◇ 2009/7/19 第503回 田辺寄席 09年7月19日(日) 昼席
《新・じっくりたっぷりの会-桂枝三郎の段》
一、金明竹 桂阿か枝(五代目文枝門下)
二、羽織 桂枝三郎(三枝門下)
三、503回笑呆亭/「六尺棒」から 桂 文太(五代目文枝門下
四、「太閤記」より天王山のとり槍 旭堂南北(三代目南陵門下)
五、天神祭 桂枝三郎(三枝門下)
さて今日はお天気予報では雨空・・でもなんだか快晴。最近の天気予報は当らないようで、それだけ低気圧の移り変わりが激しいのでしょうね。
さて一番太鼓の後に続いて開口0番。文太さんより「はめもの」についての
お話がありました。
文太さんのお話にあわせ実演していただきましたのは桂阿か枝さん。
締め太鼓や大太鼓をうまくたたき分け、また当たり鉦や銅鑼も器用に
演奏くださいました。
一、金明竹 桂阿か枝
桂阿か枝さんの高座は今回で3回目。この半年の間に1/25 「しびんの花活」・4/26 「ねずみ」そして今回の「金明竹」を聞く事ができました。
素人の私がいうのもなんなのですが、ビックリしました。
すっごくお上手になられていて、簡単に私の脳裏には天然ボケな小僧さんと難儀する番頭さん、そして後半にはごりょんさんと加賀屋佐吉方のお使いの方の情景がイキイキと浮かび上がりました。
二、羽織 桂枝三郎
はじめてお聞きさせていただく噺家さん&お話です。
桂枝三郎さんはすっごぃ個性的な印象でいかにも噺家さんのご様子です。
初めての田辺寄席ご出演ということで、「羽織」に入るまでに色々と軽話で心をつかみ本題に入っていかれました。
桂枝三郎さんが事前に言われていた通りのお話でしたが若い衆の話し口や表情、また羽織を借りにいった先での
やり取りが印象的でした。
三、503回笑呆亭/「六尺棒」から 桂 文太
その手があったかwwwって思わせるぐらいの大爆笑!
同じような年代のお子様が居られるようで共通点がありすぎです。
久しぶりにみました。
おそらく、キューティムーンロッドでセーラームーンRのはずww
微笑ましいお話から本題の親不孝息子のお話へ。
もう可笑しくて可笑しくて。腹筋が痛かったです。
四、「太閤記」より天王山のとり槍 旭堂南北
久しぶりの講談です。
歴オタなのですごく大好きなお話です。
「時は天正10年6月2日」から中国大返しを経て天王山へ。
楽しませていただきました。
五、天神祭 桂枝三郎
トリを務められました桂枝三郎さんです。この「天神祭」というお話しの内容が旭堂南北さんのお話とかぶるとのことでお話を変更されました。
「いたって気楽な男、よそから鯖をもらいまして・・」え?これ・・『地獄八景亡者戯』やん。いまから1時間近くあるネタをするの?
上手い具合に大筋には関係の無い「ふぐの若旦那衆」の話しや「責め地獄の下り」を割愛されました。
いたるところに 桂枝三郎さん独自の笑い所満載!
ほんとうに楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。