今日、花園にて平成21年度三地域対抗戦第1戦目<関西代表vs関東代表>が行われました。
メインスタンドのみの使用であるにも関わらず空席が目立つ客入りが残念でしたがそれでも白熱した試合・・を楽しむことができました。
実はこの試合の前に第2グラウンドでは大阪府ラグビー協会主催の小学六年生主体の卒業記念試合が開催されており、早めに到着しましたので数試合だけたくさんの保護者のなかに混ざって観戦することができました。
小学生のラグビーを見るのはまったくの初めてで、さては似て非なるモノ?のような先入観もありましたが参加している小学生諸君は見事なパスワークに軽い身のこなしとフットワーク。
関係者の方に少しお話を聞かせていただく事ができましたが、どうやら小学生最後の大会ということで保護者の方々のほうがエキサイトされているようで熱い声援が印象的でした。もちろん技術的なコトのさることながら非常に大阪的な精神的な応援も多数聞くことができましたww。本式のグラウンドを3分割した小さいグランドとはいえ、小学生の体力で30分弱を常に全力で駆け巡る体力に加え、一人で試合をしがちな様子も無く大人顔負けの試合を終えたすっかり上気した満足げな顔を沢山見ることができました。
さて話しは三地域対に戻ります。
前半は白熱した試合運び5-7で折り返し。後半は一気に関東勢有利の試合運びとなり、試合終了の間際へのトライがありましたが追いつくことはできず結果15-26となりました。
いろんなチームや大学からの選抜なために明らかな練習量の差がでたのかもしれませんが、試合結果はともかく内容にすっきりしないものを感じました。
午前中の小学生達が「俺ら、最後の試合やねん」という意気込みに対して関西代表にはどんな意気込みがあったのでしょうね。
それでもこれからのラグビーの未来を支える小学生達のその清々しいプレーには本当に感動を覚えた一日になりました。
フランス風懐石料理中華風・・・お寺や神社が大好きです。 大阪市内に居ますが九度山と信州上田が心の故郷です。尊敬する人は真田昌幸さんと幸村さん親子・吉田松陰先生、金子みすゞさん、大石順教尼さん。日本美術なら富岡鉄斎さんに横山大観さんに村上松園さん。そして大好物は甘々なみ・か・ん ・・ようは何でもアリなのです
2010/03/13
◇2010/3/13 しのぶ庵寄席
今夜のしのぶ庵寄席は前回の記念会に引続き大入り満員でした。
ご出演は昨年、桂福団治さんの手話落語<手は口ほどに物を言い>の中に登場されていました桂福点さんです。当時はMAKAさんでステキな歌を披露されていました。
「高座に上がるのも命がけの桂福点です。」ではじまったしのぶ庵寄席。
マクラは、蕎麦とうどんを食べるときの音の違いやしのぶ庵の名前から色気や艶っぽさにかけて本題に入っていかれました。
また途中で蕎麦湯を飲むと美肌だけではなく、声が良くなるとのことで、実際に蕎麦湯を飲んだあとにカンツォーネ イタリア語でオーソレミオを熱唱されたのには驚きました。
まさに今までには無いパターンでしたがイヤミもまったくなく、これが福点さんのご人徳なのでしょうね。
さてネタは二階借り(茶漬け間男)です。前半の間男と奥さんの艶っぽい会話と、間抜けな旦那と間男の気味の言いテンポが聞かせどころできっちりと笑いをとっておられました。
さて、トリは桂福丸さんの天狗裁きです。
満員御礼から今日の客層の話題へ。
ちょうど繁昌亭で行われた大阪検定講義のあとの高座は、カッチカチの雰囲気でまったくウケなかったとのこと。
やはり客層を見極めて話しをするのがベストなんでしょうね。
この1年間、福丸さんの高座を何度も楽しませていただきました。<若旦那><丁稚><和尚><小坊主>等色々とこなされてきたわけですが今回初めて<長屋の女>を演じられました。
話しはおもいっきりフリの箇所で転寝をしている旦那を見ながらのシーンや悋気持ちの性格が表れた話し方のシーンとなります。
もちろん無難に手堅くこなされ、まったく違和感のない天狗裁きの映像を脳裏に感じさせてくださいました。
