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2022/06/19

映画「峠 最後のサムライ」鑑賞

今日「峠 最後のサムライ」を鑑賞。

 
https://touge-movie.com/ 〔公式サイト〕

河合継之助についてはこのBLOGで何度か取り上げたテーマで十五代将軍徳川慶喜の大政奉還を述べるシーンから始まりました。

河合継之助はすでに長岡藩家老職で軍事教練に余念がない。映画の中ではさまざまな藩政改革については触れることなくまた、黒船来航から戊辰戦争に至るまでの経緯や長岡藩を取り巻く環境をさらっと説明、すでに新政府軍が奥羽方面へ出発している前提で話が進んでいきます。

河合継之助は享年41歳。演じた役所広司さんの演技とその表現や熱演は素晴らしく、また松たか子さんの繊細な演技には目を見張るものがありました。特に所作の美しさには家老職の妻であるという威厳が決して嫌味ではなく感じされられました。

歴史には必ず勝者と敗者の歴史があるように、長岡藩主牧野忠邦の名代として導き出したその決断が正しかったのかどうかなんてわからないし、ましては運命を分けた「小千谷談判」での判断、そして新政府軍の代表が岩村精一郎でなければひょっとしたら回避できたのかもしれません。でも現実的には、長岡市内は灰となり多くの民衆の居住が無くなった事は事実。
無残な姿の河合継之助さんのお墓の写真等をネットで見ましたがとても複雑な思いでした。
今となっては武力衝突はなんとしても回避しなければならなかったのでしょう。

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