場所は地下鉄の夕陽丘四天王寺前を下車、愛染坂を下ってすぐ左にある泰聖寺さん。
本年初の開催となります。
←左赤丸に「タイセウ」と書かれています。
すっごくおっきくてびっくりです。
(萬寿大阪細見図(1863))
14時開演の10分程前にご住職さんさんからのご挨拶があり、泰聖寺のご由緒をご説明いただく。なかでも興味を引いたのは法然上人(浄土宗)の入滅は1262年ということで今年は750年となる。また法然上人を師と仰いだ親鸞上人(浄土真宗)は700年となることから京都では国立博物館をはじめ記念イベントが開催される。これを逃すと次は50年後なのでおそらく私ももうあっちの世界にいるかもなのでぜひ行きたいとのこと。また、柳谷観音・泰聖寺は宝暦5年(1755)証空哲山上人による創建にて以来、山城(京都長岡京市)柳谷観音大阪霊場として信を集め、境内に湧出する「金龍水」「銀龍水」は大阪七名水のみならず「眼病にご利益あり」との評判高く、また「明治天皇御用水」の栄を授かるに至り注目を集めました。また茶道の水としても名高く、茶人・風流人が心を寄せるほどであった。
のちに当山は太平洋戦争で戦火に遭い(S20/3/14)、堂宇全てを消失したが、戦後、柳谷観音「楊谷寺」より「十一面千手千眼観世音菩薩」を拝領し本尊として安置し奉り、柳谷観音大阪別院として再出発、信仰同乗として現在に至るとのこと。
※転記
また、今日は黄昏亭さくらさんがご欠席、体調がお悪いとのことで非常に残念です。
前講
黄昏亭もみじ 「山内一豊とその妻」
このお話は昨年テレビだったとおもいますが某噺家さんがされていたお話と同様。
その際は私的にも物足りなく思えた話しであっただけに、楽しみにしていました。旭堂南斗 「黄門と農業」
私の頭の中では、東野英二郎さんが演じられていた水戸黄門様が再生されていました。
そして最後にあの「ふぁっ!ふぁっ!ふぁ!」と陽気に笑い飛ばされたかもしれませんね。
旭堂南舟 「宮本無三四」
いつも南舟さんの講談を聞かせていただくと、マクラで話される印象と講談での印象が、まぁここまでかけ離れた方も珍しいと感じています^^
それだけ、それぞれの世界感の中にご自身が入り込んで居られるからなのでしょう。
天狗飛び切りの術、、佐々木小次郎との決闘の際に使った秘術はここでマスターされたのですね♪自信が講談に凝りだしてまだ日が浅いので私も日々勉強中。とてもためになるお話でした。
旭堂南左衛門 「愛宕山梅花折り取り」
「寛永三馬術」より 曲垣平九郎(まがきへいくろう) 「愛宕山梅花折り取り」というらしい。三代将軍の家光公が秀忠公のご命日参りの際に宕山円福寺へ参った際の話。
長々と続く石段の上に咲く紅梅、白梅。さて馬術をもって如何に駆け上がり入手するか・・。
上手と名人との違いのくだりはなかなか深かった。やっぱ講談は勉強になります。
次回の柳谷観音・泰聖寺講談会 旭堂南左衛門一門会は3月の26日。第11回柳谷観音・泰聖寺講談会 旭堂南左衛門一門会は5月7日、演目はこの日付に因み難波戦記特集とのこと。
また6月に泰聖寺さんでは坂田三吉氏縁の観音様や銘水をモチーフとした創作講談がお披露目されるそう。歴オタであり、講談大好きな私としてはコレは見逃せない。