1ヶ月に数度しか会わないからでしょうか?会うたびに成長が感じられる大好きな噺家さんです。
ご出演は昨年、桂福団治さんの手話落語<手は口ほどに物を言い>の中に登場されていました桂福点さんです。当時はMAKAさんでステキな歌を披露されていました。
「高座に上がるのも命がけの桂福点です。」ではじまったしのぶ庵寄席。
マクラは、蕎麦とうどんを食べるときの音の違いやしのぶ庵の名前から色気や艶っぽさにかけて本題に入っていかれました。
また途中で蕎麦湯を飲むと美肌だけではなく、声が良くなるとのことで、実際に蕎麦湯を飲んだあとにカンツォーネ イタリア語でオーソレミオを熱唱されたのには驚きました。
まさに今までには無いパターンでしたがイヤミもまったくなく、これが福点さんのご人徳なのでしょうね。
さてネタは二階借り(茶漬け間男)です。前半の間男と奥さんの艶っぽい会話と、間抜けな旦那と間男の気味の言いテンポが聞かせどころできっちりと笑いをとっておられました。
さて、トリは桂福丸さんの天狗裁きです。
満員御礼から今日の客層の話題へ。
ちょうど繁昌亭で行われた大阪検定講義のあとの高座は、カッチカチの雰囲気でまったくウケなかったとのこと。
やはり客層を見極めて話しをするのがベストなんでしょうね。
この1年間、福丸さんの高座を何度も楽しませていただきました。<若旦那><丁稚><和尚><小坊主>等色々とこなされてきたわけですが今回初めて<長屋の女>を演じられました。
話しはおもいっきりフリの箇所で転寝をしている旦那を見ながらのシーンや悋気持ちの性格が表れた話し方のシーンとなります。
もちろん無難に手堅くこなされ、まったく違和感のない天狗裁きの映像を脳裏に感じさせてくださいました。
1ヶ月に数度しか会わないからでしょうか?会うたびに成長が感じられる大好きな噺家さんです。
2010/03/06
◇2010/3/6 第89回公民館寄席おばやし亭~旭堂南海講談の会~
第89回公民館寄席おばやし亭~旭堂南海講談の会~
昨年に引き続き2回目の参加です。
旭堂南舟 道具屋吉兵衛
え?こんな方?講談を語られる方はみなさん割腹の良い方ばかりzたなかったのですね。
落語で言うマクラの部分は、簡単に自己紹介をされましたがその内容がおもわずえぇぇ??って感じ。
それでもネタに入ると安定した口調で語りだされて安心しました。
人情話ではあるもののオシが弱かったのかな?
対談「巡礼道を大いに語る」(南海・田辺眞人)
昨年、このコーナーで紹介をいただいた神社へ即参詣に言ったくらいこの
田辺先生の説得力のあるお話が印象的です。
今回は南海さんと田辺先生の10年前の出会いから
記憶がなくなるまで飲まれたお話や田辺先生は歴史の真実を語り、南海さんは
脚色をされるそれぞれのお立場のお話をマクラに街道と道、そして巡礼ともかかわりを
お話くださいました。
京街道や有馬街道等いろんな道の名前があり、その成り立ちには不思議なものがあります。
桂雀喜 鷺とり
先日から頻繁にお目にかかっている雀喜さん。
毎回確実に笑わせてくださいます。もちろん何度も聞きなれた鷺とりおお話でも
まぁいろんな工夫をこらして笑わせにかかってくださいます。
今日のお客様は講談にも落語にもあまりなじみの無い渋めの雰囲気なのか
わかりやすい話運びが印象的でした。
旭堂南海 中山寺縁起物語
毎回たのしい講談の世界を繰り広げてくださいます南海さん。今回の対談の内容を
受けてのお話。聖徳太子と愛馬が繰り広げる中山寺のおこりを語られました。
随処に現代の要素を挟むことから観客の心を話さない話術に感服です。
またいつかお聞きできるのをたのしみにしています。
昨年に引き続き2回目の参加です。
旭堂南舟 道具屋吉兵衛
え?こんな方?講談を語られる方はみなさん割腹の良い方ばかりzたなかったのですね。
落語で言うマクラの部分は、簡単に自己紹介をされましたがその内容がおもわずえぇぇ??って感じ。
それでもネタに入ると安定した口調で語りだされて安心しました。
人情話ではあるもののオシが弱かったのかな?
