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2012/10/18

2012 11/18 孝明天皇

前回の朝日カルチャーの一坂太郎先生の講義を聴いて【孝明天皇様】に非常に興味を持った。

で・・色々と探してみて左の書籍を入手!

昭和49年秋田書店発刊(初版)
福地重孝著 孝明天皇





講座でもたびた取り上げられる公家諸法度。その法度以外にも天皇の大権があり、それは改元。
孝明天皇の時代には弘化・嘉永・安政・万延・文久・元治・慶応と7回も改元があった。これはさまざまな天変地異や縁起直し的な意味合いが原因で、非常に大変な時代であったことがうかがえる。

人しらず我が身一に思ひ尽くす 心の雲の晴るるをぞ待つ (慶応元年)

日本国内がドタバタしていた時代に詠まれました。。。その苦悩のお心が偲ばれます。


異人と共ども払へ神かぜや 正しからずとわか忌ものを(文久2年9月11日)


徹底した攘夷思想であったが政権奪回の気持ちは毛頭無く、純粋に日本を愛しておられた方なのでしょう。

その純粋さゆえに型破りと思われたのかもしれません。

なかでもアメリカとの条約締結に関する勅を入手するために上京した堀田正睦の悪戦苦闘からさまざまな駆け引きが繰り広げられ、ついに幕府の旗色が良くなってきて、まさに自分の意図しない勅裁案が出されようとしていた時に、下級公家を動かして八十八人の公家が九条関白の家へ集結!そして情勢をひっくり返させている。実に爽快。

熟読するにつれて新たな、孝明天皇様の色んな面が読み取れるかもしれません。