ずっと金明竹は錦明竹だと思っていましたが、植物の金明竹なので当然タイトルは金錦竹。
江戸の石井宗叔(東都落語元祖といわれていて、埼玉県草加市の東福寺境内に眠る)の作らしい。金明竹は「まだけ」の一種。
江戸で出来た話で、道具屋に上方出身の男が飛び込んでくる。なのでなんとなくニュアンスが変な大阪弁が、上方へ移行すると共に、なめらかな大阪弁になっている。
※参考資料 上方落語の歴史(S33 前田勇著)
私は京橋中橋加賀屋佐吉方から参じましたが、先だって仲買の弥市をもって取次ぎました道具七品、祐乗宗乗光乗三作の三ところ物、刀身は備前長船の住則光、横谷宗珉四分一拵え小柄付きの脇差、柄前はたがやさんじゃと言うてでごわりましたが、ありゃあれ埋れ木で木が違うて居ますさかい、ちょっとお断わり申し上げます、自在は黄檗山錦明竹、ズンドの花活には遠州宗甫の銘がござります、利休の茶杓、織部の香合、のんこの茶碗、古池や蛙飛び込む水の音、これは風羅坊の正筆の掛物、沢庵木庵隠元禅師張り交ぜの小屏風、あの屏風は、私の旦那の檀那寺が兵庫にござりますが、その兵庫の坊主の好みます屏風やさかい、兵庫へやって坊主の屏風にいたしまする、こないにお伝え願います
わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、四分一ごしらえ横谷宗岷小柄付きの脇差し、柄前はな、だんなはんが古鉄刀木といやはっとりましたが、やっぱりありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、念のため、ちょっとお断り申します。次は、のんこの茶碗、黄檗山金明竹、ずんどうの花いけ、古池や蛙飛び込む水の音と申します。あれは、風羅坊正筆の掛け物で、沢庵、木庵、隠元禅師はりまぜの小屏風、あの屏風はなあ、もし、わての旦那の檀那寺が、兵庫におましてな、この兵庫の坊主の好みまする屏風じゃによって、かようお伝え願います
わたいなぁ、松屋町の加賀屋佐吉方から参じましたんやが、先度、仲買の弥一が取り次ぎました道具七品のうち、祐乗・光乗・宗乗、三作の三所物。ならびに備前長船の則光。横谷宗珉、四分一こしらえ、小柄つきの脇差。あら、柄前が鉄刀木やとの仰せにございましたが、埋もれ木やそぉにございまして木が違ぉておりますので、この旨ちょっとお断りを申しあげます。ならびに、黄檗山金明竹、寸胴切りの花活け。のんこの茶碗。古池や蛙飛び込む水の音、と申しますこれは風羅坊芭蕉、正筆の掛け物でございまして。沢庵禅師の一行物には隠元・木庵・即非、張り交ぜの小屏風。こら、うちの旦那の檀那寺が兵庫にございましてな、この兵庫の坊主のえらい好みまする屏風じゃによって、表具へやって兵庫の坊主の屏風にいたしました。と、かよぉお伝えを願いたいんで。
フランス風懐石料理中華風・・・寺社仏閣が大好きです。 大阪市内に居ますが九度山と信州上田が心の故郷です♪尊敬する人は真田昌幸さんと幸村さん親子・吉田松陰先生、金子みすゞさん、大石順教尼さん。日本美術なら富岡鉄斎さんに横山大観さんに村上松園さん。そして大好物は甘々なみ・か・ん♪ ・・ようは何でもアリなのです
2011/12/04
2011 12/4 第3回イーグル寄席
早いものでイーグル寄席は第3回となり、今回も盛況となりました。
今の上方落語、講談を担う方々が一同に介される寄席で、毎回いっぱい笑わせてくださる会として絶対にお値打ちのイーグル寄席。
参加必須です。あ・・駐車場無料もありがたいですねー。
林家染吉 金明竹
先日、第1回 おばま染寿丸の会で笑わせて下さったばかりの染吉さん。
まくらは師匠の染丸さんとの楽しい会話からネタに入られました。
旦那と丁稚は甥の関係で、現在13才。一人前の道具屋にするために奉公させているという設定が初めの会話で明確になっていて、日々の奉公の中での仕事に嫌気を指している様子がうまく表現されていました。
また、見せ場となる「今橋の・・云々」は、早口言葉になりがちだけれどあくまでも初回は、丁稚へ言付けを依頼していて、全部で3回言いますがシュチエーションが微妙に違う所が感じ取れました。
節々のちょっとした会話や表情にまで気を配っておられた、伸び盛りの染吉さん!今後が楽しみです。
旭堂南左衛門 西行法師
昨年の12月に東京でご出演されました松本幸四郎さんの歌舞伎での裏話。手作りケーキのお話、討ち入りの衣装をされた方々との会話。「メリークリスマス」は大変ユニークでした。いつもとおり聞かせどころをきっちり押さえられ、要所にぐっと引きつける箇所をいれられていました。