対談「巡礼道を大いに語る」(南海・田辺眞人)
昨年、このコーナーで紹介をいただいた神社へ即参詣に言ったくらいこの
田辺先生の説得力のあるお話が印象的です。
今回は南海さんと田辺先生の10年前の出会いから
記憶がなくなるまで飲まれたお話や田辺先生は歴史の真実を語り、南海さんは
脚色をされるそれぞれのお立場のお話をマクラに街道と道、そして巡礼ともかかわりを
お話くださいました。
京街道や有馬街道等いろんな道の名前があり、その成り立ちには不思議なものがあります。
桂雀喜 鷺とり
先日から頻繁にお目にかかっている雀喜さん。
毎回確実に笑わせてくださいます。もちろん何度も聞きなれた鷺とりおお話でも
まぁいろんな工夫をこらして笑わせにかかってくださいます。
今日のお客様は講談にも落語にもあまりなじみの無い渋めの雰囲気なのか
わかりやすい話運びが印象的でした。
旭堂南海 中山寺縁起物語
毎回たのしい講談の世界を繰り広げてくださいます南海さん。今回の対談の内容を
受けてのお話。聖徳太子と愛馬が繰り広げる中山寺のおこりを語られました。
随処に現代の要素を挟むことから観客の心を話さない話術に感服です。
またいつかお聞きできるのをたのしみにしています。
2010/02/21
◇2010 02/21 第524回 田辺寄席・如月席・昼席~新・じっくりたっぷりの会-笑福亭仁嬌の段~
『(開口0番)文太の前ばなし』無筆について
落語の中には文字の読み書きができない方が登場しますがこれは読めないことを笑っているのではなく、読めるふりをするところにおかしさがあます。で、関連する小話を4本。
お客様の反応を見ながらこれでもかーってくらいぐいぐいと押されてくる文太さんのセンスってすごいです。
一、色事根問 笑福亭呂竹(呂鶴門下)
呂竹さんってかっこいいんですよね。過去を見ますと2008/11/8あべの寄席 時うどん・2009/4/19田辺寄席 江戸荒物・2010/1/3 一心寺シアター 初天神と過去3席聞かせていただいており今回が4席目。淡々と駆け抜けたようなお話ぶりでした。そういえばそれぞれのネタのときも同じような感想を書いています。
二、元 犬 笑福亭仁嬌(仁鶴門下)
天満の天神さんの境内にいる白犬が人間になるお話ではじめて聴いたお話。
犬が人になったら・・・あぁ、きっとこんなんだろうなって笑っちゃう所作がイッパイでした。
三、524号笑呆亭/「南京屋裁き」から 桂 文太 (五代目文枝門下)
徳三郎のひ弱で力の無い元若旦那が、おもたい南京を売る、その掛け声。川の堤から見た新町の風景のやりとりが脳裏にのこっています。売り声を何度も練習する合間に回想するそのせつなさがどことなくとぼけていて面白かったです。
四、代 書 笑福亭純瓶(鶴瓶門下)
今日のご出演者は笑福亭ばかりとのこと。たしかにそのとおり。それぞれの師匠さんは仁鶴さん、鶴瓶さん、呂鶴さんということでご兄弟弟子さん。ご自身はその大師匠である松鶴さんから入門2日目にお名前をいただいたというエピソードネタを披露。それがなんと四瓶ww しかも鶴瓶13番目のお弟子ということでキリストさん門下で言えば云々で大爆笑。これでぐっと身近に感じました。有名なクリーニング屋さんの話しもww。さて、代書は昨年から、春団治さんで数回、また故枝雀さんバージョンも何度も見てきたネタ。そして今回の笑福亭純瓶さんのバージョンはこれまた口調を変えて世界観を出されていました。粗々なところはあるもののむっちゃ大爆笑。
五、万国島巡り 笑福亭仁嬌(仁鶴門下)
手元に笑福亭仁鶴さんのCDがありおもわず聞き返しました。お弟子さんってやっぱ師匠に似てこられるのでしょう、あの独特の抑揚の話し方や左右の振り等、仁嬌さんって似ておられます。お話の内容は18禁な箇所が何度かでてきますがいやらしくなくうまくスルーされ安心しました。
落語の中には文字の読み書きができない方が登場しますがこれは読めないことを笑っているのではなく、読めるふりをするところにおかしさがあます。で、関連する小話を4本。
お客様の反応を見ながらこれでもかーってくらいぐいぐいと押されてくる文太さんのセンスってすごいです。
一、色事根問 笑福亭呂竹(呂鶴門下)
