久しぶりのめふ乃寄席。今日は12周年スペシャルということでゲストが2名こられます。
笑福亭鶴笑さんと桂枝女太さんです。
実はもともとは桂枝女太さんではなく桂きん枝さんでしたが早々に変更となっています。ちょうど9月の彦八まつりの際にきん枝さんに会いましたので、『楽しみにしています!』とお伝えしたのですが残念。それでも枝女太さんが来られるということで私的には、すっごくラッキー!さて、生憎の雨模様ですがお客様の入りはたいしたもの。座椅子席はいまいちだけど椅子席はほぼ満席で始まりました。
林家染左 道具屋根問
通常、寄席開始後の一番手は入門数年目の方や、年季明けの前座さんが出られるのが多いのですが、このめふ乃寄席は定評ある実力派でおもいっきり中堅のお三人がレギュラーなので前座さんはおられません。おのずとネタも前座さんがよくやられるネタを中堅ベテランの染左さんがされるのですから面白く無いはずはありません。
ネタの導入部のいきなりの会話からばっちりと心をつかみ、すでに爆笑の連続。いろんな方がされたこのネタですが間違いなく最高の演者さんでしょう。流れは「茶栗柿麩」「雀取り「鶯取り」から「がたろ釣り」へきっちりと笑いを取りながら演じられました。
林家竹丸 天災
子供さん方からの噺家への質問で、落語を行い易い会場とやりにくい会場のお話へ。
天災はわりとメジャーなお話。きっちりと無難に手堅くされた感がありました。
桂枝女太 ぴっかぴかの一年生
柔和な笑顔から繰り出される言葉のひとつひとつがよく吟味されていてお客様をぐいぐいとマクラの間に心を掴まれる枝女太さん。
三枝さんの創作の中でもずいぶん前のネタになりますが、これは名作ですねー。
中卒で必死に働き、ようやく町工場の社長になり、幸せな家族もできた。そこで息子と同じ高校の夜間部に入学し・・。そんな親子が繰り広げる笑いと涙のお話。
笑福亭鶴笑 パペット落語 三蔵法師
竹丸さんに間違えられた話と昨日のベガホールでのお話をハイテンションで話されるうちに会場はすっかり鶴笑さんの世界へ。
うまくお客さんをまじえながら話を進めてゆかれます。笑いは世界共通!見事なもので大爆笑の内に終えられました。これは必見の芸ですねー。
桂阿か枝 愛宕山
明石にある幼少のころから行き慣れた神社でのエピソード。ネタは愛宕山。このお話は春先のお話のお話なのでなぜチョイスされたのかわかりませんが、それでも小文枝さんを思い出させるこのお話は私の大好きなお話です。大阪のお茶屋をしくじった二人は基本的な性格はお調子者でいらんこと言い。
そんな性格を感じさせるポイントが要所に出てきます。
このめふ乃寄席は、ほんとにバランスの取れた良い寄席でお値打ちですね^^
次回は1月29日(日)お正月公演となります。
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これからもずっと続きますよーに^^