このお話は落語にもなっており、主題となる和歌に関していくつか微妙なパターンがあるようです。
中でも大きく違うのは下記・・ほかにもバージョンがあるのかもしれません。
当初の和歌
伝え聞く鼓滝に来てみれば 沢辺に咲きしたんぽぽの花
修正後の和歌1
音に聞く鼓滝に打ち見れば 川辺に咲きしたんぽぽの花
伝承~修正前(川西市のサイト)
はるばると鼓滝に来てみれば 岸辺に咲くや白百合の花
伝承~修正後(川西市のサイト)
音に聞く鼓滝にうちみれば 川辺に咲きし白百合の花
また、見せ場となる「今橋の・・云々」は、早口言葉になりがちだけれどあくまでも初回は、丁稚へ言付けを依頼していて、全部で3回言いますがシュチエーションが微妙に違う所が感じ取れました。
節々のちょっとした会話や表情にまで気を配っておられた、伸び盛りの染吉さん!今後が楽しみです。
旭堂南左衛門 西行法師
昨年の12月に東京でご出演されました松本幸四郎さんの歌舞伎での裏話。手作りケーキのお話、討ち入りの衣装をされた方々との会話。「メリークリスマス」は大変ユニークでした。いつもとおり聞かせどころをきっちり押さえられ、要所にぐっと引きつける箇所をいれられていました。
このお話は落語にもなっており、主題となる和歌に関していくつか微妙なパターンがあるようです。
中でも大きく違うのは下記・・ほかにもバージョンがあるのかもしれません。
当初の和歌
伝え聞く鼓滝に来てみれば 沢辺に咲きしたんぽぽの花
修正後の和歌1
音に聞く鼓滝に打ち見れば 川辺に咲きしたんぽぽの花
伝承~修正前(川西市のサイト)
はるばると鼓滝に来てみれば 岸辺に咲くや白百合の花
伝承~修正後(川西市のサイト)
音に聞く鼓滝にうちみれば 川辺に咲きし白百合の花
ちなみに、鼓滝の碑に行ったときのエントリーは下記です。
笑福亭仁嬌 くっしゃみ講釈
あまりの懐かしさに涙がでそうでした。というのも、私が中学生位の時に笑福亭仁鶴さんのLPレコードを何度も繰り返し聞いて当時記憶していた言葉とほとんど同じだったからです。
違うのは、噺の中に出てくる講談師の後藤一山(ごとういっさん)の風貌を旭堂南左衛門さんに置き換えている箇所でした(笑)
この記憶の良さを何故ほかに生かせなかったのか(笑)今となって、ネタを覚えていてもまったく役にたたないっw
ちなみに同じLPに入っていたのは、記憶では鶴光さん「お初天神」、演者不明「七度狐」「花色木綿」・・だったとおもいます。
桂枝女太 植木屋娘
昨日、お嬢さんがご結婚されたとのこと。本当におめでとうございます。
で、ネタも娘を溺愛する父親のドタバタなお話の「植木屋娘」。
植木屋の幸右衛門がくりひろげる娘のおみつをお寺の伝吉とくっつけるためのドタバタ噺。
とってもテンポの良い枝女太さんでした。
2011 12/3 上関の風景写真展

およそ3500人(1900世帯)が暮らす町が、建設賛成派vs建設反対派の悲しい構図と化した町です。
原発事故のその悲惨さはだれしも記憶に新しいところでしょう。
しかし賛成派の意見にも納得できる点はあり、それはこの上関で生まれそだった若者は職がないばかりにこの土地を離れ過疎化が進む状況に対し、原発誘致が起爆となり町が活性化するからです。
賛否両論ありますが、美しい風景やきれいな海は私たちだけのものではありません。
次の世代を担う子供達、そして未来へつなぐことが現在の私たちの使命なんだとおもいます。
【会場】そば切り蔦屋(入場無料)
大阪市中央区内久宝寺町2-7-14
06-6764-7074
【連携イベント】12/14(水)祝島茶会(トークゲスト:ないとうゆき)要予約/定員10名
◆同時開催
上関と朝鮮通信使ミニパネル展/上関物産物産の販売とケイトウの紙小物展
【主催】田那部工房
http://blog.livedoor.jp/atelier_tanabe49
【お問合せ・茶会ご予約】
ateliertanabe49@gmail.com / 090-9993-9893(田邊)
****************************************
関連エントリー
2011 9/10 【さよなら原発】 小出裕章先生 講演会
http://sweet-mikan.blogspot.com/2011/09/2011-910.html
2011 7/11 STOP!上関原発!
