なんと1番!そして今日も係員の方が「記録更新ですよ!」って言われるくらいに早く到着したおかげで良い席に座ることができました^^
落語がはじめてか、普段聞かれない方が多いということかネタは当日出し。プログラムも空白。明瞭でわかりやすいネタ中心の構成でした。
桂 團治郎 /狸賽
昨年4月のご入門ということで楽しみにしていました。
「おいどの穴」を飛ばしたようでしたが、それでも流れを止めることなくきっちりと丁寧に話してくださいました。いつも思うのですがサイコロの5は天神さんの紋ではないんですけどねー。。
桂 しん吉 / 金明竹
幼稚園での落語会のエピソードをマクラにされました。
「昔々・・・草刈った」のあのお話ですが幼稚園児ならではの箇所で
大爆笑になったということです。
さて、金明竹ですがあの長いセリフを一気に手振り付で流暢に話されます。
これはお見事でした!
ただし前半の丁稚と様々なお客との会話はなし。
「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先だって、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、四分一ごしらえ横谷宗岷小柄付きの脇差し、柄前はな、だんなはんが古鉄刀木といやはっとりましたが、やっぱりありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、念のため、ちょっとお断り申します。
次は、のんこの茶碗、黄檗山金明竹、ずんどうの花いけ、古池や蛙飛び込む水の音と申します。あれは、風羅坊正筆の掛け物で、沢庵、木庵、隠元禅師はりまぜの小屏風、あの屏風はなあ、もし、わての旦那の檀那寺が、兵庫におましてな、この兵庫の坊主の好みまする屏風じゃによって、かようお伝え願います」
わたしも覚えてみようと思います。
桂 米團治 / 桃太郎
エディンバラ公演の英語落語での出来事。英語圏でも日本語で充分通じたとの事。これを帰国してから父に伝えたら「それよりももっと落語覚えぇ」と怒られたらしい。。
さて本題「桃太郎」出だしがしん吉さんとかぶってしまいましたが米團治ワールドにぐいぐいと
ひっぱってくださいました。
桂 ざこば / 猫の災難
中トリでのご登場です。
マクラは、関西レギュラー出演の番組や、顧問として登場された回のナイトスクープでも言われていた話。
素朴な味の主人王の人柄がお酒が入って変わっていくところが見事でした。
桂 雀々 / 疝気の虫
小浜島での孔雀のお話をマクラに見事なつかみで会場の気持ちをぐっと束ねられました。
この時点で会場は大爆笑の連続。
珍しい疝気の虫のお話です。サゲは雀々さん流。
聞き覚えの有るあとからじわじわくる米朝さんタイプではなく大胆な演出で終わりました。
桂 南光 / つぼ算
開口一番「ちゃんとした落語をします」でドッカーン!雀々さんのハイテンションで会場はすでに出来上がっています。
つぼを買いに行く途中の二人の会話が登場しなかったので、「え?」と驚きました。わりと定番だと思うのですが買い物へ行った際に値切るコツを「たとえば羽織を買いに行くとするやろ・・」ってくだりです。
故意だったのかわかりませんが、お店に入ると「足元みられんようにしゃがんでる」だけのくすぐりでした。それでも南光さん、気の毒な番頭との掛け合いで大爆笑で最後まで笑わせてくださいました。
必死のパッチ 価格:1,365円(税込、送料別) | 終了後はロビーで雀々さんの出版本のサイン会がありました。私も読ませていただきました。 |