さて、ボストン美術館展がそろそろ終盤をむかえるので今日は久しぶりに大阪市立美術館へ。
途中はお定まりの幕末の崇高な国学者さん、佐久良東雄さんの碑へお参り。
この碑に気づく方はまず居ないくらいのはずれの場所にあります。
大阪市立美術館の正面に背を向けて右手の坂道の途中の茂みの中にあります。
ぜひ行かれた方はご確認ください。
花の嵐に散るを見て
事しあらば我が大君の大み為
人もかくこそちるべかりけり
*********************************
此地ハ贈従四位佐久良東雄先生ノ墓ノ在リシ所ナリ
先生ハ常陸ノ人、初メ仏門ニ入リシカ、深く国典ヲ究メ、
国体ニ徹シ、遂ニ慨然還俗シテ義ヲ宣ヘテ皇政ヲ中興セントシ、
居ヲ大阪ニ移シテ同志ト謀ヲ通セシカ、
不幸幕吏ノ捕フル所トナリ、遂ニ命ヲ失フ、
時ニ萬延元年六月二十一日、享年五十一。
然レトモ其精神ハ永ク文ニ寓シテ長ク後人ヲ観感興起セシム。
今ヤ其墓既ニ転々他ニ移リシト雖モ、此地ハサルトハ克ク其霊ヲ安ンセン所、
到底之ヲ湮滅セシムルニ忍ヒサルト、乃チ新ニ碑ヲ建テ、之ヲ表ス、
碑面ノ刻ル所ハ先生ノ詠ニシテ、而シテ往年乃木大将ノ揮毫ニス係ル、
以テ先生忠義ノ精神ヲ長ク後来ニ傳フルニ足ラン。
昭和十年十一月四日
大阪府知事 安井英二
この場所は、従四位を贈られた佐久良東雄先生の、かつてお墓があった場所である。
先生は常陸国(現在の茨城県)の出身で、初めは仏門に入られたが、深く我が国の古典を研究して国体に徹し、
ついに一念発起して俗世に戻られた。そして、正義を世に説き、朝廷の政治を再興(明治維新の先駆け)しようと志した。
住まいを大坂に移して同志たちと計画を練っていたが、運悪く幕府の役人に捕らえられてしまい、
ついに命を落とされた。時は万延元年(1860年)6月21日、享年51歳であった。
しかしながら、先生の精神は永くその文章に宿り、末永く後世の人々を感動させ、
奮い立たせている。今となっては、先生のお墓自体は別の場所へ転々と移ってしまったとはいえ、
この地こそがまさに先生の御霊を安らかに落ち着かせる場所であり、
ここを歴史の彼方に埋もれさせてしまうのは忍びない。
そこで、このたび新しく碑を建てて、その由緒を顕彰することとした。
碑の表面に刻まれているのは先生自身が詠まれた歌であり、それはかつて乃木希典大将が
揮毫されたものである。これにより、先生の忠義の精神を永く未来へと伝えるに十分なものとなるであろう。
昭和10年(1935年)11月4日
大阪府知事 安井英二
*********************************
さて、ボストン美術館ですが、さすがに大入り満員!
列をなしてぞろぞろと動くような流れで2時間!その素晴らしい仏教美術や日本画を堪能してきました。
なんといっても曾我蕭白(しょうはく)さんの雲龍図!この迫力に圧倒!
これが本当に水墨画?って思うくらいの筆使いにその構図と表情。
いちおうLINKです。↓
http://www.boston-nippon.jp/highlight/05.html
これが生で見れちゃうんですからお値打ちですww
もちろん伊藤若冲さんの龍虎屏風図もすごい迫力でした。
さて、帰りは久しぶりの慶沢園へ寄って。。
あれれ・・なんとも奇妙な風景!ハルカスがにょきっと顔をだしています。
これも時代の流れなのでしょうねー。。


