読売テレビで放映された「お家さん」を鑑賞。数分間の出だしをみて思い出しました!
ドラマの中の「鈴木よねさんと金子直吉さん」はとっても新鮮に脳裏に描かれました。
明治7年はおもいっきり幕末の余波が吹き荒れる頃に創業された小さな砂糖問屋。
一代で築いた鈴木商店店主の金子岩次郎と婚姻したよねは、
当時の風潮であった従業員は徹底的に使い倒すという店の方針に逆らい
人こそ財産であり待遇の改善を行う。
土佐から縁があって鈴木商店に入社した金子直吉との出会いがあったものの、
岩次郎に嫌われ社を後にするがよねが土佐まで迎えに行きなんとか思いとどまらせる事に。
そんな中、数年後、店主が急死した後は店をたたむものと思われたがなんとよねが店主となり
鈴木商店を引き継ぐこととなりました。
商才のあった金子直吉を中心にすさまじい勢いで商いを拡大。
そしてついに日本を代表する総合商社に成長。そんな鈴木商店を不幸が襲います。
実話をもとに明治初期~昭和初期を駆け抜けた鈴木商店の
一部分をドラマでは知ることができました。
また城山三郎さんの「鼠」では米騒動の原因となったのは鈴木商店による米の買い占めによるとされていた風潮を三井と朝日新聞による関与があったと結びつけています。
そして 今、栄華を誇る大企業の数々は鈴木商店につながっているのです。
金子直吉氏の句 <初夢や太閤秀吉那翁 >
その壮大さと自分にはできない事が無いという無限の可能性のその力強さを感じます。
鈴木商店ミュージアム
丁稚が創った「国家予算を超える会社」
金子直吉伝