第1回イーグル寄席が開催されました。会場は新大阪駅のすぐ近くにあるイーグルボウル5階のパーティルーム。
第1回目の記念すべき会に参加できた事ってすごく幸せです。
ずっと続く事をお祈りしています。
もちろんできるだけ参加させていただきます^^
桂 三ノ助 「動物園」
三枝さんの10番目のお弟子さん。三ノ助さんの高座は2008年の12月に田辺寄席で拝聴していますが当時の印象もすっかりと消えてまして初めてお会いした方?という感じで楽しませていただきました。
定番のお話をキッチリと押さえて演じられていた感じがあり好感触でした。
独自の工夫では羽織の紐wwこれは初めて見たパターンでした。
桂 枝女太 「持参金」
マクラからいよいよ本題に入る時に客席から携帯が鳴るアクシデント。
それでもさすがキッチリとつないで本題へ入られました。
そういえば、今日は携帯電話など諸注意が無かったからか・・・。初心者層がこられた寄席の際はまだまだ注意が必要なんでしょうね。
この「持参金」は元々は「不思議の五円」という題であったらしく持参金の額は五円。そしてこの五円は御縁とかけていたのでしょう。今回のネタでは20円となっていました。明治30年頃、公務員の初任給は10円程度なので今の感覚だと2万?円ができたのは明治4年。圓と表記していたらしく、生まれたばかりの明治政府のドタバタの中での切り替えで当時はもっと価値があったのでしょう。
旭堂南左衛門 「徂徠豆腐」
荻生徂徠は、寛文6年2月16日(1666年)の生まれとの事。(ちなみに没は享保13年(1728年))そして赤穂義士の討ち入りは元禄15年12月14日(1703年)なのでこのお話は徂徠が37歳の出来事となります。たしかに文献で増上寺の近くの塾生活では貧困を極めたとらしいです。江戸落語のネタにもあるらしく機会がりましたらぜひ拝聴でいたいとおもいます。色々とサイトを眺めていると一龍斎貞丈さんが原作っぽいようですが何代目なのかは不明でした。
いつものことですが、おそらく南左衛門さんの情感たっぷりの口調とその表情につい世界に入ってしまって涙が流れるんでしょう。今回も徂徠と豆腐屋さんの再開のシーンではグッときちゃいました。
笑福亭 仁嬌 「天狗裁き」
転寝をしている旦那が見た夢を次々と皆が聞きたがり大騒動になるお話。
西町奉行所のお代官よりもさらに上を行く鞍馬山僧正谷にすむ大天狗のその威厳高い様子。
そしてすっとサゲに入った爆笑は狙い通りという感じでしょう。
このイーグル寄席は仁嬌さんのお膝元との事。
本当に第1回の開催、おめでとうございました^^