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2011/06/19

2011 6/19 第12回 講談祭

2011年6月19日 第12回 講談まつり




会場へは会場20分前に到着。時間前になると入場の列が出来たくらい。
講談ファンの芯の強さを感じました。
会場は前回より座椅子席が登場。この座席の事をグリーン席と呼んでいるらしいですが(南湖談)おかげさまで今回もきっちりグリーン席に座らせていただけました。
 
 
 
 
旭堂南斗 :雷電の初相撲

信濃国小県郡大石村の為造(ためぞう)は体格に恵まれ相撲の道を志すことに。
谷風梶之助の弟子となりいよいよ初土俵。
その相撲はとんでもないことに。


旭堂南湖 :谷風の人情相撲

非常に説得力のある口調で、しかもカッコイイ!なんどか高座を拝聴したけどこんなに近くは初めてww
もう色んな箇所に仕掛けをたっぷりな講談できっちりと笑わせてくださいます。
ホントに今日のネタを考えていなかったんだろうか・・・。ネタを二つ上げて挙手の多いほうを演じられました。

講談会では何度か聞いた事があるこのお話。特に谷風と佐野山の勝負のシーンの描写では今まで以上にスリリングに感じました
 

座談会 :【講談の歴史と講釈師について】 旭堂南左衛門・旭堂左南陵・旭堂南湖

なんどか歴史についての様々なお話を聞いた事がありましたが、この話しは初耳!
「講談社は、講談の速記本を出していたから講談社となった」
「浪曲本を出すようになってから講談の本は出さなくなった」
「講談と浪曲は仲が悪い時期があった」
さっそく講談社のサイトで確認すると、創業は1909年(明治42年)「大日本雄弁会」。
1925年には「大日本雄弁会講談社」と社名変更している。

また 生玉さんの境内で講談を演じる 宝永7年(1710年)御入部伽羅女(ごにゅうぶきゃらおんな)。
これは大阪の風俗を描いた書物のよう。実際に絵は中ノ島図書館のサイトで見る事ができる。
http://www.library.pref.osaka.jp/lib/zempon/zem29.html

また佐野孝『講談五百年』 という書物があるらしい。ぜひ機会があったら拝読したいものです。


旭堂左南陵 :○○○○○○
 
残念・・・実は中入りのタイミングで講談会の後の予定の調整が入ったので止む終えずグリーン席を離れ会場の一番後ろで拝聴。断片的に抜けてしまったので頭に入らなかった。。。
あぁぁぁ・・・・・・・・すごく悔やまれます。
東京弁での講談・・・まるでNHKの「日本の和芸」をナマで見ているような。。。
たしか・・家康のしかみ像(南舟さんに似てるとのこと)と太鼓の音がキーワードの話し。
 

旭堂南左衛門:水戸黄門 漫遊記 鮫川の渡船場 扇の掟
何時だったか、南左衛門さんから「上方講談に出てくる水戸黄門さんは大阪弁」というの聞いた事が有ります。たしかにその通りで、もちゃっとした感じもありますがこれがきっと標準語だとまたイメージがかわってしまうのでしょうね。
いつも以上の大熱演のうちに講談祭が終了となりました。
 
あぁぁ・・ほんとに旭堂左南陵の聞き逃しが心から悔やまれる会でした。
すぐさまタクシーをGETして次の場所へ移動・・。充実した一日でした。