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2010/05/29

◇2010 5/29 旧萱野家 大石順境尼の記念館

和歌山県九度山町にある旧萱野家 大石順境尼の記念館へ行って参りました。
毎年訪れる真田庵のすこし山手にある旧家を利用した建物のようで、この萱野家は高野山の里坊であったそうです。
現ご当主さんの祖父と順教尼さんと親交があったそうで、「大石よね」さんが出家得度される際の菩提親になられたそうです。




ご親切にお出迎えいただき、山門をくぐりますと、まず土蔵の中で30分弱のDVDを拝見いたしました。そこには順教尼さんの肉声や動画、そして当時の様々な風景を見ることが出来ました。
ひとつひとつの言葉が私の胸に突きするどく刺さります。
一心不乱に見終わったあと・・「いかがでしたか?」とお声をかけていただきましたが、すぐに私たちへのお声かけだとは気付かないで2回目でようやく振り向いたところ、ロマンスグレーの男性が。
この萱野家のご当主さんのようで、自らが色々とお話くださりました。また私たちの後ろには、順教尼さんがご結婚された日本画家の山口草平さんのお孫さんが来られていてご紹介をいただき本当に驚きました。

山口様曰く、順教さんが、口で筆を咥えて書画を書かれていた姿を子供の頃に見て、何度も真似をしたが、よだれが出てしまい出来るはずもなかった・・という思い出を語っていただきました。
その後、建物の中の様々な資料を丁寧に説明。今回、私をこの旧萱野家へ導いてくださった「無手の法悦」の貴重な初版版や直筆のお手紙、現物の和歌も拝見させてくださいました。

またこの萱野家には、それは素晴らしい様々な美術品が所狭しと所蔵されており本来ならば博物館や美術館にあるようなものを目の前で実際に見ることが出来ます。
大好きな鉄斎さんの額書をはじめ、風神雷神図はわたしの想像をはるかに超えた構図で驚きました。
次は京都観修寺です。21日にのみ様々な展示を見る事ができるとの事・・。
あぁ・・いつになることか。。