呂竹さんってかっこいいんですよね。過去を見ますと2008/11/8あべの寄席 時うどん・2009/4/19田辺寄席 江戸荒物・2010/1/3 一心寺シアター 初天神と過去3席聞かせていただいており今回が4席目。淡々と駆け抜けたようなお話ぶりでした。そういえばそれぞれのネタのときも同じような感想を書いています。
二、元 犬 笑福亭仁嬌(仁鶴門下)
天満の天神さんの境内にいる白犬が人間になるお話ではじめて聴いたお話。
犬が人になったら・・・あぁ、きっとこんなんだろうなって笑っちゃう所作がイッパイでした。
三、524号笑呆亭/「南京屋裁き」から 桂 文太 (五代目文枝門下)
徳三郎のひ弱で力の無い元若旦那が、おもたい南京を売る、その掛け声。川の堤から見た新町の風景のやりとりが脳裏にのこっています。売り声を何度も練習する合間に回想するそのせつなさがどことなくとぼけていて面白かったです。
四、代 書 笑福亭純瓶(鶴瓶門下)
今日のご出演者は笑福亭ばかりとのこと。たしかにそのとおり。それぞれの師匠さんは仁鶴さん、鶴瓶さん、呂鶴さんということでご兄弟弟子さん。ご自身はその大師匠である松鶴さんから入門2日目にお名前をいただいたというエピソードネタを披露。それがなんと四瓶ww しかも鶴瓶13番目のお弟子ということでキリストさん門下で言えば云々で大爆笑。これでぐっと身近に感じました。有名なクリーニング屋さんの話しもww。さて、代書は昨年から、春団治さんで数回、また故枝雀さんバージョンも何度も見てきたネタ。そして今回の笑福亭純瓶さんのバージョンはこれまた口調を変えて世界観を出されていました。粗々なところはあるもののむっちゃ大爆笑。
五、万国島巡り 笑福亭仁嬌(仁鶴門下)
手元に笑福亭仁鶴さんのCDがありおもわず聞き返しました。お弟子さんってやっぱ師匠に似てこられるのでしょう、あの独特の抑揚の話し方や左右の振り等、仁嬌さんって似ておられます。お話の内容は18禁な箇所が何度かでてきますがいやらしくなくうまくスルーされ安心しました。
2010/02/20
◇2010/2/20 しのぶ庵寄席 1周年記念会
今回のしのぶ庵寄席は1周年記念ということでいつもよりも沢山の方が来られておりました。
読売テレビの取材陣もこられていました。
どうやら下記で放映があるらしいです。
http://osaka.yomiuri.co.jp/movie/index.htm
桂福丸 始末の極意
いつもの世間話的なマクラは割愛し、スッと本題に入られました。普段は全体で2席ですが今日は
4席ということで長くなってしまうからなのでしょう。
それでもこの会場の顔の福丸さんはいつもの笑顔を絶やすことなく
マイペースでお話いただきました。
桂吉坊 稲荷俥
掴みはご自身の年齢ネタ。たしかに1981年のお生まれとは思えないくらいで、羨ましい限りです。
稲荷俥はだいぶこなされたネタのようで聞かせるところはきっちりと、テンポの強弱もあり
いつしか高津さん、産湯稲荷さんあたりの夜更けの感じにつつまれていました。
明石家のんき 崇徳院
軽めのマクラでリーゼントネタでツカミはOKな感じです。お話の中に独自のギャグを入れられ工夫もイッパイ。
お櫃をせたらうシーンは割愛。また五日という期限を切られるシーンや日本全国縦横十文字の言葉にハテナがあったものの、楽しい落語でした。そういえば、昨夜、日本の話芸で松之助さんの三十石が放映されていました。なんと味のある親子なんでしょうね。ついでに今夜のヤンタンでは兄弟子さんがマシンガントークされていました。
桂福団治 薮入り
マクラではご自身のグダグダ的健康のお話、桂春団治さんの羽織のお話等ですでの会場は爆笑。さてこのお話は
昨年NHKの日本の話芸で、三遊亭楽太郎 さんが演じられているのを録画していたので聞いた記憶がありました。今日のは、この話のいわば起承転結の承のあたりで終わったのは残念。でも 人情味溢れる頑固で、慌て者の父親の描写がきっちりと表現されていて、なおかつすごく言葉の<間>をきっちりととられることでその空気を読むようなそんな落語でした。
読売テレビの取材陣もこられていました。
どうやら下記で放映があるらしいです。
