今回のしのぶ庵寄席は1周年記念ということでいつもよりも沢山の方が来られておりました。
読売テレビの取材陣もこられていました。
どうやら下記で放映があるらしいです。
http://osaka.yomiuri.co.jp/movie/index.htm
桂福丸 始末の極意
いつもの世間話的なマクラは割愛し、スッと本題に入られました。普段は全体で2席ですが今日は
4席ということで長くなってしまうからなのでしょう。
それでもこの会場の顔の福丸さんはいつもの笑顔を絶やすことなく
マイペースでお話いただきました。
桂吉坊 稲荷俥
掴みはご自身の年齢ネタ。たしかに1981年のお生まれとは思えないくらいで、羨ましい限りです。
稲荷俥はだいぶこなされたネタのようで聞かせるところはきっちりと、テンポの強弱もあり
いつしか高津さん、産湯稲荷さんあたりの夜更けの感じにつつまれていました。
明石家のんき 崇徳院
軽めのマクラでリーゼントネタでツカミはOKな感じです。お話の中に独自のギャグを入れられ工夫もイッパイ。
お櫃をせたらうシーンは割愛。また五日という期限を切られるシーンや日本全国縦横十文字の言葉にハテナがあったものの、楽しい落語でした。そういえば、昨夜、日本の話芸で松之助さんの三十石が放映されていました。なんと味のある親子なんでしょうね。ついでに今夜のヤンタンでは兄弟子さんがマシンガントークされていました。
桂福団治 薮入り
マクラではご自身のグダグダ的健康のお話、桂春団治さんの羽織のお話等ですでの会場は爆笑。さてこのお話は
昨年NHKの日本の話芸で、三遊亭楽太郎 さんが演じられているのを録画していたので聞いた記憶がありました。今日のは、この話のいわば起承転結の承のあたりで終わったのは残念。でも 人情味溢れる頑固で、慌て者の父親の描写がきっちりと表現されていて、なおかつすごく言葉の<間>をきっちりととられることでその空気を読むようなそんな落語でした。