第518回 田辺寄席 09年12月20日(日) 昼席
《新・じっくりたっぷりの会-露の団六の段》
中入りのときに田辺大根入りのお汁をいただきました。出汁も絶品。関係者の皆様にホント感謝です。
一、いらち俥 露の眞(都門下)
今年春に大学を卒用されたとのこと。
まだまだ場数がたらないのかそれとも下ろし立てのネタなのかずいぶん緊張されていた様子。
残念ながら口調や所作が硬いようです。がんばってくださいね。
二、一眼国 露の団六(二代目五郎兵衛門下)
和歌山からの営業の帰りに大幅に帰宅が遅れたお話から入り、秋祭り、春祭りの違いをマクラに、<一眼国>に突入。見世物小屋の色々な出し物の内容から「うなぎか?まぐろか?それとも面白い話か?」をキーに話が展開。
ネタが先読みできちゃいましたが、わかっていても面白買ったです。
三、けんげしゃ茶屋 桂雀三郎(雀三郎一門)
やっぱ絶妙でおもわず顔をしかめてしまう内容でも大爆笑に変えてしまう雀三郎さん。
文太さんと同期だって聞いて2度びっくりです。情景が目の前に浮かびすっとお話の世界に入ることができました。
四、代 脈 桂 文太(五代目文枝門下)
マクラの泌尿器科の話がおもしろすぎです。
で・・有名な○○さんを持ち出してきて、「インターネットで書いたらあかんよ」を3回wwそれでも○○さん、大好きです。
さて本題の<代脈>も軽めの流れのお話で要所でクリーンヒットでした。
五、夢 八 露の団六(二代目五郎兵衛門下)
前半で色々な夢を見てしまう男のエピソードは割愛だったのか、強く押さなかったようで、また割り木で叩き続けなきゃダメというのも弱かったのか。初めてこの話を聞いた「桂 雀々さん」バージョンと比較してしまいます。 「釣りの番」が「吊りの番」と気付くのも早めのあっさり目でしたがとてもおもしろい夢八でした。