http://osaka.yomiuri.co.jp/movie/index.htm
桂福丸 始末の極意
いつもの世間話的なマクラは割愛し、スッと本題に入られました。普段は全体で2席ですが今日は
4席ということで長くなってしまうからなのでしょう。
それでもこの会場の顔の福丸さんはいつもの笑顔を絶やすことなく
マイペースでお話いただきました。
桂吉坊 稲荷俥
掴みはご自身の年齢ネタ。たしかに1981年のお生まれとは思えないくらいで、羨ましい限りです。
稲荷俥はだいぶこなされたネタのようで聞かせるところはきっちりと、テンポの強弱もあり
いつしか高津さん、産湯稲荷さんあたりの夜更けの感じにつつまれていました。
明石家のんき 崇徳院
軽めのマクラでリーゼントネタでツカミはOKな感じです。お話の中に独自のギャグを入れられ工夫もイッパイ。
お櫃をせたらうシーンは割愛。また五日という期限を切られるシーンや日本全国縦横十文字の言葉にハテナがあったものの、楽しい落語でした。そういえば、昨夜、日本の話芸で松之助さんの三十石が放映されていました。なんと味のある親子なんでしょうね。ついでに今夜のヤンタンでは兄弟子さんがマシンガントークされていました。
桂福団治 薮入り
マクラではご自身のグダグダ的健康のお話、桂春団治さんの羽織のお話等ですでの会場は爆笑。さてこのお話は
昨年NHKの日本の話芸で、三遊亭楽太郎 さんが演じられているのを録画していたので聞いた記憶がありました。今日のは、この話のいわば起承転結の承のあたりで終わったのは残念。でも 人情味溢れる頑固で、慌て者の父親の描写がきっちりと表現されていて、なおかつすごく言葉の<間>をきっちりととられることでその空気を読むようなそんな落語でした。
2010/02/13
◇2010/2/13 教科書にかかれない日本史 高杉晋作決起
元治元年(1864年)7/19に起こった禁門の変の結果、7/24には、長州追討令が発せられる。
そりゃ、大砲を御所に向けたらあかんわな。。孝明天皇は激怒。
わなわな怒りに震えながら「長州を討て!」といわれたのでしょうか。
江戸にある上屋敷(日比谷公園付近)下屋敷(六本木ミッドタウン)にあった長州屋敷は7/26に幕府に抑留され、その後2年間で50人以上が亡くなったそう。京都河原町のホテルオークラ付近の屋敷は禁門の変のために焼け野原に乗じて脱出。大阪のYMCA辺りにあった藩邸は全員無事長州へ脱出成功したそう。
8/1には西国34藩に長州征伐が命じられ、8/7には徳川慶勝が征長軍の総督となり、そしてついには8/22には長州は朝敵の烙印を押される。
まさかの朝敵。足利尊氏辺りの時代に遡らないと朝敵なんて言葉はでてこない。ましては平穏無事な江戸時代ではだれもが思わなかったでしょう。このために毛利のお殿様父子は改名することになりました。
毛利慶親(たかちか)は敬親に。そして毛利定広は(さだひろ)は広封(ひろふう)に。もちろん、官位は剥奪されたのは言うまでも無い。
なんとか解決策をと喧々諤々。長州の中では「正義派」VS「俗論派」に分かれたために互いが互いの命を狙う内紛に突入。有能な人材を次々と失ってゆく。
さて高杉晋作さん。このままでは俗論派に殺られてしまうと萩を脱出し、山口にいるすでに瀕死の重傷をおった井上聞多さんを見舞う。井上聞多さんは9/25に俗論派に襲われ57針を縫って瀕死の重傷。この針はちなみに畳針。軍医として遊撃軍に参加していた適塾出身の所郁太郎さんのおかげで一命をとりとめたものの、この半年後に所さんは腸チフスで亡くなってしまう。歴史の皮肉な点でしょう。
さて晋作さんは山口から奇兵隊が駐屯していた徳地へ移動。蜂起を促したが聞き入れてもらえず肩をおとして下関へ移動。
「ともしびの かげ細くみる 今宵かな」と寂しい句を提灯に書いていたそう。
下関では白石正一郎宅で中村円太と出会う。ここで彼は「佐賀や福岡の殿様は長州に肩入れをするらしい」との情報を得るがこれはある意味で正解。朝廷からの情報を幕府が一極集中すればまた力が強まってしまうので、いわゆる共和性を望んでいたそう。
こんな意見が出るということはすでに封建制度は終わっていたのかもしれないですね。
