慈光寺寄席は今回で27回目とのこと。
地域寄席が根付いているのってすごく良いことだとおもう。
福丸さんも言われていましたが、出囃子にのってニヒルなご住職さんが登場されるのは前回同様に楽しい気持ちにさせてくれます。
ご住職さん曰く、お寺の本堂で落語会があることに意味があるとのこと。
お寺って気軽に行けるようにしたいということなのかな?
桂 福丸 天災
ご自身がどんな子供であったか?という話しから水戸黄門はすべての時間決まっているので
時計がいらないってお話をされました。たしかに私も水戸黄門を好んで観ていた時期がありましたが相当なものですね、福丸さん^^
妙に紅羅坊名丸さんが福丸さんとシンクロして見えるだけに、
掛け合いの部分がすっごく印象的でした。
桂 竹丸 花筏
開催中のワールドカップネタから相撲取り、国会議員、噺家の数はいずれも700人程度らしいというトリビアネタへ。
竹丸さんの花筏は2回目♪
丁寧にキッチリと演出されていく竹丸さん。
堤燈屋の徳さんと、千鳥ケ浜の駆け引きのあたりは最高潮で大爆笑でした。
笑福亭呂竹 延陽伯
実は、今日のチラシに呂竹さんのお名前が無かったので早い目に会場に到着して呂竹さんのお姿を見たときに「え?なんで??」って言ってしまいました。
呂竹さん曰く「あははwwおたのしみにしててくださいねー!」って言われていたのが
きっちりとマクラに盛り込まれてしまいましたww
今日、会場に来たら早めに着たお客さんに「何できたんですかー」って言われてしまいました。楽屋に入ったら福丸クンに「あ!兄さん、今日はお手伝いですかー」って言われたww
ごめんなさい。わたし。呂竹さん大好きですよーww
ってことで呂竹さん、先日おこった一時停止義務違反での罰金の7000円を取り戻す為に
登場さえそう(笑)
本題では久しぶりに聞く「延陽伯」。
<すたんびょうぶでござい><かんやだんぶつのぎなり>と私的にかなりはまったセリフww
演出的には、嫁がやってくるという前のうきうきし、ソワソワした箇所が短めで
風呂屋のシーンはなかったものの充分楽しめました。
林屋 染二 しじみ売り
たしか染ニさんって龍谷だから親鸞・・ということは浄土真宗・・ここのお寺さんも浄土真宗・・ってな事を
考えてた矢先にご登場。会場はすでに最高潮。
ハイテンションで独特の雰囲気をお持ちの染ニさんワールドの始まりです。
ネタはやっと初めて聞くことができた「蜆売り」。
登場人物が多く描き分ける人情話ということで難しいネタだとおもいます。さすが染ニさん。
大阪堀江の口入屋の親分さんの屋敷が舞台で、奥からはその娘が手習いしてきた十日戎を弾いている。
そんな性格の家であることをきっちりと印象付けておられた上に声色、所作でみごとに人物を描き分けた人情話で、おもわずホロリとしちゃいました。