特に31日は紅白もあればガキ使もあるし・・。ジルベスターコンサートもあるし。
でも今年に限りどちらでもなく観たのは録画した番組、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』
本放送は2019年1月~3月だったのでまったく精神的にも余裕がなかった時期。話題になったこともまったくしらず年末の全話一挙再放送をたまたま全話録画していました。
で、はじめの5分で心をつかまれ昨夜ようやく全話10時間以上をかけて見終えました。
主役の柊一颯(ひいらぎ いぶき)を演じる菅田将暉さんの体当たりでその熱演も見逃せないけれどそれ以上に生徒役を演じたみんなとの一体感が伝わり、撮影も音声も照明もスタッフみんなの情熱が伝わってきました。
菅田将暉さんは時々テレビでみかけることもあり「民王」では、オタクで気弱な青年の魂が父である現職総理大臣と入れ替わってしまう奇想天外なストーリー。また「校閲ガール」では折原幸人役で是永 是之のペンネームで大学生の小説家を演じてました。
ドラマのなかで柊一颯が泣きながら何度も言ったセリフ「悪意にまみれたナイフで汚れなき弱者を傷つけないように、変わるんだ」はまさに現代社会に浸透している文字や言葉の暴力!SNSだけでなくデジタルコミュニケーション全般を指しています。
え?なんで全員を人質にするの?生徒の中で敵対する感情がぶつかり激しい対立を生むけれどいろんな立場が交錯する中で分かり合え、まとまってゆく様が生き生きと描かれているドラマでした。
スマホを使いだす頃を迎える子供がいる家庭にはぜひ鑑賞してほしいドラマです。