さて萩では11/11~12にはついに惨劇がおこってしまう。
俗論派が禁門の変の責任を取らせるために福原越後さん・益田右衛門介さん・国司信濃守に切腹させてしまう。ところがそれぞれに告知しな内容が<不義不忠>。殿様に逆らったわけでも忠孝の儀を裏切ったわけでもなくもちろん納得できない。同時に野山獄に入れられていた4人も処刑されて征長軍に届けられる。
もともと征長軍の要求は1.藩主父子の寺院への蟄居2.五卿を九州へ移動させる3.山口の城をつぶす。という要求であった。
奇兵隊の赤根武人の尽力で俗論派との話し合いにより<互いの要人を処刑しない旨>の話し合いがついていたものの高杉晋作さんが伊藤博文を含み12/15に決起し下関会所を襲撃てしまう。これが引き金となって萩では一斉に処刑が行われてしまうがもう遅い。
この時点で萩(俗論派)伊佐(奇兵隊)下関(晋作)という三つ巴。ややこしいことに萩では吉田松陰さんの兄が中立派を唱え、互いがにらみ合う。
下関から晋作さんが伊佐にいた山県有朋と会談、この勢いで萩を攻める案の晋作。この案に反対する有朋。幹部の多数決により有朋の案が採決。手数決です、なんと多数決。
この時点でも武士出身の晋作の意見が通らなかったといことは時代はフリーダムに近づいていた証なのかもしれません。
こんな内乱の際に幕府軍は。
参謀として参加していた西郷どん曰く「長州の事は長州人にまかせる」。
この事件をきっかけとして長州は「武備恭順」の姿勢が定着したそう。表向きは恭順なわけで爪を隠す姿勢のきっかけとなったのでしょう。でもまだまだ長州にはいろんな災難が降りかかってきます。
今回のお話の一部は一阪先生著の「わが夫 坂本龍馬」にも書かれていました。
さてこの講座はまだまだ続き下記のスケジュールが決まりました。
4/17 長州を潰せ!
5/15 突然の天皇崩御
6/19 慶喜と兵庫開港
そりゃ、大砲を御所に向けたらあかんわな。。孝明天皇は激怒。
わなわな怒りに震えながら「長州を討て!」といわれたのでしょうか。
江戸にある上屋敷(日比谷公園付近)下屋敷(六本木ミッドタウン)にあった長州屋敷は7/26に幕府に抑留され、その後2年間で50人以上が亡くなったそう。京都河原町のホテルオークラ付近の屋敷は禁門の変のために焼け野原に乗じて脱出。大阪のYMCA辺りにあった藩邸は全員無事長州へ脱出成功したそう。
8/1には西国34藩に長州征伐が命じられ、8/7には徳川慶勝が征長軍の総督となり、そしてついには8/22には長州は朝敵の烙印を押される。
まさかの朝敵。足利尊氏辺りの時代に遡らないと朝敵なんて言葉はでてこない。ましては平穏無事な江戸時代ではだれもが思わなかったでしょう。このために毛利のお殿様父子は改名することになりました。
毛利慶親(たかちか)は敬親に。そして毛利定広は(さだひろ)は広封(ひろふう)に。もちろん、官位は剥奪されたのは言うまでも無い。
なんとか解決策をと喧々諤々。長州の中では「正義派」VS「俗論派」に分かれたために互いが互いの命を狙う内紛に突入。有能な人材を次々と失ってゆく。
さて高杉晋作さん。このままでは俗論派に殺られてしまうと萩を脱出し、山口にいるすでに瀕死の重傷をおった井上聞多さんを見舞う。井上聞多さんは9/25に俗論派に襲われ57針を縫って瀕死の重傷。この針はちなみに畳針。軍医として遊撃軍に参加していた適塾出身の所郁太郎さんのおかげで一命をとりとめたものの、この半年後に所さんは腸チフスで亡くなってしまう。歴史の皮肉な点でしょう。
さて晋作さんは山口から奇兵隊が駐屯していた徳地へ移動。蜂起を促したが聞き入れてもらえず肩をおとして下関へ移動。
「ともしびの かげ細くみる 今宵かな」と寂しい句を提灯に書いていたそう。
下関では白石正一郎宅で中村円太と出会う。ここで彼は「佐賀や福岡の殿様は長州に肩入れをするらしい」との情報を得るがこれはある意味で正解。朝廷からの情報を幕府が一極集中すればまた力が強まってしまうので、いわゆる共和性を望んでいたそう。
こんな意見が出るということはすでに封建制度は終わっていたのかもしれないですね。
さて萩では11/11~12にはついに惨劇がおこってしまう。
