第61回生野弁天寄席
この今日の猛暑からか定刻よりも10分程度早く開場となりました。
もともと今日の落語会は、第一回生寿の部屋で、生寿さんがマクラで話されたのを覚えていたからです。
サイト《ねたのたね》を頼りにしているのですが掲載されていないので、実は昨日の夕方、お寺の前まで行って
チラシでも貼っていないかな?と・・・。実際、貼っていませんでしたので今日の今日まで不安でしたww
桂 さろめ セールスウーマン
師匠あやめさんの創作落語とのこと。
澱みない口調で愉しませていただきました。
笑福亭生喬 ちしゃ医者
今日の寄席の道具をご自宅から開場まで運搬するのはタクシーを利用されたとのこと。
道具を近所まで運び出したところで生喬さんと落ち合うはずのさろめんが、わずか5m付近で
迷子になったらしい。
生喬のご自宅近くの整体へ行くことが多いそう。
平日だと色々と整体士さんに聞かれるらしい。とくにその業種がきになるのは当然。
あまり話したくないとのこと。一応「サービス業でデスクワーク」だそうです。
そのままの流れて「ちしゃ医者」へ。
出てくる人物が微妙に多い噺なだけにその書分けが難しい噺だとおもうが
見事に演じ分け、またシーンの転換もお見事。
おもわず臭ってきそうなラストもうまくまとめられました。
桂 雀太 代書
声のダイナミクスが豊富な雀太さん。松本留五郎のいい味が出ています。
元々の噺から時代を感じさせる箇所をぼかす現代風。
また枝雀さん風味の「生年月日」は何度聞いても笑ってしまいます。
マクラは【噺家と行く大阪クルーズ】のお話。
英語のわかるベトナム人の団体と聞いていて英語を覚えたはずなのに。。
笑福亭生喬 おたのしみ
さて、何の噺か・・・。
出張中の船場の若旦那が無事帰ってきたが、大好きな女中の<おもよさん>がいない。
丹波の実家に不幸があって急に帰省したとのこと。そのことを知り気病にかかってしまう。
番頭はそのことをおもよさんに知らせるために丹波へ向う。おもよさんは丹波の風光明媚な
村の庄屋さんの一人娘。
到着した番頭は、おもよさんも番頭に会いたいということで気病にかかっていることを知り、
おもよさんを船場へつれて帰り無事祝言となる。
・・・・・・・・・・う~ん・・・初めて聞く話・・・・なんだろ??
相思相愛な噺なら崇徳院なのだけれど。。・・・・・・・・・・・・・
おもよさんは大切な一人娘、まず花嫁の村で宴会が行われるために旦那と番頭が
村へ出かそこの宿屋へ宿泊し・・翌朝・・・「手水をまわしてくれんか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・え??
この噺って???・・・・もしかして・・・。
ずくねん寺の登場っでビンゴ!<手水まわし>
でもいつもの手水回しなら、大阪へ出てきて「その手水はお昼にいただきます」でちゃんちゃんだけれど
今回はさらに続くww
もうびっくり!
そして舞台は、船場での祝言の席へ!
「あはは、大丈夫や・手水ならここへまわしてもろたらええ!」でちゃんちゃん!
生喬さん曰く、元々は<かいの村>という噺の中の後半だけが独立して手水回しになったらしく
今日の後半は生喬さんの創作だそう。
お見事です!笑福亭生喬さん!
次回は10月24日(日)で見逃せません^^