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2011 12/1 岸和田フェア開催
2011/11/29
20111 11/29 国会期成同盟発祥之地 ~太融寺

境内にある、国会期成同盟発祥之地と書かれた碑がある。
撰文・・・
自由民権運動は日本最初の民主主義運動であり
国会開設・憲法制定・地租軽減・地方自治・不平等条約撤廃などの諸要求をかかげて展開された
一八八〇(明治十三)年 大阪で国会期成同盟結成
一八八〇(明治十三)年 大阪で国会期成同盟結成
大会が開かれ国会開設の請願書の提出と国民的運動の方向が決定された
大会は三月十五日北久宝寺町喜多福亭で始まり同十九日会場を太融寺に移し四月八日まで白熱の論議が続きその後の全国的な運動の発展に画期的意義をもったまさにこの運動の舞台となったここ太融寺こそ国会期成同盟発祥の地であり、自由民権運動飛躍の場として永久に記念さるべきである
自由民権百年を契機に私たちは先人の遺業をたたえ
自由民権百年を契機に私たちは先人の遺業をたたえ
その進歩と革新の伝統をうけつぎここに記念碑を建て自由と民権が
永遠の真理たることの証とするものである
一九八五年五月三日 撰文 黒田了一
自由民権運動については下記参照
■士族たちの自由民権運動
http://sweet-mikan.blogspot.com/2011/11/2011-1119.html
一九八五年五月三日 撰文 黒田了一
自由民権運動については下記参照
■士族たちの自由民権運動
http://sweet-mikan.blogspot.com/2011/11/2011-1119.html
2011/11/23
2011 11/23 第1回 おばま染寿丸~大阪公演~
第1回 おばま染寿丸~大阪公演~
会場はたくさんのお客様で賑わっていました。さすが人気若手の落語会だと実感。
定刻までには、Jazzが流れるというお洒落というかなんともいえない感じでしたがけっして悪くない雰囲気です。。
さて、14時。
3人が高座へ上がりご挨拶。
まぁ、なんとも打ち合わせされていないグダグダ感はあるものの見事に生寿さんのアドリブでぐいぐいと引っ張って行きます。
今日の挨拶の打ち合わせの遅刻の話や染寿丸のきっかけ、今後の活動について会場を沸かせながら進めて行かれました。本当に息のあった3人だと感じました。
桂 福丸さん 阿弥陀池
久しぶりに福丸さんのお顔を見ました。なんだか表情がグッと絞まってこられ精悍さが加わりました。
マクラは師弟関係について。ご自身に弟子ができた時の名前をどうするか・・当然「福」はつけられないので「丸」をつけることになる。
阪急某駅のようで会場は大爆笑。私的にもツボだったりする。。さて、ネタは聞きなれた「阿弥陀池」。
うまくわかり難い言葉(抜身)や表現(左の乳房・・)を現代風に直したり割愛したりとすごく練られていると感じました。
新聞紙のくだりは深追いしないかわりに、「でこ(猫)に・・」「馬の耳に・・・」・・と反復の笑いを入れたり。
練習の成果が見える話でした。
林家染吉さん 禍は下
遅刻の理由はまぁ奇想天外なことでww
Qsモールやら市立病院やら、場所がわかるだけにとっても面白く聞かせていただきました。
ネタは浮気を主題にしたお話。特に女形のやわらかい表現がだんだんときつく移り変わる点は秀逸。
笑福亭生寿さん 軽業
福井の小浜へ行かれる際の車中のエピソードで、旅ネタから軽業かとおもいきや、
学校寄席で翁家 喜楽師匠の太神楽と一緒に出演された際のお話ですでに会場は爆笑。
ネタは軽業。何度も繰り返される怪しい出し物にひっかかる二人。
「一間の大鼬」「天竺の白い孔雀」「取ったり見たり」が続く前半と、軽業興行に入る綱渡り芸のいずれも見事でした。
桂 福丸さん 寝床
難しい噺なのにお見事です^^
浄瑠璃好きな旦那と番頭さんのやり取り、町内や裏長屋の者たちの会話、それぞれが鮮やかに脳裏に描くことができました。
3人に共通してなのですが、本当に上手くなられました。特に福丸さん、生寿さんはほぼデビューの頃から拝聴していましたのでその上達ぶりにびっくりです。
このステキな会がずっと続きますように。
2011/11/22
2011 11/22 上関写真展開催のお知らせ(転載)
上関情報がありましたので転載いたします。
転載元;
「STOP!上関原発!」 メルマガ 第84号(2011.11.19)
http://stop-kaminoseki.net/
***************************************************
上関写真展(大阪・京都・神戸)
瀬戸内の玄関ともいわれる山口県熊毛郡上関町。
