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2021/04/15

記事:Forbes記事「売上減過去最大の百貨店 EC導入も課題あり、活路はどこに」を読んで。

1990年初頭までは高額品が売れ、絶好調の百貨店。それまでの増床やリフレッシュ、出店ラッシュが一斉に停止しました。それでも堅実に、またスクラップ&ビルドを繰り返し、また様々な戦略で堅調に上げていたとどめのインバウンド景気で、いつまでもこの景気が続くと信じた関係者は多いことでしょう。

それがあっというまに縮小、崩壊し、手枷、足枷をはめられたままの百貨店業態。
そんなときに興味深い記事を読みました。

    Forbes 4月13日配信:「売上減過去最大の百貨店 EC導入も課題あり、活路はどこに?」

各企業はどこに活路を見出すのか見ものですが、あながちあり得ない話ではないと感じました。まだまだ売り上げを伸ばし続けるデジタルプラットフォーマーの傘下に入り、新たな共栄をはかる手法を提唱されています。
ネット通販の商品をターミナルエリアにある百貨店の店頭受け取り、また圧倒的な品ぞろえを誇るアパレル通販アイテムがリアル店舗でも購入できる・・しかもっ百貨店ならではの高付加価値のあるサービス付きなら申し分ない。

「売上仕入れ」という販売方法にはメーカーも販売側も無理がある。売上額に対して一定の掛け率の利益やテナント料が入る代わりに、おまかせMDにくわえ人件費を負担させ、また品減りのリスクはすべて出店者側。それに対して「直扱い」では納品時に検品をおこない仕入れが発生する代わりに、月末返品や月初納品などの在庫調整を強いるセクションもある。

本来は売り場の自主編集で「買取仕入れ」が理想だけれどそこまで人材が育っていない現状、打開策は悪しき習慣に縛られない展開条件も併せて検討すべきなのでしょうね。

書斎を漁っていたら懐かしい店内案内がでてきましたので掲載下記に掲載!いずれも1980年頃の阪急百貨店本店と千里阪急の店内案内です。


屋上にはスカイパークがあり、7階には大食堂もあります。



千里阪急にいたってはなんと3階建て!いまは5階建て。