世界から非難を浴びたアパルトヘイト政策に終わりを告げ新しい国づくりの指導者として選ばれた
ネルソン・マンデラ首相。映画ではマディバと呼ばれています。
経済や貧困、秩序や教育等ありとあらゆる面で山積する問題を解決するために持っている力を
今以上に発揮する事が求められたマディバは英国がもたらしたスポーツであるラグビーに国として取り組むことを
思いついた。
南アフリカは元々は原住民とオランダ人を祖先に持つアフリカーナと呼ばれている人々の国と、
後ほどダイヤモンド資源を求めてやってきたイギリス民族との度重なる戦争の結果、
イギリス領となり英語が公用語となりもともとの原住民を人種差別の枠に追い込んでしまった黒い歴史があります。
マンデラが首相になったことで、圧倒的多数の黒人からの報復を恐れた白人達を待っていたものは。
人が人を差別する事。報復は負の連鎖しか生み出さないそんな目先の事ではなく大きな視野に立ってるマンデラさんのスタンスに共感を覚えました。もちろん国の恥とまで言われたスプリングボクスが世界最強といわれたオールブラックスに勝利したことに思わず涙を流しました。
インビクス(ウィリアム・アーネスト・ヘンリー著)
私を覆う漆黒の闇
鉄格子にひそむ奈落の闇
私は あらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを
無惨な状況においてさえ
私は ひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ 血を流しても
決して屈服しない
激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが 長きにわたる 脅しを受けてなお
私は何ひとつ 恐れはしない
門が いかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が魂の指揮官