現地で写真を撮っている方々にご協力いただき、近年映画にも取り上げられた祝島や、
朝鮮通信使の立ち寄った上関ほか、4地区すべての風景と、くらしの写真を集めました。
関西4か所にて「上関町の風景と暮らし」の写真展が開催されます。
◆展示スケジュール
【日時】11月15日(火)~20日(日)12:00~22:00
【会場】かぜのね(入場無料)
京都市左京区田中下柳町7-2
075-721-4522 http://www.kazenone.org/
【連携イベント】11/18(金) 祝島茶会(トークゲスト:ないとうゆき)要予約/定員20名
--------------------
【日時】11月23日(水)~27日(日)11:30~15:00/18:00~21:30
【会場】MOMONGA(入場時、1オーダー)
神戸市東灘区岡本1-4-17 オギタビルB1F
078-762-7600 http://www.kcc.zaq.ne.jp/momo/index.htm
【連携イベント】11/27(日)祝島ごはん会(トーク:田邊純子)要予約/お1人様1500円(税込)
--------------------
【日時】12月2日(金)~13日(火)11:30~14:30/17:30~21:00
【会場】そば切り蔦屋(入場無料)
大阪市中央区内久宝寺町2-7-14
06-6764-7074
【連携イベント】12/14(水)祝島茶会(トークゲスト:ないとうゆき)要予約/定員10名
◆同時開催
上関と朝鮮通信使ミニパネル展/上関物産物産の販売とケイトウの紙小物展
【主催】田那部工房
http://blog.livedoor.jp/atelier_tanabe49
【お問合せ・茶会ご予約】
ateliertanabe49@gmail.com / 090-9993-9893(田邊)
**********************************************************
とっても開催を楽しみにしています。
大阪のに行かせていただきます^^
転載元;
「STOP!上関原発!」 メルマガ 第84号(2011.11.19)
http://stop-kaminoseki.net/
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上関写真展(大阪・京都・神戸)
瀬戸内の玄関ともいわれる山口県熊毛郡上関町。
現地で写真を撮っている方々にご協力いただき、近年映画にも取り上げられた祝島や、
朝鮮通信使の立ち寄った上関ほか、4地区すべての風景と、くらしの写真を集めました。
関西4か所にて「上関町の風景と暮らし」の写真展が開催されます。
◆展示スケジュール
【日時】11月15日(火)~20日(日)12:00~22:00
【会場】かぜのね(入場無料)
京都市左京区田中下柳町7-2
075-721-4522 http://www.kazenone.org/
【連携イベント】11/18(金) 祝島茶会(トークゲスト:ないとうゆき)要予約/定員20名
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【日時】11月23日(水)~27日(日)11:30~15:00/18:00~21:30
【会場】MOMONGA(入場時、1オーダー)
神戸市東灘区岡本1-4-17 オギタビルB1F
078-762-7600 http://www.kcc.zaq.ne.jp/momo/index.htm
【連携イベント】11/27(日)祝島ごはん会(トーク:田邊純子)要予約/お1人様1500円(税込)
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【日時】12月2日(金)~13日(火)11:30~14:30/17:30~21:00
【会場】そば切り蔦屋(入場無料)
大阪市中央区内久宝寺町2-7-14
06-6764-7074
【連携イベント】12/14(水)祝島茶会(トークゲスト:ないとうゆき)要予約/定員10名
◆同時開催
上関と朝鮮通信使ミニパネル展/上関物産物産の販売とケイトウの紙小物展
【主催】田那部工房
http://blog.livedoor.jp/atelier_tanabe49
【お問合せ・茶会ご予約】
ateliertanabe49@gmail.com / 090-9993-9893(田邊)
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とっても開催を楽しみにしています。
大阪のに行かせていただきます^^
2011/11/20
2011 11/20 泰聖寺講談会

開場1時間前に到着。すると・・あれれ? 南青さん!