俗論派が禁門の変の責任を取らせるために福原越後さん・益田右衛門介さん・国司信濃守に切腹させてしまう。ところがそれぞれに告知しな内容が<不義不忠>。殿様に逆らったわけでも忠孝の儀を裏切ったわけでもなくもちろん納得できない。同時に野山獄に入れられていた4人も処刑されて征長軍に届けられる。
もともと征長軍の要求は1.藩主父子の寺院への蟄居2.五卿を九州へ移動させる3.山口の城をつぶす。という要求であった。
奇兵隊の赤根武人の尽力で俗論派との話し合いにより<互いの要人を処刑しない旨>の話し合いがついていたものの高杉晋作さんが伊藤博文を含み12/15に決起し下関会所を襲撃てしまう。これが引き金となって萩では一斉に処刑が行われてしまうがもう遅い。
この時点で萩(俗論派)伊佐(奇兵隊)下関(晋作)という三つ巴。ややこしいことに萩では吉田松陰さんの兄が中立派を唱え、互いがにらみ合う。
下関から晋作さんが伊佐にいた山県有朋と会談、この勢いで萩を攻める案の晋作。この案に反対する有朋。幹部の多数決により有朋の案が採決。手数決です、なんと多数決。
この時点でも武士出身の晋作の意見が通らなかったといことは時代はフリーダムに近づいていた証なのかもしれません。
こんな内乱の際に幕府軍は。
参謀として参加していた西郷どん曰く「長州の事は長州人にまかせる」。
この事件をきっかけとして長州は「武備恭順」の姿勢が定着したそう。表向きは恭順なわけで爪を隠す姿勢のきっかけとなったのでしょう。でもまだまだ長州にはいろんな災難が降りかかってきます。
今回のお話の一部は一阪先生著の「わが夫 坂本龍馬」にも書かれていました。
さてこの講座はまだまだ続き下記のスケジュールが決まりました。
4/17 長州を潰せ!
5/15 突然の天皇崩御
6/19 慶喜と兵庫開港
2010/02/11
◇2010/2/11 やぐら寄席
阿倍野区にある宝山寺さんでの「やぐら寄席」に行ってまいりました。最近いろんなところで地域寄席が開催されるゆになり、落語ファンな私としては嬉しい限りです。さて出演者は下記のとおり。
桂雀太 道具屋
桂雀三郎
桂雀喜
桂雀太 道具屋
「あのー落語の前に、ライトを点けてくれますかー」の一言で観客のムードが一気に柔らかくなりました。
今日の客層はほぼ落語初心者さんが多いようで、前説にだいぶ時間を割いておられました。
雀太さんもはきはきとした口調が印象的でしたが、本題にはいると古道具屋に来られた多数のお客様がみなさん同じような方におもえたのは残念でした。また場所取りにいく途中にみかけた金魚すくいの件にすごく拘っておられたのか「これでもかー」ってくらいネタをふっておられました。残念ながら客席には通じなかったみたいでした。
桂雀三郎 八五郎坊主
前フリはおなじみ大学ネタ。龍谷大学、法然などを経てサラダ油へ^^
さて主人公の八五郎が出家先を訪ねるシーンで登場したのは、ずくねん寺ではなく宝山寺の名前をだされたところは秀逸。ぐっと客席との距離が短くなりました。
あのちょんこ節は何度聴いても笑っちゃいます「坊主抱いて寝りゃ~かわいてならん、どこが尻やら頭やら」は最高です^^
桂雀喜 七度狐
非常に丁寧にきっちりと演じられました。わたの一番思いいれのあるネタだけに細部までじっくりと拝聴させていただきました。良い意味でいわば教科書通り。
事件の発端となる茶店では銘酒の件はなし。<いかの木の芽和え>を<いかの木の芽 和え>と区切りを入れられていたのが印象的でした。喜六と清八の会話がテンポよく繰り広げられていました。
桂雀三郎 変り目
「やぐら」は元々は京橋にあった飲み屋さんで、数年前にこの場所に移転。
京橋にあった際のいろんな酔っ払いのお話をマクラにもう会場はドッカンドッカン大爆笑。
この「やぐら寄席」は二回目とのこと。前回は30人で大入り、今回はおそらく100名近く入られていると思われます。
ミュージシャンとしての桂雀三郎。名曲の一節「ユーデル食べ放題」も登場。機会があれば「やぐら行進曲」も聴いてみたいものです。
さて本題ではさすがです。車家のシーンから屋内で奥さんとのやり取りを経て通りかかったうどん屋のシーンと鮮やかに想像させてくれました。
