」。
つい出来心で、代官所の牛小屋から1匹を盗んでしまう。
町角に高札がでる。「犯人を知っているものには褒美を取らせる」。なんと息子の「喜太郎」が代官所に
「父が犯人です」と名乗り出てしまう。
その真意は・・。
なかなかの人情話し。



旭堂南斗/難波戦より後藤の入場

マクラは卑弥呼寄席での停電騒ぎを取り上げられました。
堺の地で軍学指南を行う後藤又兵衛。その様子を関しする徳川方。
豊臣方から接触があり大坂城へ入場する話しが届けられる。さっそく
密かに部下達へ連絡を取るが武具を売りらった者たちが多数。なんとか急いで支度金を作らねばならない。
堺の色町「ちもりの大和屋」の芸子「おらん」をでっち上げ金を作るか・・・。



旭堂南舟/ 太平記より楠木と泣き男

マクラは岸和田での近況話しと扇風機の話し。またこの秋から始まる朝ドラ「カーネーション」の話題。
戦が近いということで家臣を採用するために一芸に秀でたものばかりを集めてきた。
色々な者が集まってきた。
木登りの上手い者や水練の名人、大飯くらいの者・・そしてなんと人を怒らせたり、また泣かせたりする名人(杉本村の佐平)が表れた。ここにいる全員を泣かせられなかったら首を切られてもかまわないというとんでもない賭けを申し出ることに。。


旭堂南左衛門/阪田三吉 有本隆作

9月30日のNHKの番組 「芸能百科繚乱」にご出演予定。放送時間は22時。見逃さない様。
さて、今回は新作、ネタおろし。

「坂田さん、あなたの負けです」という意表を突いた出だしで始まるこの坂田三吉。
有名な和光寺での勝負で千日手で負けてしまった事がきっかけで闘志を燃やすこととなった三吉と、妻のコユウと家族愛をテーマにした講談となりました。

講談会が終わったあと、恒例のお茶会。様々なお話が飛び出しホントに楽しいひとときでした。
また、この坂田三吉はまだ完成されたものではないとのこと、講談会が終わったあとに様々な意見や質問が出ていました。おそらく今後も推考を重ねてネタが磨かれて行くのでしょう。

写真は講談が終わったあとのお茶会にて。