え?なんで・・・?と私の頭の中にハテナマークが浮かびながら始まりました。
さていよいよ開演!前説ではいつもご住職さんがでてこられるはずが、なんと旭堂南青さんがご登場!
今日は旭堂南左衛門さんがギリギリになるかもということと、ご住職さんが用事で出られているとのこと。さすが前説では、八尾グランドホテルであった実際にあった体験談で開場の雰囲気を柔らかくしてくださいました。
黄昏亭もみじ 真柄のお秀
越前山田村でとっても力持ちな女性のお秀のお話。
うまく纏めた感のある口調で話されたのが印象的でした。
旭堂南斗 難波戦記発端
12月21日に第1回の南斗さんの講談会が開催されるとのこと。今日もなかなか印象的な手書きのチラシが入ってました。メインの南斗さん、南舟さんに南青さん、南左衛門さんが参加されますのでおもいっきり一門会ですww
木下藤吉郎が13才、矢作の橋の下で野宿。ちょうど、松平竹千代が通りかかるとのことでたたき起こされ、「いつか、竹千代におれの草履をとられてやる」と誓う。そして時は流れ・・・。
旭堂南舟 乃木将軍の墓参
マクラは近況wwいつも通りのほんわかした雰囲気の南舟さん。
で、驚いたのが、ネタになって口調のスイッチが入るのはいつもですが今日はさらにメリハリがあって、その世界観にすっと入ってゆくことができました。
この話、すっごい楽しかったです。
「おいっちにー♪の人」=「薬屋さん」という比喩がわかりませんでしたが、そんなCMがあったのでしょうか。日露戦争で沢山の部下を亡くしてしまったことに責任を感じている乃木将軍。その感情がよく現れていました。
旭堂南青 難波戦記
昨日の大雨のの時に大阪玉手山にある後藤又兵衛のお墓でフィールドワーク中だったそう。
この場所に纏わる思いで話をしおてくださいました。、
さて、ネタですが、いやぁ。。。お見事!
大阪平野のある全興寺さんにある首地蔵さんへお詣りに行っていたので、その伝承を存じていましたが、講談ではまったく初めてです。。家安に次々と襲いかかる幸村。その臨場感!幸村の七人の影武者、三好清海入道ん等々すっかり大阪夏の陣の世界にトリップしていました。
旭堂南左衛門 蘇生の五兵衛
マクラでは先日出版されました『上方伝統芸能あんない』(著:堀口初音)の出版記念パーティに参加されたとのことで、ぎりぎりになるかも?ということで南青さんが来られることになられたそう。また、南左衛門さんの師匠さん、南陵師匠さんとの様々な思いでからこのお話につなげられました。南陵師匠さんは、酔われて講談をされるときにはこのネタをよく話されていたそうです。
このお話は新聞読み(しんもんよみ)というジャンルだそうで明治初年に実際にあり新聞に掲載された話とのこと。大酒のみの五兵衛が、褒美の50銭がもらえるということで焼酎を1升飲むことに。でろんでろんに酔って帰宅。なんと、胸を強打したことで意識を失ってしまう。
あわてた奥さんは医者を大慌てで呼んで見立ててもらったが、すでに息をしていない。翌日、お葬式が行われた・・その夜になんと・。。。
もう落語にもなりそうなこのお話!第爆笑ネタです。
この泰聖寺の講談会の良さは、会が終わったあとにあります。
みんなと一緒にさまざまなお話が繰り広げられます。
もちろん内緒のお話も多いので書くことはできませんが、南陵師匠さんと米朝さんのお話は珍しいお話だったと驚きました。
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