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2010/04/18

2010/04/18 第60回記念生野弁天寄席~成恩寺落語会~@成恩寺

・第60回記念生野弁天寄席~成恩寺落語会~@成恩寺


今回はじめてご縁がありお伺いさせていただきました。
会場となっていある成恩寺さんは臨済宗東福寺派 宝興山成恩寺
別名東福寺大阪別院とも言い弘安2年(1279年)、関白・一条実経が東福寺の禅師・奇山円然を招いて開山したのが創建の経緯と伝わる、街中とはおもえない位の静かな佇まい古いお寺です。
境内には涅槃像、天神社、そして力士の墓がありました。
また会場となったご本堂には聖天さん、弁財天さんがおられるご様子です。
また今回は60回の記念公演とのこと。いままでにない客入りであったとのことでした。

笑福亭生寿「三人旅」

キレの良い口調ですっかり安定された様子。新しいネタに挑戦され次々と手数を増やされているのが目に見えてわかります。足にマメをこしらえて歩けなくなったツレのために、3人で馬に乗って次の宿まで行くことにする3人。その馬主との交渉が見せ場。ところが変な値切り様をして馬主にどやされたあげく、逃げる破目に。生寿さんの口調は2人は普通に走られる、痛い足を引きずりながら泣きながら走ってくるツレの様子が非常に秀逸。


笑福亭生喬「次の御用日」

テレビでは何度か拝聴したことがある生喬さんの落語。
マクラでは某噺家さんの出馬について。たしかに私も疑問をもっているタイムリーな話題。そしてご自身の内弟子時代の厳しさについて。箸の上げ下ろしや食べ方に至るまで徹底的に治されることが今になってありがたいと思うそう。やはり鉄は熱いうちに打ての如く、若いうちの修行はありがたいものだと自分にも言い聞かせました。
さてネタは「次の御用日」。お白州での取調べで、奉行と天王寺屋藤吉の会話で大爆笑。たたみ込むように会場を爆笑の渦にされました。生喬さんは人様の描きわけが大変見事でこのお話に登場する、やんちゃな丁稚をはじめ、旦那、お嬢さん等の様子が見事でした。


桂都んぼ「おなつ観音」

都んぼさんは、今年のお正月に「佐々木裁き」、昨年秋に「みかん屋」を拝聴。
マクラではなかなか薀蓄のあるお話をいただけました。
同じ物事が好きな100人の中の1人に「うまい人」がいて、うまい人100人の中にやっと「名人」が1人出てくるとのこと。
なるほど。たしかにそのとおりだとおもう。
そして話は左甚五郎の晩年をモチーフにした落語。作:くまざわあかね と書かれていました。ネットでいくつか調べて見ますと、くまざわあかねさんは落語作家さんで小佐田定雄さんの奥様のよう。
左甚五郎さんを題材にしたお話は「ねずみ」「竹の水仙」がありますが、この話しをいれて3部作になるくらいしっとりとしたお話。
番頭の久七に恋焦がれた糸屋の娘「お夏」、ついに亡くなってしまう。離れたところにある長屋に住んでいる酒びたりの甚五郎にお夏の魂を呼び寄せる観音様を作って欲しいとの依頼が・・。以降省略。
笑いあり、涙ありのステキなお話でした。


桂九雀「軒付け」

前半の浄瑠璃を習って数ヶ月の男がおさらい会で大爆笑されたのを好演であったと勘違い。修行のために「軒付け」して回るというお話。このお話も繰り返しが何度も有る面白さ。数パターンしか弾けない三味線引き、鰻の茶漬けを食べたい男・・・そこに九雀さんは、小沢さんや鳩山さんを登場させた。。大爆笑につつまれて大盛況に終わりました。