桂雀太 道具屋
桂雀三郎
桂雀喜
桂雀太 道具屋
「あのー落語の前に、ライトを点けてくれますかー」の一言で観客のムードが一気に柔らかくなりました。
今日の客層はほぼ落語初心者さんが多いようで、前説にだいぶ時間を割いておられました。
雀太さんもはきはきとした口調が印象的でしたが、本題にはいると古道具屋に来られた多数のお客様がみなさん同じような方におもえたのは残念でした。また場所取りにいく途中にみかけた金魚すくいの件にすごく拘っておられたのか「これでもかー」ってくらいネタをふっておられました。残念ながら客席には通じなかったみたいでした。
桂雀三郎 八五郎坊主
前フリはおなじみ大学ネタ。龍谷大学、法然などを経てサラダ油へ^^
さて主人公の八五郎が出家先を訪ねるシーンで登場したのは、ずくねん寺ではなく宝山寺の名前をだされたところは秀逸。ぐっと客席との距離が短くなりました。
あのちょんこ節は何度聴いても笑っちゃいます「坊主抱いて寝りゃ~かわいてならん、どこが尻やら頭やら」は最高です^^
桂雀喜 七度狐
非常に丁寧にきっちりと演じられました。わたの一番思いいれのあるネタだけに細部までじっくりと拝聴させていただきました。良い意味でいわば教科書通り。
事件の発端となる茶店では銘酒の件はなし。<いかの木の芽和え>を<いかの木の芽 和え>と区切りを入れられていたのが印象的でした。喜六と清八の会話がテンポよく繰り広げられていました。
桂雀三郎 変り目
「やぐら」は元々は京橋にあった飲み屋さんで、数年前にこの場所に移転。
京橋にあった際のいろんな酔っ払いのお話をマクラにもう会場はドッカンドッカン大爆笑。
この「やぐら寄席」は二回目とのこと。前回は30人で大入り、今回はおそらく100名近く入られていると思われます。
ミュージシャンとしての桂雀三郎。名曲の一節「ユーデル食べ放題」も登場。機会があれば「やぐら行進曲」も聴いてみたいものです。
さて本題ではさすがです。車家のシーンから屋内で奥さんとのやり取りを経て通りかかったうどん屋のシーンと鮮やかに想像させてくれました。
◇2010/2/11 おとうと
午後からの大笑い予定の「やぐら寄席」の前に「おとうと」を鑑賞してきました。
吉永小百合演じる高野吟子と笑福亭鶴瓶演じる丹野鉄郎二人の絆をここまで堅くしたのにはなにがあったのでしょうか。
不肖の弟をここまで信じ、そして庇うことができる姉の心の奥底はどんなだったでしょう。
物語は蒼井優演じる高野小春をキーポイントとして、結婚、離婚・・そして叔父の最後にかけつける心情はどんなだったでしょう。
最近、大阪といえば園がの中で書かていたイメージが多いようで残念におもいますが物語りに深みを与えるにはぴったりだったのでしょう。
私の祖母も祖父も他界してもうだいぶ経過しますがそれでもあの時の心を思い出させるようなシーンでおもわず涙しました。
ちょうど今日は祭日ということで映画館は「アバター3D」で大賑わい。
そのなかでこの映画は半分以上が埋まっていたので大健闘。
年齢層はとても高く、高野吟子の発する言葉にいちいち頷くおじいさんが真後ろにいました。おそらくご自身を重ね合わせておられたのかもしれませんね。
吉永小百合演じる高野吟子と笑福亭鶴瓶演じる丹野鉄郎二人の絆をここまで堅くしたのにはなにがあったのでしょうか。
不肖の弟をここまで信じ、そして庇うことができる姉の心の奥底はどんなだったでしょう。
物語は蒼井優演じる高野小春をキーポイントとして、結婚、離婚・・そして叔父の最後にかけつける心情はどんなだったでしょう。
最近、大阪といえば園がの中で書かていたイメージが多いようで残念におもいますが物語りに深みを与えるにはぴったりだったのでしょう。
私の祖母も祖父も他界してもうだいぶ経過しますがそれでもあの時の心を思い出させるようなシーンでおもわず涙しました。
ちょうど今日は祭日ということで映画館は「アバター3D」で大賑わい。
そのなかでこの映画は半分以上が埋まっていたので大健闘。
年齢層はとても高く、高野吟子の発する言葉にいちいち頷くおじいさんが真後ろにいました。おそらくご自身を重ね合わせておられたのかもしれませんね。
登録:
コメント (Atom)